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ついに曹操の命が尽きようとしています。シバイと交わした最後の腹の探り合い、ソウヒの心を切り刻むような帝王教育、そして関羽という巨星が堕ちた瞬間の静寂。歴史が大きく動くその瞬間を、固唾を飲んで見守ってしまいました。天下を掌握した英雄が退場し、魏が新たなフェーズへ突入する、そんな歴史の節目となる22話を一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 22話のあらすじ
シバイは曹操に対し、自身の忠誠を証明し、生き残るための決死の弁明を行います。曹操は自身を漢の臣下と位置づけつつも、後世に汚名を残すことは避けたいと本音を漏らしました。そして、自らは王の地位に就かず、息子の代で天下を治めるための礎を築く「周の文王」となると宣言します。
「周の文王になる」なんて、その一言で息子の代で帝位を奪うという隠された野心が全部透けて見えて、背筋がゾクゾクしました。
曹操は過去に七度もシバイを殺そうと考えたこと、そして夢の中で見た「三馬同槽(同じ槽で三頭の馬が食らう)」という不吉な兆しについて告白しました。シバイは動揺を隠しながら弁解しますが、曹操は高笑いし、七度の殺意に耐え抜いたシバイの胆力を認めます。そして曹操はシバイの肩を強く掴み、ソウヒを支えて天下を統一せよと託孤しました。病床の曹操が昏睡に陥ると、報せを聞いたソウヒがシバフと共に駆けつけ、シバイは弟に対し、今夜が重要な局面になると耳打ちします。
病床の曹操とソウヒの対話は、親子の情愛を超えた政争の決断の場となりました。ソウヒは監国として、関羽と結託した魏諷らの処刑に加え、かつての友であった王粲の息子たちさえも切り捨てたと報告します。曹操はその果断さを高く評価し、三年前から用意していた皇太子指名の詔書をソウヒに渡しました。
父に認めてもらいたくて、血の滲むような冷徹さを演じきったソウヒの姿が痛々しすぎて、胸がギュッとなりました。
別れ際、曹操はソウヒに「天下が平定されたらシバイを警戒せよ」と釘を刺します。その頃、戦場では建安二十四年冬、関羽が麦城にて孫権軍の手によって殺害されていました。洛陽でその報を聞いた曹操は愕然とし、関羽の首級と対面すると、その前に膝をついて王侯の礼をもって丁重に埋葬することを命じました。祭祀の後、曹操はシバイを伴い東門へ向かいます。孫権から「天下の奇才」と称されたシバイを横に、曹操は自らが見ることのできない太平の世に思いを馳せました。
新年、曹操は豪奢な宴を催します。銅雀台の上で歌舞が催される中、老いた曹操は酒を掲げ、黄巾の乱の平定から河北支配、烏桓征伐までの自らの半生を振り返りました。九州のうち六州を統治下に置いた功績を誇る一方で、死を悟った哀愁が漂います。曹操は空中で槍を振り回し、最後には力尽きて倒れ込みました。
槍を振り回して、最後に力尽きて倒れるあの演出、英雄の最期としてあまりにも生々しくて息を呑みました。
曹操の退場に思うこと
何と言っても、関羽の首級に対して曹操が膝をついたシーンが脳裏に焼き付いています。あれほど曹操を苦しめ、恐れさせた宿敵の死に対し、一転して最大限の敬意を払う姿。傲慢で合理的だった曹操が、最後に求めたのが武人としての矜持だったという事実に、震えが止まりませんでした。あそこで見せた曹操の背中には、もう覇者の威厳はなく、ただの老人にしか見えなくて本当に切なかったです。
また、曹操にとってシバイという存在が、殺せないほどに強烈な才を持った「諸刃の剣」だったことがよく分かります。七度も殺意を抱きながら、結局は息子に警戒せよと警告しつつも、天下統一という重責を託す。この矛盾するような歪んだ信頼関係こそが、二人の知恵比べの真骨頂でした。
銅雀台での最期の宴も強烈なインパクトでした。かつての栄光を自分で語りながら、刻一刻と体力が尽きていく様。槍を振るう姿からは、若い頃の曹操の猛々しい面影が重なりました。あの宴の華やかさと、迫る死の静寂が交互に押し寄せる演出には圧倒されました。
巨大な太陽である曹操が沈み、その影にいたソウヒやシバイが動き出します。父の遺言を守ってソウヒはシバイを排除しようとするのか。それとも、シバイが曹操の残した複雑な盤面をひっくり返していくのか。曹操がいない世界で、魏という国がこれからどう変貌していくのか。歴史の転換点を目撃したような、とてつもなく重い回でした。
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