惜花芷 第35話あらすじと感想|蓬莱仙使の“芝居”と皓月の正体――ふたりの再共演が運命を動かす

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第35話は、花芷と顧晏惜が久々に“同じ舞台”に立ち、
見事な連携で金陽の闇を暴く痛快な回でした!
一方、花蓉の懐妊や七星楼の陰謀も動き出し、緊張と幸福が交錯する見応えたっぷりの展開です。

それでは第35話を一緒に見ていきましょう!

惜花芷 第35話のあらすじ

陳情の報告で、顧晏惜は金陽の裏事情を掴みます。
市内のすべての賭坊が毎日“七星楼”へ銀を運び、
その背後の黒幕は「岳财神」と呼ばれる大商人。
さらに“皓月仙使”も彼が庶民を欺くために仕立てた偽の巫女だと判明します。

一方その頃、花芷は夫人たちとともに皓月仙使の法会に参加。
“未来を占う”というその儀式に違和感を覚えた花芷は、
巧妙に仕掛けられた小道具を見抜き、彼女の詐欺を暴きます。

花芷は小袋の銀を渡し、そこに一枚の紙を忍ばせました。
それを読んだ皓月仙使は、花芷を屏風の内へ招き入れます。
花芷は堂々と告げました。
「あなたの“神通力”は幻。
 先日病人を救うと偽って金を取った方の銀を返しなさい。」

人々の前で証拠を突きつけられた皓月仙使は、
何も言い返せず、しぶしぶ返金を命じました。

花芷の賢さと正義感、そしてその場の機転――まさに“花芷らしさ”全開の場面でした!

しかし、それが災いします。
皓月仙使の怒りを買った花芷は、法会の帰りに襲撃されます。
背後から刃が振り下ろされた瞬間、
彼女の腕を引き寄せたのは――顧晏惜。

月明かりの下、二人の視線が再び交わりました。
「危ないところだったな。」
「どうしてここに?」
「仕事だ。君の無茶は相変わらずだな。」
久々のやりとりに、どこか懐かしさがにじみます。

皓月仙使を怒らせたことで、花芷は街中から孤立。
夫人たちは一斉に距離を取り、商人たちも取引を拒絶。
七星楼が「花家と取引する者は敵とみなす」と触れ回ったのです。

追い詰められた花芷のもとに、匿名の文が届きました。
――「皓月仙使の背後にいるのは岳财神。
 彼は信仰を利用して人々を欺き、金を吸い上げている。」

真相を知った花芷は思いつきます。
「ならば“本物の仙使”を演じて、民の心を取り戻せばいい。」

こうして彼女は“蓬莱仙使”に扮し、
子どもたちの口ずさむ歌を利用して「天命の仙使降臨」と噂を広めました。
その堂々たる姿は、かつての苦境を吹き飛ばすようでした。

花芷の新たな噂を耳にした顧晏惜は、
「面白い。ならば俺も芝居に乗るか」と苦笑。
蓬莱仙使を“信奉”するふりをして花芷のもとを訪れ、
「金陽に“八風楼”を建て、仙使を祀りたい」と申し出ます。
しかも三百両の黄金を進呈するという大盤振る舞い。

花芷は驚きつつも、運ばれた箱を開けて唖然。
中身は――ただの石。
顧晏惜の意図を察し、彼女も芝居に合わせることにしました。

その直後、曾铭が現れ、二人を“七星楼”の茶会に招待。
こうして、二人は手を組んで敵の巣窟に乗り込むことになります。

七星楼の最上階。
部屋には天象儀、観星台、香炉が整い、
まるで本物の天文台のよう。

花芷が観星台に近づくと、
かすかな香煙の匂いに気づき、顧晏惜に視線で合図。
顧晏惜は頷き、表情を崩さず虚々実々の会話を続けます。

彼らの前に現れたのは、金陽の豪商・岳掌柜。
彼は「金名帖を与えれば金陽での取引は自由にできる」と取引を持ちかけ、
「ただし仙使ごっこはやめていただきたい」と花芷を牽制します。

顧晏惜は静かに尋ねました。
「皇都で広まった童謡――“星君下凡して天が滅ぶ”
 あれは誰の仕業だ?」

岳掌柜の顔色が一変。
その様子を見て顧晏惜は確信します。
「後ろに、まだ誰かいるな。」

そして、隠し部屋からついに“皓月仙使”本人が姿を現しました。

顧晏惜は冷ややかに問いただします。
「童謡の件、あれもお前たちが広めたのか?」
皓月仙使は妖しい笑みを浮かべ、「知らぬことですわ」ととぼけます。
「ならば一緒に皇都へ行って聞かせてもらおう。」

その瞬間、部屋中に殺気。
皓月仙使は事前に刺客を潜ませており、
顧晏惜と花芷は四方から包囲されました。

顧晏惜は素早く反撃、
窓の外へ信号矢を放つと、外で待機していた陳情たちが突入!
激しい戦闘の末、七星楼の殺手たちは全滅。
顧晏惜は皓月仙使の喉元を掴み上げ、冷たく言い放ちました。

「今度こそ逃がさん。」

皓月仙使は衙門に送られ、顧晏惜は七宿司司使として身分を明かします。
「この女を厳重に監禁せよ。金陽の闇はすべてここから始まる。」

その後、曾铭は花芷に小箱を預けました。
「一晩だけ預かってほしい。」
中身は見せず、鍵のかかった不思議な箱――その正体はまだ不明。

一方、牢の中で皓月仙使は顧晏惜の正体を見抜き、
「世子様……七星楼はあなたを支える準備があります。
 私自身も、あなたのためならすべてを差し出せます」と艶めいた笑みを浮かべます。

顧晏惜は一瞥もくれず、冷たく言い放ちました。
「七星楼が天を覆うなら――俺はその天を、ひっくり返す。」

この一言、鳥肌モノ! 顧晏惜の覚悟がついに真の“司使”の顔を見せました。

惜花芷 第35話の感想まとめ

第35話は、花芷と顧晏惜の“再タッグ回”とも言える快作でした!
お互いの呼吸が完璧に合った芝居のやり取り、
そして七星楼での潜入戦――緊張感と知略の応酬が本当にスリリング。

また、花蓉の懐妊という温かいニュースも描かれ、
戦いの中にも“命の喜び”という光が差し込みました。

「信じるもののために立ち上がる二人」――
花芷の知恵と顧晏惜の胆力、その絆が再び強く結ばれた第35話でした。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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