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クルミットです♪
今回は婚礼の場で堂々と嘘がまかり通ってしまう回です。季英英は真実を叫ぶのに、権力の前では誰も味方してくれません。見ていて胸がざわつきました。楊静瀾の過去の傷にも踏み込みますし、赵修缘との別れの場面もあります。盛りだくさんの11話、それでは一緒に見ていきましょう!
蜀紅錦 11話のあらすじ
楊静瀾が季英英のもとを訪ねてきました。手には剣傷を負っています。季英英は一瞬迷いましたが、口では素っ気ないことを言いながらも、結局は手早く傷の手当てをしてあげました。
口は悪いのに手は優しい、季英英らしいなと思いました。
楊静瀾は机の上にあった人形を見て、季英英が錦業に入ろうとしていることを知ります。季英英は錦戸と手を組んで蜀錦の服を売りたいと考えていました。楊静瀾はそれを聞いて「志が高い」と褒めます。
季英英は幕で仕切りながら楊静瀾の剣傷を手当てしました。その間に、彼の様子がどこかおかしいと気づきます。楊静瀾は本音を漏らしました。仕官してから自由がなくなったと言うのです。そして師匠である沈錦官の話をしました。病で亡くなったとされていますが、楊静瀾はそれを信じていません。
立場のある人ほど自由がないというの、なんだか切ないですね。
季英英はその理由を知りたくなり、楊静瀾と手を組むべきか考え始めます。楊静瀾は死体から拾ったという赤い糸を取り出しました。ところが季英英はひと目でそれが偽物だと見抜きます。蜀紅糸に一番近い模造品でしかありませんでした。さらに、沈錦官は死ぬ前に季帰南の事件を調べていたと知り、季英英はこの話をどこまで信じていいのか迷います。
一方、赵修缘は自分の家の門牌がすり替えられていることに気づきますが、あえて追及しません。権力さえ手にすれば、守りたい人を守れると考えているようです。
諸葛鴻は心配していました。楊静瀾が蜀紅糸を宮中に送るのは危険だと感じています。しかし楊静瀾は徹底的にやると言い、諸葛鴻に三潭のあたりで青い野花に関わる場所を探させました。そこが牛五娘たちの秘密基地ではないかと疑っているのです。諸葛鴻は楊静瀾が命を賭けていると分かっていますし、もうすぐ牛将軍が帰城すると聞いて、さらに厄介なことになると気を揉んでいました。
そして牛将軍が大々的に帰城します。張刺史たちが次々と出迎えに並びました。于殊は季英英に、張刺史が節度使の目付け役であること、牛将軍がどれほど強くても節度使の前では手出しできないこと、それでも彼の戦功はすさまじいことを教えてくれます。季英英はこの于殊が正直な人だと見込み、錦衣づくりで協力してほしいと持ちかけました。于殊は「あなたが男なら大きな事業を成し遂げただろう」と言います。
女だからってやりたいことを諦めない季英英、応援したくなります。
牛将軍は激怒していました。牛五娘が勝手に婚事を決めたことを責め立てます。趙家など節度使とは比べ物にならないと言うのです。しかし牛五娘は引きません。趙家に嫁げば牽制ができ、趙家が錦王になれば堂々と入れ替えができる、節度使の下でこれ以上我慢しなくて済むと言い返しました。牛将軍はまだ分かっていないと言いますが、牛五娘は楊静瀾の弱みをすでに握っていること、本物の錦房はきちんと秘密にしていることを明かします。牛将軍は夜長夢多を避けたいのか、早く錦房の始末をつけるように、そしてしばらく楊静瀾には手を出さないようにと牛五娘に命じました。
赵修缘は牛将軍に挨拶に訪れます。牛五娘はその赵修缘の名を借りて、蜀紅糸を牛将軍に献上しました。事が済んだあと、牛五娘は赵修缘が卑屈でも高慢でもない態度でいたことに気づき、少し恐ろしくなります。赵修缘は彼女が舅姑に孝行することは気にしていないようでしたが、礼儀にはきちんと気をつけるようにと釘を刺しました。
この赵修缘、静かなのに一番怖いタイプかもしれません。
季英英は街に展示台を出し、蜀紅で仕立てた華服を披露します。見物人が次々と集まってきました。季耀庭が詩を吟じ、玉玲瓏が琴を弾き、モデルに華服をまとわせて登場させます。皆がその華やかさに見入っていたところ、ちょうど赵修缘が牛五娘を娶る迎えの行列がやってきました。道を譲れと言われ、両者の間に一悶着起きます。季英英は大人の対応で道を譲りました。すれ違いざま、二人は再び目を合わせます。季英英はこれまでのことを思い出しながら、今度こそ本当の別れを実感したようでした。
あの一瞬の目のやり取り、何も言わないぶん余計に切なかったです。
そして牛家の婚礼が始まります。益州の権貴の半分が集まり、牛将軍を祝いました。牛将軍は牛五娘を下がらせ、代わりに赵修缘に苦心して手に入れた蜀紅糸を披露させます。集まった人々は皆、本物の蜀紅糸だと信じられない様子でした。趙老太爺は待ちきれないとばかりに褒めちぎり、赵修缘こそ未来の家主だと言い切ります。
牛将軍はわざと季家の兄妹にもこの蜀紅糸を見せました。季英英はその場で、これが偽物だと皆の前ではっきり暴きます。誰か一人でも本当のことを言ってほしいと望みながら。楊家の誰かが助け船を出そうとしましたが、牛将軍は軍権をちらつかせて脅しにかかります。結局、誰も本当のことを口にできず、その場は偽物の蜀紅糸が本物として認められて終わりました。
蜀紅錦 11話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり最後の婚礼の場面です。季英英が勇気を出して真実を言ったのに、軍権の一言で誰も味方してくれなくなる。あの空気の変わり方、読んでいてこっちまで悔しくなりました。正しいことを言っても、力を持っている側が黙らせてしまえば通ってしまうんですね。
楊静瀾の傷の手当てのシーンは、口では素っ気ないのに手は優しい季英英が出ていて好きでした。沈錦官の死の真相もまだはっきりしませんし、季帰南の事件との繋がりも気になります。
牛五娘の考え方も油断なりません。趙家に嫁ぐことすら牛将軍への牽制の手段として使っているあたり、単純な悪役ではないんだなと感じました。それでも赵修缘のほうが一枚上手に見えて、この二人の力関係もこれから見ものです。
街での展示会から婚礼の迎えの行列とすれ違うところは、静かなのにいちばん胸に来ました。季英英が道を譲ったあと、もう振り返らずに華服の展示に戻っていく後ろ姿を想像すると、それだけで十分でした。
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