ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
5話、しんどかったです。楚北捷がこれだけ正直に気持ちを伝えた回なのに、白娉婷は翌朝そっと姿を消してしまう。立場が違うから、ということはわかる。でもわかるからこそ、きつい。
それでは5話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 5話のあらすじ
冒頭は晋王の回想から始まります。処刑の前日、晋王は白娉婷と面会していました。「命が惜しければ、鎮北王には二度と会うな」と告げる晋王に、白娉婷は落ち着いて答えます。「卯の刻(夜明けごろ)に処刑してほしい。日差しが苦手なので」と。
これは計算でした。正午の影を利用すれば、衆人環視の中でも人を入れ替える隙ができる。晋王はその計画を読んでいて、楚北捷に「うまくいっていれば、今ごろ白娉婷は燕王・慕容粛の馬車の上にいるはずだ」と話します。
晋王、実は白娉婷に加担していたんですよね。この回でようやくちゃんとわかりました。
楚北捷は晋王の制止を振り切って馬車を追いかけます。
慕容粛の馬車では、白娉婷がうたた寝のふりをしていました。慕容粛が「命を救ってやったのに礼もないのか」と言えば、白娉婷は淡々と返します。大晋が北伐の準備をしているいま、敬安王府が滅んで戦える将軍もいなくなった。だから仕方なく救ったんでしょう、と。
慕容粛の顔が一瞬固まった気がして、そこが好きでした。図星だったんだろうな。
そこへ何侠が現れ、「自分の人間を返せ」と叫びながら白娉婷を連れ去ろうとします。燕王が林の中の三千の禁衛軍を呼び出す命令を出すと、何侠は多勢に無勢と悟ります。そこへ楚北捷も駆けつけ、白娉婷の手を取りました。
こうして何侠と楚北捷がまた向かい合い、激しく斬り合いが始まります。白娉婷が剣を抜いて二人の間に割って入ると、何侠が「俺と来い」と言います。しかし白娉婷は言い切りました。「私はもう鎮北王のもの。鎮北王妃です」と。
これは嘘でした。何侠を安全に逃がすために、わざとそう言ったのです。
あの場で言える言葉として、よくあれが出てきたなと思いました。こっちまで一瞬信じかけた。
何侠が去った後、楚北捷が白娉婷を連れて逃げようとしました。でも白娉婷は振り返り、楚北捷の肩口に深々と剣を刺します。自分でしておきながら、白娉婷の顔は信じられないという様子でした。楚北捷は傷を押して馬を奪い、白娉婷を引き上げて駆け去りました。
山の洞窟にたどり着いたところで、楚北捷は気を失います。白娉婷は申し訳なくて、傷を手当てして薬草を探しに外へ出ようとしました。すると楚北捷にぎゅっと腕を掴まれます。
「もう逃げないでくれ。俺たちの縁は運命だ。今日、刑場まで迎えに行くつもりだったんだ。一緒に世界を旅するために」
そして、はっきりと言いました。「この一生で、俺が愛するのは白娉婷ただひとりだ。お前のためなら千の刃にかけられても耐えられる」
傷を負ったまま言うんですよ。腕を掴んだまま。ちょっと待って、という気持ちになりました。
夜が更けて、白娉婷は焚き火のそばで眠る楚北捷を見ていました。それでも立ち上がり、洞窟を出て行きます。「楚北捷がただの普通の人だったら、どんなに良かっただろう」と思いながら。
夜明けに目を覚ました楚北捷の目に映ったのは、消えかけた焚き火だけでした。
—
その後、慕容粛が晋王に白娉婷の引き渡しを要求し、従わなければ燕晋の盟約を破ると脅します。張貴妃はそれで白娉婷が生きていたと知り、燕王がここまで執着する理由として白娉婷の素性を疑い始めます。晋王は、牢に入れてある何侠の従者・冬灼を尋問することにしました。
拷問を受けた冬灼が白状します。白娉婷には家に伝わる兵書があり、その兵書を得た者が天下を得ると言われているのだ、と。
晋王は冬灼を城門の上に吊るして囮にします。白娉婷が助けに飛び出そうとすると、楚北捷が止めました。冬灼の体中に鈴が巻かれていて、鳴れば三百の禁衛軍が来る。二人だけでは太刀打ちできない、と。
白娉婷が助けを求めると、楚北捷は自らロープを切り、馬を用意して言います。「冬灼を連れて先に行け」と。白娉婷が心配すると、楚北捷は「俺が望むのはお前が生きていることだけだ」と答えました。
白娉婷を逃がした後、楚北捷は捕えられます。晋王が「鎮北王ともあろう者が女ひとりのために牢破りをするとは」と怒ると、楚北捷は静かに言います。これは晋王の罠だとわかっていた。白娉婷を捕まえさせたくないから、自分から飛び込んだのだ、と。
孤高の花 5話の感想まとめ
一番残っているのは洞窟の告白の場面です。傷を負ったまま腕を掴んで「千の刃にかけられても耐えられる」と言った楚北捷。大げさには聞こえなかったです。それまでに何度も体を張ってきた人の言葉だから。
でも白娉婷にとっては、その気持ちを受け取れる状況にない。普通の人ではないから。それだけの理由で。
洞窟を出る白娉婷、振り返らなかったんですよね。振り返ったら戻れなくなるとわかってたはずで、あそこはきつかった。
何侠を逃がすために「鎮北王妃です」と言い切ったあの場面も、ずっと頭に残っています。嘘なのに言葉として本物っぽくて、楚北捷の顔が少し変わった気がしました。ああいう言葉は、拾ってしまうんですよね。
目が覚めたら焚き火しかなかった。あの楚北捷の顔が、この回でいちばん切なかったです。
コメント