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クルミットです♪
28話は、安帝の理不尽な怒りが無関係な人たちに向かっていく話です。見ていて胸が重かった。なのに寧遠舟がさらっと「助ける方法」を渡していくところで、少し息ができた気がしました。ずっと引っ張ってきた永安塔での対面も、この話でついに実現します。
それでは28話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 28話のあらすじ
鄧輝は大皇子・汪国公・陶謂の三人の死から、真の凶手が任辛だと見抜きます。先皇后が亡くなって五年。今さら彼女のことを覚えている人間は、任辛以外にいないからです。
この推理の場面、鄧輝がじっと黙ったまま線をつないでいく感じが伝わってきて、怖かったです。ちゃんとわかってる人がいた。
しかし安帝はその怒りを、全く関係のない朱衣衛に向けます。「朱衣衛が主人の役に立てなかった」という理由で、紅・丹・紫の各衣使から二人ずつ、衛衆十四人を宮城南門の外で自縊させるよう命じました。
何の落ち度もない人たちです。鄧輝は内心では耐えられないと思っているのに、安帝の命令だから従わざるを得ない。
そこに寧遠舟が現れます。彼は鄧輝にこっそり教えます。縊り殺す際、弦を軟骨より一寸ほど下の一点に強く当てると、七割の人間が生き延びられる可能性があると。
鄧輝は自ら主刑に立ち、この方法を使って部下たちの命を秘かにつなごうとします。
目立った行動でも長い台詞でもないのに、その一言で七割が助かる。寧遠舟がこういうことをさらっとやるから、好きなんです。
如意もこの処刑の知らせを聞いて助けに出ようとしていました。でも結局、自分には何もできなかったという思いが残ります。朱衣衛の制度には深く怒っているのに、かつての同僚が無実のまま死んでいくのをただ見ていることしかできなかった。その複雑な痛みが伝わってきます。
攻塔作戦の話し合いも始まります。大皇子の死のせいで永安塔の警備は格段に厳しくなっていて、各階に仕掛けられた機関は想定以上に難しい。寧遠舟は元禄に機関の細糸を鈴を鳴らさず切る方法を考えるよう頼み、于十三には撤退路を探させます。如意は李同光に連絡して安都からの安全な脱出ルートを探すと言いました。
作戦会議している面々がみんな真剣なのに、まだ答えが出ていないあの感じ…きつかったです。
永安塔では梧帝が楊盈に迫っていました。もう待てない、早く連れ出せ、と。楊盈は「もう少し待て」としか言えない。梧帝はついに、七日以内に塔を出られなければ楊盈が女だということを安帝に告げると脅します。
そこへ寧遠舟が現れました。数々の罠をくぐり抜け、ひそかに塔に入っていたのです。
梧帝は寧遠舟に言います。自分の詔書にはすべて秘密の花押がある。それがなければ偽の詔書とみなされる。六道堂の兄弟たちの無実を晴らしたいなら、自分を国に連れ帰るしかないと。
寧遠舟は梧帝を「帝の器ではない」と皮肉りながらも、自分がここに来たのは章崧に押しつけられ楊盈に頼まれたからで、国と兄弟のためであり、梧帝のためではないとはっきり告げます。
「あなたのためじゃない」って言い切るところ、すっきりしました。梧帝が切羽詰まっているのはわかるけど、脅しを使う人に寄り添えない自分がいます。
初国公は初貴妃から大皇子の死を聞かされます。流刑の途中で突然死んだこと、安帝は二皇子の仕業だと疑っていること、二皇子も国に戻れない状況だということ。もう安帝の周辺には賭けられる人間がいない。初国公は長慶侯・李同光に望みを託すことにして、豊原の砦と私兵(部曲)、それに馬を全て贈ると決めました。
でも初月は、その私兵を自分の手元に置いておくことにします。全部渡してしまうのでは、李同光を制することができないからです。
翌日、初月は李同光に会い、父の誠意を示しながら「部曲は当面自分が管理する」と告げます。初月は幼い頃から、部落の首領を兄だけが継ぐことが不満だったと話します。だから弓術も戦術も自分で学んだと。李同光は「確かにお前は兄より強い」と言いました。初月がその言葉に少し嬉しそうにしていたのが、自然で良かったです。
如意は眠れない夜を過ごしていました。安帝への怒りと、朱衣衛への申し訳なさが重なって。寧遠舟は如意に、心の中にある後悔を全部紙に書き出させます。そして一緒に、その紙を花火で空に飛ばしました。
如意は金媚娘を通じて、助かった朱衣衛に「何が欲しいか」を聞いてもらおうと考えます。正確に助けるために、まず相手の望みを知りたいと。寧遠舟は「如意がやりたいことなら何でも一緒にいる」と答えます。
花火で紙を飛ばす場面、静かで良かったです。二人で夜空を見上げているだけなのに、それで十分な感じがして。
一念関山 28話の感想まとめ
一番印象に残っているのは、寧遠舟が鄧輝に縊殺を生き延びる方法を教えた場面です。あの短い一言で七割が助かる。大きな作戦を立てるわけでも、誰かに宣言するわけでもなく、ただこっそりと渡す。そういうことが自然にできる人なんだと改めて思いました。
朱衣衛の処刑については、見ていてイライラしました。安帝の怒りの矛先が完全に関係のない人たちに向かって、鄧輝は止められなくて、如意も見ていることしかできなくて。如意が眠れないのは当然で、むしろ眠れていたら怖いです。
梧帝との対面は、もう少し緊張感があるかと思っていたら意外とあっさりしていました。でも「あなたのためじゃない」と言い切る寧遠舟の台詞は刺さった。梧帝の「詔書の花押」という条件提示は、まだ自分に切り札があると思っているからこその発言で、どこか哀れでもありました。
初月と李同光の関係が今話でじわっと動いたのも、見ていて温かかったです。初月が素直に嬉しそうにしているのが、珍しくて。
後悔を書いた紙を花火で飛ばす場面は、言葉にならない気持ちをあの形で処理しようとした寧遠舟の気遣いが、静かに伝わってきました。
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