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クルミットです♪
ついにシバイとソウシンが握手を交わしました。宿敵同士が手を組み、皇帝ソウエイという巨大な壁に挑む様子は、嵐の前の静けさそのものです。一方で、長らく動かなかったショカツリョウがついに牙をむき始め、物語の舞台は宮廷から戦場へと急激にシフトしていきます。身を削ってまで家族を守ろうとするシバイの凄みと、国の命運を賭けた駆け引きの行方、それでは53話を一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 53話のあらすじ
シバイは自宅で、妻のハクレイコウと共にタイコウとカクショウを救う手立てを模索していました。皇帝ソウエイの憎しみは深く、シバイひとりの力ではどうにもできない状況です。行き着いた結論は、同じ輔臣であるソウシンと手を組んで、二人で皇帝を説得するという荒療治でした。失敗すれば家ごと潰される極限の状況ですが、ハクレイコウは「大きなものを得るためには、大きなものを捨てなければならない」とシバイを突き動かします。
自分を偽るようになったら恐ろしい存在になる、なんてハクレイコウに言われて、シバイがどんな顔をしていいか困っているように見えました。夫婦の絆というより、もはや共犯関係に近い空気感が漂っています。
翌日、シバイはソウシンの屋敷へ足を運びます。かつての宿敵同士、表向きは礼儀正しく酒を酌み交わしますが、その裏にはお互いの腹を探り合う毒が隠されています。シバイはカクショウを助けるための協力を持ちかけますが、利害でしか動かないソウシンは首を縦に振りません。そこでシバイは決死のカードを切ります。「西南で戦争が起きた際、総大将にソウシンを推挙する。そして、自分は兵権を返上して政務から退く」という究極の譲歩です。この甘い餌を前に、ソウシンはついに手を組むことを承諾し、二人は誓いを交わしました。
酒を飲みながら握手をする二人の指先が、どこかピリついて見えて怖かったです。本当に信じ合っているわけではない、この張り詰めた緊張感、たまりません。
翌朝、宮殿の朝議。酒の匂いをプンプンと漂わせ、顔を真っ赤にしたシバイとソウシンがチン・グンと共に皇帝ソウエイの前に立ちます。二人は揃ってカクショウを罪に問うべきではないと強く進言しました。死すら覚悟した武官・文官たちの気迫に押され、ソウエイは怒り狂いながらもカクショウを釈放することになります。カクショウが無事に解放され、シバイが約束通り西南の守備へ向かうことを申し出ると、その背中はどこか寂しげに見えました。
ソウエイが激怒して叫ぶたび、こっちまで胃がキリキリしました。あの年齢で皇帝のプレッシャーを受けるのは、想像以上に過酷です。
朝議の後、怒りのおさまらないソウエイに対し、宦官のヘキジャは「輔臣たちより長生きすれば支配から逃れられる」と耳打ちします。この言葉を聞いたソウエイの表情から、殺気のようなものがスッと消えたのが印象的でした。一方、釈放されたカクショウはシバイに感謝を伝え、これが最後になるかもしれないという別れを告げます。
その頃、蜀の地ではショカツリョウに息子が生まれ、諸葛瞻と名付けられます。平和を願うショカツリョウのもとに、シバイからの書状が届きました。その文面から北伐を急かされていることを読み取り、今こそ好機だと判断します。西蜀の大軍が動き出し、ソウエイは再び激怒。ソウシンは自ら出陣を申し出て、自分が引き立てた猛将オウソウを推薦しますが、そのオウソウときたら儀式で派手に失敗し、周囲の笑いものになってしまいます。
せっかくシバイと取引して大きな戦果を期待していたのに、ソウシンが選ぶのがあんなに頼りないオウソウだなんて。これから前線でやっていけるのか、余計な心配をしてしまいます。
ソウシンが隴西大都督に任命され、チン・グンの提案でシバイが副都督として同行することになります。ソウシンは猛反対しますが、結局はそれを受け入れる形となり、シバイは10日以内に前線へ向かうこととなりました。
戦場という名の逃げ場所
今回のエピソードで一番気になったのは、シバイが戦場へ向かうことを選んだその胸の内です。都で皇帝ソウエイの顔色を伺いながら綱渡りをするより、いっそ戦場の方が風通しが良いと判断したのか。それともソウシンという敵と一緒に戦うリスクをあえて受け入れたのか。彼の決断は冷静で、どこか冷たいほどです。
ソウシンがオウソウを推薦するシーンは、本当に頭を抱えたくなりました。自分の手柄を立てたい気持ちは分かりますが、国の運命がかかった北伐の現場に連れて行くのがあの人物だとは。現場の空気は相当なものになりそうです。
ヘキジャの「長生きすればいい」という助言一つで、皇帝ソウエイが殺意を引っ込めるのも末恐ろしい描写でした。結局、権力というものは「誰が長く生き残るか」というゲームに集約されます。戦場に着いた時、二人の力関係がどう変わるのか、都での約束がどこまで守られるのか。それが今後の大きな分岐点です。
ショカツリョウが書状を読んでほくそ笑むシーンもあり、いよいよシバイとショカツリョウの知恵比べが本格化します。都を離れたシバイが、戦場でどのような手腕を見せるのか。物語の舞台が宮廷からいよいよ戦場へ切り替わりました。
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