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クルミットです♪
長風渡もいよいよ終盤に差し掛かってきましたね。38話は前半が戦場の攻防、後半は東都で起きる悲劇と、二つの展開が一気に押し寄せてきます。命がけで戦う人、守ろうとして命を落とす人、それぞれの覚悟がぶつかり合う回でした。それでは38話を一緒に見ていきましょう!
長風渡 38話のあらすじ
顧九思は刺客を全員斬り倒しましたが、そのまま力尽きて倒れてしまいます。柳玉茹はただただ心配で、そばを離れられません。
刺客全員相手にして倒れるって、体力の限界を超えてますよね
一方、悠州軍は食糧が底をつき始めていました。周高朗は明日から兵士たちと同じ食事にすると決め、陣を退いて守りに徹する方針に転換します。父親には命を狙われ、息子の周燁には兵糧を断たれ、周高朗の胸中は複雑でした。
顧九思は二日間眠り続けてようやく目を覚まします。陳尋は今や船帮のトップになっていて、医館や茶館を駆けずり回り、ようやく顧九思と再会できました。
洛子商は、柳玉茹が南方に築いた地盤の強さと、顧九思を助ける江湖の人々の存在を見て、兵糧を断つ作戦はもう通用しないと判断します。それでも彼にはまだ別の手がありました。周高朗父子は、洛子商にとって最後まで残った邪魔者です。始末するしかないと考えていました。
洛子商のこの淡々とした感じ、逆に怖いです
柳玉茹はさすがでした。大量の食糧を集め、馬帮の力を借りて関所をいくつもすり抜け、前線へ食糧を届け続けます。周燁がこの知らせを周高朗に伝えると、周高朗は明日、南肇との決戦に出ると決めました。まもなく悠州軍大勝の報せが東都に届きます。
范玉は周高朗を直接手にかける度胸はありません。洛子商はそこで范玉に迫り、黒河谷の地形と雍水湖を使って、悠州の大軍が堰塞湖の決壊に巻き込まれ全滅したように見せかける計画を持ちかけます。范玉は洛子商に指図されることに腹を立て、下がるよう命じます。とはいえ洛子商の懸念にも一理あり、范玉は西鳳という女性に意見を求め、結局は洛子商の考えすぎだという結論に落ち着きます。
周夫人は秦婉之を屋敷に招き、周燁への気持ちを尋ねます。秦婉之は他の令嬢のように恥ずかしがるだけではありませんでしたが、それでも気恥ずかしく、周燁が戻ってきたら本人に直接答えたいと考えていました。
そんな中、洛子商は范玉の許可を得ないまま偽の詔を出し、周家の家族全員を殺害するよう命じます。秦婉之は命がけで周家の人々を守ろうとしますが、多勢に無勢でした。彼女は周家を守るために命を落とします。この時、周燁はまだ何も知りません。
秦婉之があそこまでやるとは思いませんでした。守り抜こうとする姿、つらいです
江河はこの事態を知り、すぐに顧九思へ知らせを送ります。范玉は恐怖でどうしていいか分からなくなり、洛子商はその責任を范玉になすりつけます。翌日の朝議で、葉世安をはじめとする大臣たちが范玉を問い詰めます。范玉は葛藤の末、自分が命じたことを認め、さらに周家は敵と通じていたと言いがかりをつけ、やり取りした書簡を証拠だと主張しました。
葉世安は思わず笑い出し、范玉を「忠義と邪心の区別もつかない小僧」と皆の前で言い放ちます。范玉は恥をかかされ怒り狂い、見せしめとして葉世安を周家の一味と断じ、十日後に処刑すると決めてしまいます。
葉世安さん、正論を言っただけなのにこの仕打ちはひどすぎます
顧九思たちがいる場所から東都までは五日かかります。それでも顧九思は葉世安を助けるため、東都へ戻ることを決意します。
軍を率いて都へ帰る途中、周高朗は白玉京からの手紙を受け取ります。そこには周家が皆殺しにされ生き残った者は誰もいないこと、秦婉之が周家をかばって命を落としたことが記されていました。周高朗は立っていられないほどの衝撃を受け、目を赤くしながら悠州の将兵たちに命令を下します。今すぐ東都へ引き返し、范玉に落とし前をつけさせると。
周高朗の「今すぐ引き返す」、あの表情だけで覚悟の重さが分かりました
洛子商の手の者はまだ顧九思の行方をつかめていません。鳴一は牢の葉世安を訪ね、死後は遺体を焼いて墓碑は立てないでほしいという頼みを引き受けます。
洛子商は西南から届いた密書を手に范玉のもとへ向かい、悠州軍が黒河谷で堰塞湖の決壊に遭い全滅したと伝えます。范玉は最初大笑いし、そのあとに深く悲しみます。周高朗は范玉にとって唯一の肉親でした。その肉親も失った今、もう自分を諌める者はいなくなります。洛子商は范玉が酔っているという口実で、刀を持った侍衛を呼び入れました。
長風渡 38話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり秦婉之が周家を守って命を落とした場面です。周燁への気持ちを聞かれて恥ずかしがっていたあの穏やかな空気から、まさかこんな急展開になるとは思いませんでした。何も知らないまま帰ってくる周燁を思うと、こちらまで胸が痛みます。
洛子商の動き方も改めて怖いなと感じました。范玉の許可も取らずに偽の詔を出すあたり、もう完全に范玉を駒として扱っています。范玉は范玉で、洛子商に頼っておきながら都合が悪くなると突き放す。この二人の関係、いつまでも続くとは思えません。
葉世安が処刑を言い渡された場面も納得いきません。正しいことを言っただけなのに、見せしめにされてしまう理不尽さに腹が立ちました。顧九思が助けに向かうと決めた展開に、少し安心しています。
そして最後、洛子商が范玉に嘘の情報を伝える場面。范玉が大笑いしたあとに崩れ落ちるように悲しむ様子が、なんとも言えない気持ちにさせられました。刀を持った侍衛を呼び入れる洛子商のあの落ち着き払った表情が、38話で一番不気味でした。
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