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クルミットです♪
庄潔の元に突然現れた元カレの季仝。過去の記憶と現在進行形の恋が交差し、庄潔の心が大きく揺れ動きました。一方で、陳麦冬はただ静かに、でも確実に彼女の日常に入り込んでその足元を支えようとしています。火花が散るような対峙と、陳麦冬が見せた抑えきれない激情に圧倒された10話でした。それでは10話を一緒に見ていきましょう!
春色の恋人 10話のあらすじ
電動バイクで出前を届ける庄潔は、陳麦冬が運転する遺体搬送車と並走することになります。電話越しに「死者を敬い、無理に追い越すな」と諭す陳麦冬の声。そのやり取りの直後、庄潔のスマホに3年前にフランスへ去った上司、季仝からの着信が入りました。
電話越しとはいえ、死者への礼節を説く陳麦冬の真面目さに少しクスッとしていたところ、突然の元カレからの連絡で空気が一変しました。あの時の名前を見て動揺する庄潔の姿、見ていて胸が痛いです。
SNSで庄潔の近況を知った季仝は、危機感を抱いて強引に帰国。過去の影が目の前に現れ、仕事に集中できなくなった庄潔を、妹の何袅袅が「必要なのは華やかさではなく寄り添う温かさだ」と一喝します。その言葉で吹っ切れた庄潔は、陳麦冬へプレゼントを用意するなど、今いる大切な人に向き合う準備を始めます。
何袅袅の言葉が、迷走しそうな姉をしっかりと引き戻してくれました。妹の視点は時に親よりも鋭くて頼もしいです。
陳麦冬の家で庄潔の選んだ服を見た祖母は喜びますが、荷物から下着が出てきたことで陳麦冬を激しく叱責します。しかし陳麦冬は、祖母に「庄潔を嫁にもらっていいか」と直球で問いかけました。祖母の賛成を得て、彼は堂々と彼女を愛する決意を固めます。
突然の結婚宣言に驚きました。おばあちゃんの前で逃げずに立ち向かう姿に、陳麦冬の覚悟が詰まっています。
上海に戻る友人の見送りのため駅を訪れた庄潔は、待ち伏せしていた季仝に強引にカフェへと連れ出されます。過去の関係を修復しようと一方的に語り続ける季仝。カフェの出入り口が開くたびに冬の冷たい風が吹き込み、障害のある庄潔の左足は冷え切っていきますが、自分の話ばかりの季仝は彼女の苦痛に全く気づきません。
カフェの中で自分の話ばかり並べる季仝の無神経さに、見ているこっちが苛立ちでいっぱいになりました。相手の足の冷えすら見えていない時点で、もう答えは決まったようなものです。
そこへ、庄潔の足のために貼り薬を持って現れた陳麦冬が店内の様子を目撃します。彼は何も言わず自分のコートを脱いで庄潔の足に掛け、静かに貼り薬を渡してその場を去りました。その一連の行動で季仝への未練を完全に断ち切った庄潔は、帰宅後に母親の追及を受けても「心は陳麦冬にある」と確信します。一方で、行き場のない怒りを抱えた陳麦冬は、店に嫌がらせをしに来たチンピラに対し、ついに拳を振るうのでした。
あのコートの掛け方、無言のまま貼り薬を置いていく姿、完璧でした。季仝との決定的な差が、この数秒間にすべて詰まっています。
陳麦冬の拳が物語るもの
カフェでの対比がとにかく鮮烈な回でした。過去の美化された思い出にしがみつく季仝と、現在進行形で庄潔の身体の痛みと心の冷えに寄り添う陳麦冬。言葉を並べ立てるよりも、冷えた足元を温めるという行動の説得力が圧倒的でした。
一番印象に残ったのは、やはり最後のチンピラとの殴り合いです。葬儀という死と隣り合わせの静寂な職場で、感情を押し殺して生きてきた彼が、泥臭く拳を振るう姿。あれは単なる暴力ではなく、自分の大切にしたい存在を汚された怒りであり、彼が「守る」という責任を背負った証拠でしょう。
普段は理性的で冷静な陳麦冬が、感情を剥き出しにして脆さを露呈したことに、ようやく人間らしい温度を感じました。不器用で、けれど真っ直ぐすぎる彼の優しさが、庄潔の冷えた心を溶かしていく過程をこれからも見守っていきたいです。
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