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クルミットです♪
中秋節を迎えた益州で、桑十四郎と朱小娘の間についに動きがありました。一方で楊静瀾は南詔で禁断症状に苦しめられ、季英英は月を見上げながら遠くにいる楊静瀾を案じています。于殊の運命や、季英英と楊静瀾が遠くから交わした別れの合図にも胸がざわつきました。それでは38話を一緒に見ていきましょう!
蜀紅錦 38話のあらすじ
中秋節、陳三郎は季英英を支持し、みんなで月を見ながらこの日を過ごします。桑十四郎は自分の家の月餅の作り方を紹介し、それを見つめる朱小娘の視線に少し照れてしまいました。
この二人、こういうところがもう可愛いんですよね
朱小娘は思い切って桑十四郎に好きだと告げます。桑十四郎は驚いて固まり、不器用な手つきで朱小娘にキスをしました。朱小娘はそれに対して平手打ちをして、優しくないと言い放ちます。そして今度は朱小娘の方から桑十四郎にキスをしました。
平手打ちからのキス、忙しい人ですね
一方、季英英は空の月を見上げながら、楊静瀾との会話を思い出していました。彼女はずっと楊静瀾のことを月に重ねていて、その安否を案じています。慕蘭は月餅に興味を持ち、お金を出して買おうとしますが、季英英は断りました。月餅は家族や友人に贈るものだと伝え、慕蘭に一つ渡します。慕蘭は自分が南詔の人間だから益州の絹は織れないのだと打ち明け、代わりに香嚢を季英英に贈りました。
立場の違う二人がこうやって近づいていく流れ、じんとしました
そこへ趙修縁が伝言にやって来て、楊静瀾が彫った人形を季英英に手渡します。季英英はお返しに月餅を渡そうとしますが、趙修縁は自分にはその資格がないと言います。趙家がすでに皆殺しにされたことを、彼はもう知っていたのでした。季英英はそれを聞き、益州にいる母や兄のことが心配でたまりません。無事でいてほしいと、ただ願うことしかできませんでした。
そのころ楊静瀾は禁断症状に襲われ、全身を苦痛が襲っていました。晟豊沢はそれを見てほくそ笑み、この苦しみなら計画を話すだろうと考えます。楊静瀾は激痛に耐えながら、自分の計画は南詔を出ることだけだと告げました。晟豊沢は床に落ちていた人形を見つけると激怒し、壁に投げつけて壊してしまいます。そして楊静瀾に当たり散らすように、薬の苦しみでさらに痛めつけました。
人形を壊すところ、見ていて本当に腹が立ちました
楊静瀾は痛みに耐えながらも、必ず季英英を連れてこの地を出ると心に誓います。
益州では牛将軍が職人たちに重い税を課し、民は苦しみに泣いていました。季耀庭は牛将軍に直談判しようとし、季徐氏はそれを心配します。翌日、季耀庭は錦官府を訪れ、諸葛鴻と相談しました。楊家の錦を差し出しても、牛将軍が求める貢納の量には到底届かないだろうと考えていたのです。楊静山も同じ考えでしたが、于殊に先を越されてしまいました。
牛将軍のもとに季耀庭たち三人が呼ばれると、そこにはすでに于殊の姿がありました。于殊は益州の織り手が流出していて、牛将軍の求める貢納には応じきれないと伝えます。牛将軍が三人に問いただすと、三人も于殊と同じ考えだと答えました。貢納が高すぎればいずれ立ち行かなくなると。牛将軍は自分の身の上話を始め、蜀錦を侍女の玩具にしていたところ蜀紅錦の家に辱められたのだと語ります。そして道理はわかっていると笑いながら、貢納の一部だけでよいと同意しました。ところが次の瞬間、牛将軍は刀を抜き、于殊を斬り殺してしまいます。
あの笑顔から刀を抜くまでが一瞬すぎて、ぞっとしました
季耀庭たちはその場で呆然とします。于殊は死ぬ間際まで于家のことを案じ、自分の織った錦を抱きしめながら涙を流して息絶えました。
そのころ杜彦は、晟豊沢が節度使の穆輝を殺したと訴え出ます。穆輝の旧部下たちが南詔の国境を騒がせているのも晟豊沢のせいだと弾劾しました。晟豊沢は激怒し、真相を調べようとしますが、内心では楊静瀾の仕業だと気づいています。楊静瀾は取引を持ちかけ、国境の騒ぎを自分が収められると告げました。穆輝の旧部下と名乗る者たちは、実は楊静瀾の旧知の者たちが装っていただけだったのです。晟豊沢はその条件をのみ、楊静瀾が季英英に会うことを許します。そして楊静瀾は、桑十四郎を連れて行くこと、晟豊沢が牛将軍と結託していたことを認める手紙を書くこと、この一年は季英英に手を出さないと約束することも求めました。
この状況でここまで条件を引き出す楊静瀾、強かだなと思いました
慕蘭は新しい糸の染め方を編み出しますが、陳三郎にけちをつけられ、二人は言い合いになります。それぞれ譲らない様子でしたが、趙修縁が勝負をしてみてはと提案し、二人はそれを受け入れました。
晟豊沢は楊静瀾と季英英を遠く離れた場所に立たせ、顔を合わせさせます。楊静瀾は剣の飾り紐を掲げ、季英英は手にした腕輪を見せて、互いに別れを告げました。言葉を交わせない距離で、それぞれが無事でいてほしいという気持ちを示し合っていました。
声も届かない距離での別れ、切なすぎます
赤虎は楊静瀾たちを唐の国境まで送り届け、あとは自分たちで長安に戻るようにと告げます。すると楊静林が突然姿を現しました。彼らは楊静瀾たちが来ることを見越して待ち構えており、通関のための文書まで用意していたのです。楊静林は楊静瀾のやり方に感心し、二人とも益州を守りたい気持ちは同じだったのだと語ります。
蜀紅錦 38話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり于殊が斬られた場面です。あんなに穏やかに話をしていた牛将軍が、笑顔のまま刀を抜くとは思いませんでした。しかも于殊は最後まで于家のことを案じていて、それがなおさら切なかったです。
桑十四郎と朱小娘のやりとりは、この重い展開の中でほっとする時間でした。平手打ちしてからキスをするなんて、朱小娘の勢いにはちょっと笑ってしまいました。
楊静瀾が禁断症状に苦しめられる場面はきつかったです。晟豊沢が人形を壊すところも、季英英からの贈り物だとわかっていて壊したのだろうと思うと、余計に腹が立ちました。それでも楊静瀾は最後まで季英英のことを考えていて、そこがこの人らしいなと感じます。
季英英と楊静瀾が遠くから品物だけで別れを告げ合う場面も、じんとしました。声をかけられない距離で、それでも気持ちは通じ合っている感じがして、見ているこちらまで切なくなりました。
牛将軍の理不尽さと、晟豊沢との駆け引きで一年の猶予を勝ち取った楊静瀾には、したたかさを感じました。長安の国境で楊静林が待ち構えていた場面、あの二人が並んで立っていた姿がなんだか頼もしく見えました。
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