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クルミットです♪
事件の真相がついに明らかになり、新たな物語も動き出した第3話。
登場人物たちの複雑な心情や、思いがけない展開にハラハラドキドキが止まりません。
それでは第3話を一緒に見ていきましょう!
鹿苑記 3話のあらすじ
林清秋は、姫信石が薬包みを縛った結び目を確認し、それがとても珍しい「死人結」と呼ばれる特殊な結び方だと見抜きます。しかも姫信石の手の傷も一致しており、養父を縛ったときの抵抗でできたものと判断。
その上、凶器が井戸に投げ込まれていたのも発見され、姫信石は言い逃れできない状況に追い詰められます。
証拠がピタリと揃っていく推理劇、見ていて本当にスカッとします!
姫信石は大人しく従うかと思いきや、医者を人質にしようとしますが多勢に無勢で失敗。
ついに、幼い頃の自分の境遇や、養父への複雑な思いを語り始めます。
「自分は殺人に刃物を使ったけれど、鹿南一は筆で人を殺す」と告げ、鹿南一に対する複雑な感情ものぞかせます。
ただし棺の件だけは頑なに否定し、最後は連行されていきます。
事件解決かと思いきや、まさかの姫信石自害…。まるで誰かを守るための沈黙のようにも思え、余韻が残りました。
鹿南一と林清秋は、かつて互いに受け取った「別れの手紙」が誰によるものかで対立。
鹿南一はなかなか許す気になれず、付文淵が現れてその場を連れ去ります。
林清秋は引き留めようとしますが、鹿南一は一度も振り返ることなく立ち去ってしまいました。
帰宅後、鹿南一は「なぜ姫信石が自分の書いた物語を利用したのか」と悩みます。
付文淵の協力で、焼失した書舎も見事に修復され、新たな気持ちで物語を書くことに集中。
その時、近くの村で「嫁が鯉に化けて仙女になった」という不思議な話を耳にし、久しぶりに創作のインスピレーションが湧いてきます。
何気ない会話や街の噂から物語が生まれる瞬間、作家としての鹿南一の魅力を改めて感じました。
翌日、鹿南一はいつものように町で人々の話を聞きながら、新作のための情報を集めます。「鯉魚化仙」の話題で盛り上がり、証言に銀貨を渡すとみんなこぞって話し始めるのが面白いところ。
そこへ、酔っ払った男が「全部嘘だ」と絡み、鹿南一に瓶を投げつけようとしますが、宮北音が間一髪で助けてくれました。
鹿南一はそのお礼に、宮北音を自宅に誘って一緒にお酒を飲むことに。
宮北音は鹿南一に苦手意識を持っていましたが、誘いに応じてくれたのが微笑ましいです。
一方、林清秋は鹿南一を訪ねますが、出迎えたのは付文淵。二人はまたしても静かな火花を散らします。
鹿南一と林清秋は幼なじみで、かつて駆け落ちまで約束した仲。
ですが互いに“自分の字で書かれた別れの手紙”を受け取ったことから心が離れ、深い誤解が生まれてしまったのでした。
林清秋は何度も家の前で鹿南一を待ち続け、やがて会えぬまま離れ離れに…。
過去の回想シーンは、二人の切なさやすれ違いがひしひしと伝わってきました。
その夜、鹿南一と宮北音は屋根の上でお酒を飲みながら、林清秋のことを語り合います。二人ともすっかり酔っ払い、鹿南一はなんと屋根から転げ落ちてしまうアクシデント!
ちょうど駆け寄った林清秋が受け止め、酔った勢いで鹿南一がキスしてしまうという予想外のラスト。
鹿苑記 3話の感想まとめ
ついに姫信石事件が一段落し、意外な過去や新しい物語が動き出す、転機となる回でした。
事件の余韻が残る中、それぞれの胸の内や、まだ消えない誤解が丁寧に描かれていたのが印象的です。
林清秋と鹿南一の間に残されたわだかまり、そして新たな創作のきっかけになる「鯉魚化仙」の噂。人々の素朴な証言や、小さな事件から広がる物語の世界に引き込まれました。
宮北音の頼もしさも健在で、酔いどれエピソードは少しホッとできる場面でした。
次回は、鹿南一の新しい物語がどう広がっていくのか、林清秋との関係にどんな変化が訪れるのか、とても楽しみです!
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