孤高の花 第20話 庭に臘梅が増えた誕生日の朝と、香が灯らなかった祭壇

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪

20話は甘いシーンと不穏なシーンが交互にやってきて、感情が少し忙しかったです。ピンティンと楚北捷の誤解がようやく解けたと思ったら、宮廷では着々と罠が張られていて。張貴妃は本当に一瞬も油断できない相手です。

それでは20話を一緒に見ていきましょう!

孤高の花 20話のあらすじ

前話で引き裂かれかけた二人が、あの東屋(亭)でついに向き合います。

ピンティンは静かに打ち明けます。外の世界ではもう自分は死んだことになっている。だから名前を変えても構わない。顔を変えても構わない。耳が聞こえないふりでも、口がきけないふりでもして、ただ側にいるだけでいい。それだけで、この一生に後悔はない、と。

この台詞、聞いていて胸がぎゅっとなりました。側にいるためならすべてを手放すと言える人間が、どれだけいるか。

楚北捷は、ピンティンがこれ以上言葉を続けないよう、キスで遮ります。長かった誤解が解けて、ふたりはようやく甘い時間を取り戻しました。亭を遠くから見守っていた漠然(楚漠然)と酔菊も、その空気に引っ張られるようにお互いを抱きしめていたようです。

ピンティンの言葉は楚北捷に一つの答えを与えます。天下無双の自分でも守れなかった人を、他に誰が守れる? だったら自分が側に置くしかない。彼女のために、天下を背負い、天下を怖れない、と決めます。

楚北捷が「彼女のために天下を怖れない」と決めた、その静かな顔を想像すると、この人は強さだけで動いてるわけじゃないんだなと思います。ピンティンがいるから覚悟が決まる。そういう男です。

一方、晋王宮では張貴妃が次の一手を打っていました。

眠っていたふりをして「黒い虎が大口を開けて飛びかかってくる悪夢を見た」と言い出します。自分は兎年生まれで昔から虎が怖い。宮中の虎年生まれを遠ざけてほしいと晋王に訴えました。宦官の王徳全が調べると、宮中に頻繁に出入りする親しい人物の中で虎年生まれは、鎮北王・楚北捷ただ一人。

そこから張貴妃は遠回しに言います。あなたが楚北捷に愛する女を失わせた。楚北捷が心の底で恨んでいないはずがない、と。晋王は口では「宮中の政に口を出すな」と言いながら、しっかり話を聞いていました。

口では否定しながらちゃんと聞いてるのが一番腹が立ちます。そこで耳を傾けてしまう時点で、もう半分は乗せられてるんですよ。

眠る前にピンティンが「明日は誕生日」と伝えた、その翌朝。

床の脇には楚北捷からの贈り物がすでに置かれていました。金糸を織り込んだ貢絹(宮廷への献上品として使われる高級絹)で仕立てた披風です。酔菊が羨ましそうに言います。「宮中の王后様でも誕生日にしか頂けない品物ですよ。北捷兄さんは白姉さんを王后様みたいに扱ってますね」と。

庭には、一夜のうちに臘梅(ロウバイ)の木が何本も増えていました。酔菊は誰が植えたのかと不思議そうにしていましたが、ピンティンはただ微笑んだだけです。楚北捷が自分のために一晩かけて植えたと、わかっていたから。

誕生日の朝に目が覚めたら、庭に好きな木が増えていた。しかも何も言わずに、夜のうちにそっとやってのけた。言葉にしなくてもわかり合える、その感じが好きです。

お礼を言いに行こうとしたピンティンに、漠然が告げます。「臘梅を植え終えてから急いで出かけました。行き先は言わず、二日で戻ると」。明日は亡き小皇子の七日忌(尾七)。ピンティンは楚北捷が宮廷に向かったと察し、胸騒ぎを覚えます。宮中に彼を陥れようとする人間がいる、しかも力のある相手だと。彼女は漠然に、すぐ宮中の情報を集めるよう命じました。

王后と小皇子の祭祀が始まりました。後宮の命婦たち、文武百官、各国の使節が次々と焼香を済ませた後、最後に殿外で待ち続けていた鎮北王・楚北捷が呼ばれます。

しかし楚北捷が香に火をつけようとすると、何度試みても火がつきません。

これは王徳全が張貴妃の指示で細工をしていたからです。でも、その場にいる人たちはそんな事情を知らない。「王后様が鎮北王の香を受け取りたくないのでは」「いや、二人の間には恨みなどないはずでは」「二人の小皇子の死は鎮北王と関係があるのかもしれない」。好き勝手な噂が飛び交いました。

張貴妃は一言も言っていないんです。場を仕組んで、あとは人に言わせるだけ。腹が立つのに、怖いな、とも思いました。

晋王は場のざわめきも、立ち尽くす楚北捷も無視して、祭祀の終了を宣言しました。霊骨を廟に送り、楚北捷を一人残したまま、振り向きもせずに去っていきます。

その後、晋王は楚北捷にこう言います。「お前が白娉婷を失った痛みは、私が王后を失った痛みと同じだ。この傷は永遠に消えない。もう以前のようにはお前を信じられない。お前も以前のように、身を顧みず動くことはできないだろう」と。

スポンサーリンク

孤高の花 20話の感想まとめ

一番心に残ったのは、楚北捷が誕生日の前夜に臘梅を一人で植えていたことです。

翌朝には宮廷に向かわなければならない。だから夜のうちに全部済ませておいた。それを誰にも言わなかった。ピンティンなら見ればわかるから、言う必要もなかった。そういう静かな伝え方が、このドラマの好きなところです。

香が灯らなかった祭壇のシーンは、見ていてきつかったです。楚北捷は何もしていないのに、その場に立たされて、周りに好き勝手に言われて、晋王には無視されて。あの場面の楚北捷の顔を想像すると、しばらく頭から離れませんでした。

晋王の最後の台詞は冷たかったです。怒鳴るわけでもなく、淡々と「もうお前を信じられない」と言う。あの静けさが逆にきつい。

晋王に一人残されて立ち尽くす楚北捷の姿が、頭から消えません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
運営者情報・編集ポリシー

コメント

コメントする