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クルミットです♪
自ら車輪を引いて足を砕くというシバイの壮絶な決断、そして楊修による執拗で容赦のない検査。曹操という巨星の影で、知略と執念が激しくぶつかり合う第5話がやってきました。官渡の戦いという大きな嵐の予感とともに、シバイと曹丕、二人の男の運命もまた、取り返しのつかない方向へと大きく動き出します。それでは5話を一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 5話のあらすじ
シバイが荀彧の知恵を借りて曹操の仕官要請をかわした件について、曹丕が直接シバイのもとを訪れ、その真意を問い詰めました。曹丕は自身が志す大業へ協力するようシバイを強く誘いますが、シバイは丁寧にこれを辞退。誘いを拒絶された曹丕は、不機嫌な様子でその場を去りました。
「あんたの頭脳が欲しい」という曹丕のギラギラした熱量、シバイに対しては特に隠そうともしない強引な姿勢に、胸がギュッとなりました。この二人、対等でありたいという憧れと、引きずり下ろしたいという複雑な感情が入り混じっていますね。
曹操の屋敷では、足かせをつけられた楊修が引き出されていました。楊修はシバイの一家を陥れた罪を認めつつも、自身の才を利用して曹魏のために働くことを曹操に願い出ます。曹操は楊修の才能を惜しみ、杖刑50回という罰で許した上で河北への出陣を命じました。さらに袁紹陣営へ投降したふりをする「偽の投降」という策を授けます。曹丕は戸惑いますが、曹操は「乱世では徳よりも才が重要である」と説きました。
自分を裏切ったはずの楊修さえも駒として使い倒す曹操の割り切り方、もはや怖すぎて背筋がゾワゾワしました。情よりも実利、この冷徹さが曹操というリーダーの凄みなんですね。
その後、曹操から「司空主簿」への任命状が届き、シバイは拒絶の対応に追われます。兄の司馬朗が間に入り一度はその場が収まりましたが、シバイの決意は固まっていました。なんとシバイは荷車を引く馬の足を狙って重い車輪を走らせ、自らの足を砕いてしまったのです。駆けつけた司馬孚は、動かなくなったシバイの足を見て言葉を失いました。
画面越しに「ゴキッ」という音が聞こえた気がして、思わず目を逸らしたくなりました。権力に屈しないためとはいえ、自分の足を物理的に破壊するなんて、狂気じみた意志の強さに鳥肌が立ちます。
床に伏せる夫に対し、妻の張春華は嘆き悲しみますが、シバイは自身の傲骨を貫くために必要だったと語ります。そこへ激怒した曹丕が乗り込んできました。シバイの手段に対して、曹丕は痛烈な言葉を浴びせます。この知らせを聞いた曹操は、シバイの真意を見抜くべく郭嘉に相談。郭嘉は「シバイは袁紹側に味方するから曹魏を拒んでいる」という噂を流す策を提案しました。
曹丕の怒りもわかります。大事な切り札を自分の手で壊されたようなものですからね。でも、シバイにとって足が自由であることは、死ぬよりも窮屈な選択肢だったということなんでしょうか。
郭嘉の策略により、身の潔白を証明するため、足が不自由なまま曹操のもとへ行くことになったシバイ。曹操は楊修に命じて足の状態を徹底的に調べさせます。楊修は冷酷にも添え木を外し、太医に検査させましたが、結果は「本当に足が廃人同然で感覚がない」というものでした。これを受け、曹操はシバイの解放を認めます。
楊修がシバイの足を容赦なくいじくり回すシーン、見ているこっちが痛みを想像して冷や汗が出ました。バレたら即死という極限状態でのシバイの演技、心臓がバクバクしました。
建安5年、官渡の戦いが幕を開けました。出陣直前、曹操は荀彧に対し後継者についての意見を求めます。回答を読んだ曹操はただ笑みを浮かべるのみでした。一方、自宅のシバイは新調した車椅子を自在に操り、官渡の情勢を分析していました。
戦場へ向かう緊迫した空気の中で、あえて後継者の問題を突きつける曹操。部下を試すようなその余裕、底が知れなくて本当に恐ろしいです。
シバイの車椅子は覚悟の証
今回のエピソードで一番衝撃を受けたのは、やはり自ら足を砕くあの瞬間でした。権力の渦から逃れるためなら、自分の体を傷つけることも躊躇しない。シバイのあの凄まじい覚悟には、ただ圧倒されるばかりです。
そして、そんなシバイの足を徹底的に検査する楊修の姿も忘れられません。添え木を外し、太医に検査させる楊修の目は、まるで壊れた機械の修理箇所を探しているかのように無機質でした。彼らにとって人の体さえも、乱世を勝ち抜くための「情報」の一つに過ぎないのだという現実が突きつけられます。
足を失ったことで、シバイは逆に政界のしがらみから解放されたようにも見えます。物語のラスト、新調された車椅子に乗り、静かに官渡の戦況を分析するシバイの表情には、痛みよりもどこか晴れやかな色が宿っていました。戦場へは行けない。でも、だからこそ彼は家の中から、誰よりも冷静に天下の行方を見据えています。
この足の不自由さは、彼を縛る鎖ではなく、表舞台から隠れながら天下を動かすための「仮面」として機能し始めました。車椅子に座り、淡々と情勢を読み解くシバイの姿を見ていると、これから始まる彼独自の戦いの幕開けを感じずにはいられません。権力という巨大な濁流からあえて外れることを選んだ男が、これからどうやって歴史の表舞台に再び姿を現すのか。その執念深さに、物語の深みを感じました。
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