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クルミットです♪
17話は、ずっと宙ぶらりんだった何侠と耀天の縁組みがやっと動き出す回です。家宝の宝玉を持参して朝廷で正式求婚、という思い切った展開。でも、その裏でふたりをすれ違わせ続けていた貴常青の動きを知ってしまっているので、素直に喜べない気持ちもあります。そして白娉婷の場面が、この回でいちばん静かに重く残りました。
それでは17話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 17話のあらすじ
耀天(ヤオティエン)公主が摂政として初めて朝廷に立った日、大臣たちはいきなり「国に君主がいないのは困る、早く新王を擁立せよ」と一斉に迫ります。
初登朝なのに、いきなりそれか……せめて一日くらい落ち着かせてあげてほしい。
耀天は毅然と応じます。「摂政として朝政を預かるが、自分は白蘭の公主であり続ける。王にはならないと天に誓う」と。揺るがない言葉でした。
一方、宰相の貴常青は何侠(ヘシャ)が宮に到着すると、出迎えの場でいきなり嫌がらせをします。「正門から入れるのは王公・重臣のみ」と言って脇門から入らせるんです。何侠は公主が発行するはずの印章も勅書も持っていないので、言い返せない。そのまま飲み込むしかありませんでした。
初対面でいきなり脇門……この宰相、本当に陰湿です。
そして貴常青は何侠に「公主があなたを駙馬(婿)に選ぼうとしている」と告げます。が、同時に「白蘭のしきたりに従っておとなしくしていること、将軍の肩書きなど白蘭では無用です」と釘を刺しました。体よく格下げしています。
これに頭に来た何侠は、このまま公主には会わないと決めます。
そのとき耀天は、鏡の前で紅を差しながら心上人の到来を待っていました。
こっちは何侠が脇門で嫌がらせされてたことを知っているので、この場面がきつい。
戻ってきたのは貴常青ひとり。「何侠は自分では公主に不釣り合いだと言って帰ってしまった」と涼しい顔で嘘をつきます。耀天の表情がすっと曇る場面、見ていて息苦しかったです。
朝廷では毎日、新君擁立の催促が続きます。貴常青が「駙馬候補がいる」と言い出し、名を挙げたのは自分の息子・貴炎(キエン)でした。耀天が少し揺らいだその瞬間、宦官が「何侠と名乗る者が謁見を求めています」と知らせてきます。その瞬間、耀天がふっとほぐれて笑います。
あの瞬間の表情。見てて、こっちまで息ができた気がしました。
何侠は大臣たちの前に現れ、敬安王府に伝わる家宝の宝玉を携えて、耀天へ正式に求婚します。大臣たちが次々と「身分が釣り合わぬ」と反対する中、耀天はひるみません。「何侠と誠心誠意向き合ってきた。この縁談、受けます」と宣言しました。貴常青が仕掛けた妨害はあっさりと崩れて、父子がどんな顔をしていたかは、想像するだけで少しすっとします。
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別の場所では、楚北捷(チュ・ベイジェ)が意識のない白娉婷(ハク・ヘイテイ)のそばにいます。山で薬草を採ってきて、自分の手で飲ませようとしているのですが、薬汁が口の端からぼたぼたとこぼれてしまう。飲み込む力すらない状態です。
薬がこぼれていく描写、見ているのがつらかった。
焦った楚北捷が当たり散らすと、酔菊(スイキク)が「こんな扱いなら師匠と旅に出る」とぷんぷんして立ち去ろうとします。でも結局、師匠から聞いた蒸し風呂療法(薬草を使った蒸気浴で、皮膚と呼吸から薬効を取り込む方法)を提案してくれます。怒りながらも見捨てない酔菊、こういうところが好きです。
着替えを手伝っているとき、酔菊は白娉婷の懐から手紙を見つけます。楚北捷に宛てたものでした。「あなたがこれを読んでいるということは、わたしたちはもう生死を隔てている。どうかわたしを忘れて、安らかに生きてほしい」という内容です。
山に入る前から、もう戻らないつもりで書いていたんですよね。わかっていても、改めて読むとしんどかった。
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晋(シン)の側でも話が動いています。最愛の人を失った晋王は酒と遊びに溺れはじめていて、后妃の人選など考える気になれない様子です。張貴妃が「亡き王后から鳳凰印を預かっています、名分がないのでお返しします」と申し出ると、「好きにしていい、父親(張尚書)に処理させよ」と追い返します。
これ、完全に貴妃の思うつぼで。こうして実権を固めていくんだと思うと、晋王がちょっと心配になります。
孤高の花 17話の感想まとめ
この回でいちばん長く残ったのは、白娉婷の手紙の場面です。
楚北捷が必死に薬を飲ませようとしている横で、「あなたがこれを読む頃には私はいない」という手紙が出てくる。白娉婷は最初から、生きて戻るつもりがなかった。きつかった。
求婚が成功した場面は、耀天にとっても何侠にとっても嬉しい展開のはずです。でも、その少し前に耀天が鏡の前で紅を差しながら待っていた場面と、何侠が脇門で格下げされていた場面のことを思い出してしまう。ふたりとも必死なのに、貴常青ひとりのせいでこんなにすれ違っていた。
求婚は成功したけれど、貴常青はまだ黙っていないはずです。あれだけ仕掛けて失敗したことで、逆に何をしてくるか読めなくなっている感じがして。耀天が鏡の前で紅を差して待っていたあの顔を思い返すと、もう誰にも邪魔してほしくないと思います。
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