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クルミットです♪
12話は最初から重くて、最後まで重いままでした。骅(ファ)県の攻防に始まり、程老県令の最期、少商たちへの危機、凌不疑の傷を少商が処置する場面、そして城内の惨状——いくつもの出来事が次々と押し寄せてくる、密度の高い話です。
少商がこれまで「どこか遠くのこと」として認識していた戦乱が、ついに目の前に現れた回だと思います。
それでは12話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 12話のあらすじ
骅(ファ)県の城門の外は炎に包まれていました。
叛軍の将・樊昌(はんしょう)が多くの民を人質に取り、程老県令に城門を開けるよう迫ります。断られると、民を一人ずつ目の前で殺していく。残虐というより、効果的に残虐にやっている感じがして怖かった。
ああいう悪役って、狂暴というより冷静に残酷なのが一番きつい。
程老県令は叛軍の狙いを見抜きます。皇帝の西巡の道に伏兵を置いて乱を起こすために骅県を攻めている。それを阻止するために、彼は自ら叛軍を引きつけることを決め、凌不疑(リン・フギ)への報告を誰かに託した上で、城の男たちとともに出城していきました。
一方、都では蕭元漪(しょうげんい)が悪夢から目を覚ましていました。娘が危険な目に遭う夢を見たと。侍女の青苁(せいそう)は、将軍と戦場にいた頃も少商の名を呼びながら眠っていたと笑いながら話します。そして続けて、少商はずっと「程家にいるのが可哀想」と思っていたけれど、本当に可哀想な人というものを見ていなかったのだろう、と言いました。
普段は感情を見せない蕭元漪が、娘のことだけは隠せないんですよね。娘の変化にもちゃんと気づいている。
城に入った叛軍は焼き打ちと略奪を始めます。幼い囡囡(ナンナン)は、程老県令から預かった官印を命がけで守っていました。叛軍が迫ってきたとき、凌不疑が黒甲衛(こっこうえい)を率いて現れて叛軍を退けます。逃げる樊昌を追う中で、囡囡をかばった凌不疑は矢を受けました。
程少商たちの隊が近くにいるという報告が入ると、凌不疑は顔色を変えて馬を飛ばします。
—
その頃、少商の側では昨日の叛軍がまた戻ってきていました。
少商は正面から立ち向かいます。「あなたたちは盗賊ではない」と、衆人の前で暴いた。
相手が叛軍だとわかっているのに逃げるんじゃなくて暴いて立つ。少商って本当に度胸がある。
しかし首領は全員始末すると決め込んでいます。しかも阿妙(あみょう)がどうなったかを、わざわざ少商に告げた。少商の顔が一瞬崩れました。
少商が斬りかかられようとしたその瞬間、凌不疑の黒甲衛が潮のように押し寄せます。馬の蹄が地を揺らし、あっという間に叛軍は壊滅。残った者たちが泣きながら降伏していました。
危険が去ると、少商は傷ついた人たちの手当てを始めます。湯を沸かし、薬を煎じ、包帯を巻いていく。凌不疑はそっと少商に自分のハンカチを差し出しました。気を落ち着けるのに役立つと言って。
言葉はないのに、少商のことをずっと気にかけているのが伝わってくる場面でした。
そして凌不疑の傷の処置です。
矢を受けたとき、凌不疑は自分で矢の尾を折っていました。そのため矢じりは皮膚から半寸も出ておらず、医者では手が出せない状態です。中箭からも時間が経っていて、大夫もお手上げでした。
そこで少商が思いついたのが、万萋萋(ばんさいさい)からもらっていた少商弦(しょうしょうげん)という細い弦でした。皮肉に弦をそっと差し込んで、錆びた矢じりを引き出していく。
凌不疑、その間ずっと歯を食いしばって一声も出さなかった。相当痛かったはずなのに。終わったあと「自責しなくていい」って少商に言うんですよ。痛いのはあなたなのに、って。
矢を抜いた後、凌不疑は折れた矢から軍の武器が流出していたことを確認し、残りの叛軍の処置に移ります。最初は命は助けると言っていたのに、阿妙の死を少商に告げた首領を少商が仇として見ているとわかると、凌不疑は自ら斬りました。
少商は草むらの陰からその場面を見ていました。複雑、という言葉が一番近い。でも言葉になりきらない何かが残っていました。
凌不疑が軍とともに山の中腹まで差し掛かったとき、一度振り返って少商を見ます。何も言わない別れ。少商は家の者たちの遺体が焼かれていくのを、黙って見送りました。
—
しばらくして三叔父の程止(ていし)がようやく到着します。
話を聞けば、妻の桑舜華(そうしゅんか)が死んだと思い込んで、何度も気絶して行程が大幅に遅れていたとのこと。でも桑舜華は無事で、程止は車の中で泣き崩れていた。
少商はだんだん腹が立ってきます。自分たちは命がけの夜を過ごしたのに、程止と楼垚(ろうよう)は山をうろうろしていただけ。何の危険にも遭っていない。
「同じ人間でも運命が違う」という気持ち、笑えるようで笑えなかった。
一行が城に入ると、そこには無数の死者と負傷者、焼かれた家々、行き場をなくした民たちがいました。みんな言葉を失っていた。少商も。
星漢燦爛 12話の感想まとめ
一番残っているのは、凌不疑の矢を抜く場面です。
誰も叫ばないし、大げさな音楽もない。少商が弦をそっと差し込んで、凌不疑が黙って耐えて、それだけです。終わったあとに凌不疑が「自責しなくていい」と言ったのが、ずっと頭に残っています。自分が痛いのに、先に少商の顔を気にするんだ、って。
阿妙のことは、この話でまた重くなりました。少商はもう覚悟していたはずです。でも首領の口からわざわざ言わせる作り方が意地悪で、見ていてきつかった。
程老県令については、もう少し時間をかけて描いてほしかった気持ちがあります。一人で叛軍を引きつけて命を落とした人が、あっという間に「過去のこと」になっていく。このドラマのテンポなのかもしれないけれど、もったいなかった。
ラストの城内の惨状は、衝撃というより沈黙でした。程止がちゃっかり無事でいたせいで変な笑いが漏れかけて、でもすぐに静まった。
城の惨状を黙って見ていた少商の顔が、12話の中で一番残っています。
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