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クルミットです♪
石亭の戦いで泥沼のような敗北を喫し、傷ついた息子を背負って戦場を歩くシバイの背中。洛陽ではソウシンとソウキュウが鬼の形相でその首を狙い、皇帝ソウエイは冷徹に盤面を眺めています。諸葛亮が仕掛けた「調虎離山」の計にまんまとハマり、シバイが再び孟達討伐という名の暗闇へ引きずり出されていく展開に、観ていて胃がキリキリしました。息子たちの野心を知り、絶句するシバイの表情が忘れられません。
それでは47話を一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 47話のあらすじ
深夜の魏軍陣営は、石亭の戦いで力尽きた兵たちの呻き声と、焦げた匂いが充満する地獄のような場所でした。シバイは鄧艾たちと血眼になって戦場を駆け回り、行方不明になった息子・シバシの姿を追います。そこへ、老将軍・カキが瀕死のシバシを背負い、死線を越えて戻ってきました。かつてシバイと交わした「必ず連れ帰る」という約束を果たすため、全身に傷を負いながらの帰還でした。安堵したシバイは、矢が刺さったままのシバシを背負い、軍医のもとへ全力で駆け込みます。
カキ将軍がボロボロになりながらシバシを運んできたあの瞬間、涙腺が緩みました。敵味方の区別なく、ただ武人としての約束を貫くあの姿、本当に震えます。
一方、大司馬・ソウキュウの怒りは頂点に達していました。治療中だったシバシの帳に乱入したソウキュウは、シバイを激しく罵り、あろうことか刀を振り上げます。鄧艾が間一髪でこれを食い止めますが、シバイは一歩も引かず、ソウキュウが独断で無謀な作戦を決行した過失を淡々と突きつけました。正論を突きつけられたソウキュウは、あまりの悔しさに吐血して倒れ込みます。この敗北により魏は攻勢から一転、二十三年もの間、東呉への侵攻を断念せざるを得ない状況へと追い込まれました。陸遜の完璧な策が、孫権の皇帝即位を後押しする歴史的な転換点となったのです。
自分の無能さを棚に上げて、部下に当たり散らすソウキュウの姿、本当に情けないです。司馬懿にすべて論破されて血を吐くなんて、自業自得という言葉しか浮かびません。
成都では、諸葛亮がこの結果をすでに読み切っていました。「今後十年、江東に憂いなし」と言い切り、魏の弱体化を最大の機と捉えて北伐への準備を急ぎます。洛陽の皇宮では、ソウシンとソウキュウが結託し、シバイの死罪を曹叡に要求していました。しかし、曹叡はシバイを完全に潰すつもりはなく、形ばかりの免職と自宅謹慎を言い渡します。納得のいかないソウキュウに対し、若き皇帝・曹叡は非常に冷静かつ冷酷に、相手の言い分を切り捨てました。ソウキュウは目の前の皇帝から漂う底知れぬ狂気を感じ、戦慄します。
皇帝のあの冷ややかな対応、ゾクゾクしました。曹一族を身内として扱うどころか、都合のいい駒のように見下しているあの表情、本当に恐ろしいです。
シバイの屋敷では、孫の教育をしていたシバイのもとを鍾会が訪れます。権力争いから退いた理由を納得する鍾会ですが、庭ではシバショウが父・シバイの真の野心について語っていました。その会話を偶然聞いてしまったシバイは、その場に立ち尽くし、表情が凍りつきます。同じ頃、諸葛亮は「調虎離山」の計を画策していました。孟達が裏切ったという偽情報を流し、シバイを洛陽から遠ざけようという狙いです。この挑発に曹真が食いつき、シバイの孟達討伐が決定します。ソウキュウの息子・ソウソウは臆病にも出陣を拒み、父に「司馬懿を討伐に向かわせろ」と進言。夏侯玄の忠告も空しく、シバイは宛城の兵だけを率いて、罠の待つ新城へ向かう羽目になりました。
息子たちがいつのまにか父の権力欲を先取りしてあんな話をしているなんて、親としてこんなに怖いことはありません。庭で聞いたあの一言が、シバイの心に深く刺さったはずです。
司馬懿の心に刻まれた亀裂
この回で一番きつかったのは、やはりシバイが息子・シバショウの言葉を盗み聞きしてしまった場面です。これまで家族を守るために慎重に立ち回り、身を粉にしてきたシバイにとって、愛する息子がすでに自分以上の野心を持ち、それを鍾会に漏らしている事実はあまりに衝撃的でした。シバイの苦労を間近で見ていたはずの息子が、別の野望を抱き始めている。その亀裂が、司馬家の未来が崩れていく音のように聞こえて、胸が苦しくなります。
また、諸葛亮が遠くから仕掛けた「調虎離山」の計に、ソウシンやソウキュウといった魏の重鎮たちが、まるで操り人形のように動かされている様子も見ていて落ち着きませんでした。諸葛亮の知略が冴え渡る一方で、その掌の上で魏が内側から崩れていく様には冷や冷やします。
特に、宛城の兵だけでどうやって難局を乗り切るのか。曹叡の底の見えない思惑、曹真たちの執拗な追い込み、そしてシバイ自身の内に芽生えた息子への疑念と不安。張り詰めた糸がいつ切れてもおかしくない、そんな危うさだけが強く残る回でした。
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