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クルミットです♪
2話は程家のお家騒動がメインです。派手な場面はないのですが、登場人物たちの素顔がじわじわと見えてきて、気づいたら続きを見ていました。蜜を塗って仮病を演じる少商、その場で何も言わずに布団をかけ直す元漪、地べたに座って泣きながら老太を説得する程始。家族の駆け引きがぎゅっと詰まった回でした。それでは2話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 2話のあらすじ
夜の宮廷の路地を黒い影が走り抜けていきます。凌不疑(リン・ブーイー)が副将の梁邱起・梁邱飛兄弟を連れて城陽侯府の前を通り過ぎる場面から始まります。
街では凌不疑と城陽侯の父子関係をめぐる悪い噂が広まっていますが、凌不疑は気にしません。それより重要なのは、皇帝が軍械案(武器横領事件)の調査を「しばらく待て」と言っていること。これは事件の背後に相当の人物が絡んでいるということです。
「武器のすり替え」が凌不疑にとって何年も刺さったままの棘だと、部下たちは皆知っている。それだけ深い傷だったんですね。
以前に李管事の女房が調査を妨害してきた件も不審として、梁邱兄弟に秘密裏の監視を命じます。
そこへ、程少商から荷物が届きます。草で編んだ環と、古びた絹布の切れ端。その手がかりをもとに葛氏布庄(葛家の布問屋)を調べると、帳簿に董舅爺が8万銭を出資した記録が見つかりました。横領した資金の出所が、これで判明します。
一方、程家では大騒ぎが起きていました。
証拠を固められた董舅爺の問題を知った程老太(少商の祖母)は、葛氏たちと対策を話し合います。程老太の旧姓は董で、若いころ二人で苦難を乗り越えた弟・董舅爺は、程始が出世してから程家に寄りかかって暮らしてきました。
二房の葛氏は「これは少商の仕返しだ」と騒ぎますが、長男夫婦の程始と元漪に否定されます。程始は娘を守りたいものの、泣きわめく母親の前では身動きが取れない状態です。
葛氏は「一家で集まって」という名目で、程始夫婦を離れの部屋へ押し込め、主の部屋を横取りしようとしていました。蕭元漪(シャオ・ユアンイー)は表向き「構いません」と受け入れますが、その目の冷たさに葛氏は後から気づきます。
怒ってもないのに、あの空気はきつい。元漪、普通に怖いです。
少商はというと、人目を盗んで口の周りに蜜を塗っていました。気血が虚弱に見えるよう、弱った顔をつくるためです。
病床の娘を心配そうに見ている程始の横で、元漪は少商の口の端の甘い匂いに気づきます。でも何も言わない。そっと布団をかけ直して、侍女の蓮房(れんぼう)だけを廊下に連れ出しました。
蓮房の話から、夫婦は初めて少商のこれまでを知ります。いつも田舎の別荘へ送られ、衣食も足りず、病気になっても誰も来ない。そのきっかけは、葛氏が子を産めず実家の甥・幺哥を養子にしようとしたことでした。その幺哥が少商に罪をなすりつけて「手に負えない子」の評判をつけたのです。
10歳の子に濡れ衣を着せて追い出す。少商が大人を信用しないのは当然だと思います。
元漪は話を聞いて「少商も全くの被害者ではない」と判断します。今日の失神も食べすぎで胃を傷めたせいで、「娘の育て方をわかっていない」と確信しました。廊下の話し声が聞こえていた少商は、親が帰ってきたら自由になれると思っていたけど甘かったと、内心ため息をつきます。
翌日、苦い薬を飲めずにいる少商のもとへ、程始と元漪が入ってきます。蓮房はすかさず薬碗を隠して少商を支え起こして礼をしますが、元漪はどうしても飲ませます。程始が顔色が戻ったと喜んでいる横で、元漪の目は全然笑っていない。
このシーンの程始と元漪の温度差が、なんか少しおかしかったです。
三人が話しているうちに、前庭から程老太のものすごい泣き声が聞こえてきました。前半は悲しそうに、途中から憤慨した声に変わって、それが7〜8秒も途切れず続く。程始は夫人を連れて前庭へ向かいます。
少商と蓮房は欄干からこっそり覗き見していました。
程始のやり方が見事でした。地べたにへたり込んで、目に涙をためて、まず「自分がどれほど苦労してきたか」を語ります。そして「財産は全部舅娘(董舅爺の妻)に渡す」と言い出した。程老太の一番痛いところを正確についてきます。あっという間に老太は折れて、騒動は終わりました。
息子だから、お母さんの急所を知ってる。でも「泣きながら説得する」姿、笑えないんですよね。
少商がそれを面白そうに眺めていたら、後ろに元漪がいました。「大人のことに口を出してはいけません」と叱られます。
その後、牢に入れられた董舅爺が自白。程始は元漪の提案で、程老太の親友・胡媪を呼んで「武器のすり替えで何人の兵が死んだか」を直接話させました。程老太は息子の身体の傷跡を見て、ようやく理解します。弟と一族の未来、どちらを取るか。程老太は大義のために弟を切りました。
ところが董舅娘が「夫の罪を軽くしてほしい」と頼みに来たものだから、程老太は激怒して「叩き出せ」と命じます。
さっきまで泣きながら倒れていた人が、次の瞬間「叩き出せ」。切り替えが早い。
騒動が落ち着いた後、元漪は採寸の仗尺(じょうしゃく)を持って少商の部屋へ来ていました。服を作ろうとしていたのです。でも少商が「あの人は見かけほど柔らかくない」とつぶやいたのを聞いてしまい、元漪は怒ります。禁足令。外に出るなと言い渡して部屋を出ていきます。
程始が戻ると、元漪がため息をついていました。少商のことだと知り、元漪はしみじみ言います。もし息子なら厳しく育てないと一族に迷惑がかかる。でも少商みたいに問題ばかり起こすのを見ると、やっぱり自分で育てるべきだった。これ以上間違えないようにきちんとする、と。
星漢燦爛 2話の感想まとめ
この回でいちばん引っかかったのは、元漪が蜜に気づいたときの動きです。
気づいているのに何も言わない。布団をかけ直して、侍女を廊下に連れ出す。怒ってもなければ、見逃してもいない。その「静かに処理する」感じが一番怖かった。少商もたぶん気づいていて、だから余計にきつかったと思います。
程始の泣き落とし作戦は、見ながら笑っていたんですが、途中からちょっと切なくなりました。あれ、演技だけじゃなくて「母親が弟より大事にするものを知っていて、それを使う息子」の話でもある。家族の複雑さが少し出た場面でした。
少商の仮病シーンは好きです。口に蜜を塗るって発想が具体的でいい。でも元漪に一発でばれてる。しかも何も言われないまま布団をかけられる。その沈黙がまた別の意味できつい。
元漪という人が、2話でかなりはっきりしました。柔らかく振る舞いながら、芯は全然ぐらつかない。服を作りに来て、禁足令を言い渡して帰っていく。少商にとっては踏んだり蹴ったりの一日でしたが、元漪が「間違えたまま放置しない」と決めたその背中は、程始にも見えていなかったと思います。
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