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クルミットです♪
13話は前半が地牢での攻防、後半がちょっと計画を動かす回でした。でもいちばん刺さったのは地牢のシーンでも灯会の作戦でもなくて、潘樾(パン・ユエ)の回想シーンです。あそこ、重かったです。
それでは13話を一緒に見ていきましょう!
花間令 13話のあらすじ
地牢の中で意識が混濁していた潘樾を、楊采薇(ヨウ・サイビ)が子供の頃に歌っていた童謡を口ずさんで正気に引き戻します。
童謡で人を引き戻せるって、この二人どういう関係なんだろうと思った。
地牢の外では卓瀾江(タク・ランコウ)が顧雍(コ・ヨウ)の相手をして時間を稼いでいます。済善堂と銀雨楼という二つの組織は親密なはずなのに、なぜ行き来がないのかと問いかけると、顧雍は少し表情を固くします。「父が教えなかったなら、それなりの理由があるはずだ」とかわしますが、不自然さはちゃんと残りました。
卓瀾江が「そろそろいいだろう」と切り上げた頃、地牢では潘樾と楊采薇が脱出しようとしていました。ところが、そこへ誰かが来ます。
現れたのは顧夫人。地牢に食事を運んでいるようで、「息子よ」と呼びかけながら顧雍に謝るよう諭していました。様子がおかしく、すぐに連れ去られてしまいます。
息子を地牢に閉じ込めてる父親と、それでも食事を運ぼうとする母親。この家の事情が重い。
顧夫人が連れ去られてほっと一息ついた二人。地牢に入れられているのは顧衫(コ・サン)という人物で、今回の事件の犯人かもしれない。ところが脱出しようとドアを確認すると、鍵がかかっていました。そして地牢に正体不明の気体が漂い始めます。
顧雍は最初から、二人を生かして帰すつもりがなかったわけです。
地牢に閉じ込めて毒気を流すって、容赦ない。
潘樾と楊采薇は少しずつ力を失っていきます。潘樾は後悔を口にします。禾陽(かよう)に来なければよかった、そうすれば楊采薇がこんな目に遭わずに済んだ、と。
楊采薇はそのとき、自分の本当の身元を告げようとします。でも潘樾が先に通風口を見つけました。素手で何度も殴り続けて、壁を砕きます。すでに意識を失っていた楊采薇を抱えて、脱出します。
何も言わない。ただ殴って、壁を開けて、抱えて出てくる。それだけなんですが、なぜか頭から離れないシーンです。
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県衙(けんが)に戻っても楊采薇はぐったりしたままで、卓瀾江が潘樾をじっとにらみつけています。
卓瀾江の目が「お前のせいだろ」って言ってる。言葉より雄弁。
潘樾はそこで、二か月前のことを思い出します。かつて潘樾が地牢に入れられていたとき、ひとりの郡主(ぐんしゅ)が訪ねてきました。彼女は「楊家の父の死は不審だ、潘樾が楊采薇を殺したとは信じない」と言い、朝廷で勢力を蓄えている人物を一緒に調査したいと申し出ました。その日、潘樾は必ず真犯人を見つけると誓ったのです。
でも今、亡き妻の仇はまだ取れていない。それなのに、自分は上官芷(じょうかん・し)のことを気にかけていると気づいてしまいます。
誓いを立てた日から何も変わっていないつもりだったのに。
その頃、白小笙(ハク・ショウセイ)が卓瀾江に変装して、彼の矢を持って鬼市(きし)で動き回っていました。卓瀾江本人が「誰かが自分の名を騙っている」と聞きつけて白小笙を見つけますが、彼女は「これは全部もともと私のもの、奪われたんだから」と言い切ります。そこへ突然、黒衣の集団が押し寄せてきます。間一髪で誰かが助けに来て撒くことができましたが、誰が来たのかはこの話ではっきりしません。
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潘樾は顧衫を探しても埒が明かないので、向こうから動かせようという作戦を立てます。灯会(とうかい)を再開して、そこで事件を起こせば顧衫が動くはず、という読みです。
卓瀾江が「県衙と共同で開催しましょう」と言いに来ますが、住民が灯会を怖がっているのが問題です。楊采薇が提案します。「卓瀾江さんに花車で巡回してもらえば人が集まるのでは」。
潘樾が反対すると、楊采薇はすかさず「確かに卓瀾江さんには向かないかもしれません。でも潘樾さまも目立つことはお嫌いですし」と言います。
案の定、潘樾は乗せられました。
楊采薇が内心「してやったり」ってなってるのがわかる。子供の頃からずっとこれに引っかかってきたんだろうと思うと、なんか好きです。
昔からこれが効くと知っている。その「知っている」の長さが、この場面をちょっと愛おしくさせます。
花間令 13話の感想まとめ
この話でいちばん残ったのは、潘樾が通風口を素手で殴り続ける場面です。
言葉は何もない。ただ壁を叩いて、叩いて、崩して、意識のない楊采薇を抱えて出てくる。それだけのシーンなのに、じわっと来ます。この人、感情を言葉に出さない人なんですよね。
でも回想シーンが重くて。亡き妻の仇を取ると誓ったのに、今は別の女性のことが気になっている。「自責」の一言でまとめられてしまっていますが、そういう感情って整理できるものじゃないです。きつかった、それだけです。
顧雍の怖さも今回でぐっと増しました。息子を地牢に閉じ込めて、そこへ来た外部の人間には毒気を流す。それをためらいなくやる人だとわかりました。
楊采薇が童謡で潘樾を引き戻した場面と、灯会の件で上手くはめた場面。この二つが重なって「この人、潘樾のことをずっと知ってたんだな」という感覚が残ります。
結局、潘樾が楊采薇を抱えて地牢から出てきたあの無言のシーン、あそこだけがいちばん頭に残りました。
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