孤高の花 第57話 掌に同じ字を書いた夫婦と、父と呼んでもらえなかった楚北捷

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57話は、じわじわと決戦の空気が迫る回でした。戦略の話がずっと続くかと思いきや、後半になって急にほっこりする夫婦のシーンが来て、さらにそのあと笑えるような笑えないような家族の場面まで来ます。それでは57話を一緒に見ていきましょう!

孤高の花 57話のあらすじ

司馬弘が亡くなり、臨終の際に楚北捷(チュウ・ベイジェ)へ帝位を継がせると遺言した――そんな知らせが飛照行(ひしょうこう)によってもたらされます。何侠(かしゃ)の陣でも、「ついに楚北捷と決着をつけるときが来た」という空気が高まります。

飛照行は晋地への即時進軍を進言しますが、何侠はそれを退けます。

何侠が「先に燕を取り、晋は後回しでいい」と言い切ったとき、この人はやっぱり天下統一を本気で考えてるんだと改めて思いました。怒りで動いてる人間じゃなくて、計算で動いてる人間。だから怖い。

何侠の読みはこうです。今すぐ晋を攻めるより、無防備な大燕を先に落とした方が効率がいい。燕を制してから晋を「点心(最後のおやつ)」にすればいい。

一方、娉婷(ピンティン)の方もすでに同じ結論に達していました。

晋軍・凉軍の将たちが「今すぐ何侠とぶつかりたい」と焦る中、娉婷は落ち着いて制します。何侠が燕を攻めれば隣国が助けに動き、何侠は前後から挟まれる形になる。だから今の晋攻めは得策じゃない。燕戦の間、こちらは準備の時間がもらえます。

娉婷が「晋は何侠の最後の点心になる」と言い、何侠も同じように「晋は最後の点心」と言う場面が交互に出てきます。この二人の思考回路が同じところで動いているのが、ちょっとぞっとしました。敵同士なのに。

娉婷はさらに、何侠が燕を攻めるなら楽氏(らくし)父子が応戦するはずで、何侠はその弱点を突いて数日で落とすだろうと読みます。そのぶん晋凉連合軍には準備の余裕ができる。

深夜。楚北捷が娉婷の天幕にまだ灯りがついているのを見つけて中をのぞくと、娉婷は地図を前に考え込んでいました。「自分が思いつくことは何侠も思いつく。行軍は一分の油断も許されない」という娉婷に、楚北捷は早く休むよう言います。でも娉婷は「賭けをしましょう」と持ちかけます。白兰の城の中で今一番食糧が充実しているのはどこか。答えを手のひらに書いて同時に見せよう、というわけです。二人が掌を開くと。

同じ文字が書いてありました。「且柔(せんじゅう)」。

このシーン、ずるいと思いました。直前まで戦の話をしていたのに、急にこんなことをしてくる。掌を同時に開いて同じ字が書いてある、それだけなのに、何話もかけて積み上げてきた二人の信頼みたいなものがぱっと出てきた気がして、じわっとしました。

翌日、楚北捷は三日後に且柔を攻めると全軍に命じます。そこへ凉軍の大将・華参(かさん)が投降してきます。楚北捷と華参はすぐに意気投合し、さらに華参は霍神医と上将軍夫人、二人の子供を連れてきていました。

楚北捷には実の息子・長笑(ちょうしょう)との対面が待っていました。ところが長笑は、以前に楚北捷と阿漢(アハン)が喧嘩しているのを見ていて、楚北捷のことを「悪い人だ」と思い込んでいます。「お父さん」と呼ぼうとしない。

楚北捷が息子に嫌われて途方に暮れる顔、かわいそうなんですけど笑ってしまいました。戦場では鎮北王として誰もが一目置くのに、自分の息子にだけは通じない。

一方、大燕の長子城では断糧が続き、民衆が毎日暴動を起こしていました。何侠は「今が攻め時だ」と判断し、城外から陸軻(りくか)将軍に叫びます。明日までに応戦しなければ十万の軍で城を踏み破り十日間屠城する、と。

しかし何侠はそこで、かつて陸軻に命を助けてもらったことにも触れます。降るなら厚く扱う、と。

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孤高の花 57話の感想まとめ

一番印象に残ったのは、掌に「且柔」と書く場面です。

深夜まで地図にかじりついている娉婷に楚北捷が声をかけ、娉婷がちょっとした賭けを持ちかける。その流れで、二人が同時に掌を開いたら同じ字が書いてある。それだけの場面なのに、このドラマを見てきた時間が全部そこに乗っかってくる感じがありました。きつかったです。良い意味で。

長笑が父を「悪い人」だと思って呼ばない件は、笑えるようでそうでもない部分もあります。子供の目って単純なようで正直で、喧嘩している場面を見せたら怖い人になるのは当然です。楚北捷の立場も事情も全部すっ飛ばされる。

何侠の判断については、娉婷が先回りして同じ結論を出しているのが見ていて面白かったです。二人の頭が同じように動く、というのは脚本の都合だとわかっていても、この二人が対立する構図の背景に「どこか同質のもの」があるのが透けて見えてきます。

陸軻将軍への何侠の言葉で57話は終わります。脅しながらも恩義を口にする。この人の「義理」はたぶん本物なんだと思うと、嫌いと言い切れなくて困りました。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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