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クルミットです♪
曹丕がついに王位へ就き、新たな時代が幕を開けました。しかし、それは冷酷な粛清と、知力と知力がぶつかり合う政治の嵐の始まりでもありました。曹家の骨肉の争いに、静かに、しかし確実に歴史を動かす制度が芽吹こうとしています。曹丕の猜疑心と、それに翻弄される司馬懿たち。混沌とする朝廷で、一体何が動いているのか。張り詰めた緊張感とともに、波乱の25話へと足を踏み入れていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 25話のあらすじ
鄴の都に王座を構えた曹丕は、即座に人事の入れ替えを行いました。夏侯惇を大将軍に、曹仁を車騎将軍、曹真を鎮西将軍に任じます。さらに、陳羣を尚書令、司馬懿を御史中丞、そして司馬懿の弟である司馬孚を中書郎へと抜擢しました。
いきなり強烈な布陣ですね。司馬懿もついに要職へ、ここからが本当の戦いという感じがします。
体制を固めた矢先、自らを縛った状態で宮中に現れた丁儀が、曹丕を逆賊と罵倒しました。死を恐れぬ態度の丁儀に対し、曹丕はこれを「沽名釣誉」と冷酷に切り捨てます。曹丕は丁儀の一族の男子を皆殺しにし、女子を奴隷として売り払うよう命じました。さらに、実の弟である曹彰と曹植を封地に追放し、監視役を付けて厳重に管理させるという徹底ぶりです。
一族全員を斬首って、容赦がなさすぎます。曹丕の冷たさが全身に突き刺さるようなシーンでした。
後宮では、息子たちへの仕打ちに激怒した卞太后が曹丕を責め立てます。そこへ、洛陽での騒動の責任を一身に背負い、司馬懿が拝謁を求めました。しかし、卞太后は司馬懿を責めるどころか、逆に労いの言葉をかけます。二人が下がった後、彼女は密かに追っ手をやり、遠ざけられた息子たちへ防寒着を届ける手配をしました。
母親としての情けに、思わずホッとしてしまいました。冷たい宮中での、唯一の温かい光に見えます。
銅雀台にて、曹丕は司馬懿に曹操の最期の遺言を尋ねました。亡き父への想いと、自らの能力を認められなかった悔しさが曹丕の心を渦巻いています。そんな中、甄姫が曹植へ密かに手紙を送っていたことが発覚。弟への嫌悪を募らせていた曹丕にとって、この事実はさらなる引き金となりました。
ただでさえ疑り深くなっているところにこの手紙ですから、甄姫の立場が危うすぎてヒヤヒヤします。
一方、司馬邸では司馬懿の息子たちが木剣で稽古に励んでいました。それを見守る司馬懿夫妻。その頃、朝廷では臣下たちが曹丕の即位を急かし、戦乱で荒廃した国内情勢は悪化の一途を辿っています。父・司馬防は、状況を打破するために蔡邕の碑文を司馬懿に託し、有力者の鐘繇へ贈るよう助言しました。変法を行い、士大夫を味方に引き入れる必要があるという考えからです。
息子たちの平和な姿と、政治のドロドロした駆け引きの対比がなんとも言えません。
しかし、鐘繇は一筋縄ではいきません。贈り物を突き返してはいないものの、司馬懿に対し「朝廷の政治はバランスが重要だが、足の引っ張り合いをしてはならない」と、鋭い釘を刺しました。
鐘繇の老獪さには脱帽です。すべてお見通しといった顔つきが怖すぎます。
同時刻、淮南から献上された美女・柏霊筠が曹丕の前に現れます。彼女は聡明な女性で、曹丕が自分を司馬邸への監視役として送ろうとしている意図を即座に見抜いていました。
ただの美女じゃないですね。この柏霊筠という女性、これから司馬懿の生活をどう変えていくのか興味深いです。
その夜、尚書令の陳羣が司馬懿の屋敷を訪れます。手には、司馬懿が鐘繇へ送ったはずの碑文が握られていました。困り果てた鐘繇が、押し付けるように陳羣へ回したのです。この偶然をきっかけに、二人は官吏選抜のための「九品中正制」の雛形を作り上げます。夜を徹して書き上げられた奏折。翌朝、二人はどちらが上奏するかで譲り合いましたが、最終的に司馬懿がその大役を引き受けることになりました。碑文の顛末を聞いた司馬懿は、鐘繇の老獪さに改めて背筋が凍る思いでした。
歴史を変える制度が、たった一つの碑文から生まれたなんて……。運命の皮肉と面白さを感じます。
曹丕の孤独と、歴史が動き出す瞬間
今回のエピソードで一番心に残ったのは、曹丕が弟たちを追い出し、なおかつ甄姫の裏切りを知った後のあの表情です。王としての威厳を保ちながら、内側では誰にも信じられない孤独に押しつぶされそうになっている様子が伝わってきました。あの冷徹な処刑も、実は自分の足元を固めるための必死の抵抗だったのかもしれません。ただ、そのやり方が周囲を凍りつかせていることに彼自身が気づけていないのが、見ていて非常に重たかったです。
一方で、司馬懿と陳羣が夜な夜な制度を作り上げる場面には、不思議と高揚感を覚えました。後の世まで続く「九品中正制」が、まさか鐘繇の嫌がらせ(?)から転がり込んできた碑文がきっかけで生まれたとは。歴史の大きな転換点が、案外こんな個人的なやり取りから始まっているのかもしれないと考えると、ドラマの深みが増します。
そして登場した柏霊筠。彼女の登場で、司馬邸の空気感もガラリと変わりそうです。曹丕からの刺客でありながら、誰よりも曹丕の意図を冷徹に理解している彼女。司馬懿にとって、彼女が敵になるのか、それとも新しい均衡をもたらすのか。曹丕の猜疑心が最高潮に達する中、この新たな火種がどのような化学反応を起こすのか、この先の展開が気になるばかりです。
曹丕の冷酷な粛清と、司馬懿たちが夢見る新しい政治の形。この二つがどのような結末へ向かうのか、次回の動きをじっくり見守りたいと思います。
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