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今回お届けするのは、いよいよ大軍を率いる万嘉桂(まん・かけい)と“将軍”陳文徳(ちん・ぶんとく)が正面衝突を迎える「双燕秘抄」第31話です。激しい戦いのなか、茉喜(まき)と陳文徳の関係も一筋縄ではいかないようで…。
それでは第31話を一緒に見ていきましょう!
双燕秘抄 第31話のあらすじ
家の中で険悪ムードが漂いつつも、茉喜が朝食の準備に関わるなど、いわゆる“夫婦の形”を守ろうとしているシーンから物語は始まります。とはいえ、毒物の混入を警戒する小武(しょう・ぶ)による厳重チェックや、刺客の多さを物語る態勢に、茉喜は「陳文徳が置かれる立場の厳しさ」を改めて感じました。 茉喜が“ここまで警戒しなきゃならないの?”と驚く気持ちは分かりますね。乱世の将軍の大変さを実感します。
そんななか、万嘉桂が大将・明徳侯(めいとくこう)からの支持を得て、なんと十万もの大軍を率いて磬州に迫ってきます。陳文徳は「俺は退かない。茉喜は万嘉桂のことを忘れろ」と言い放ち、あくまで迎撃の構え。一方で茉喜は、彼の身を案じるようなそぶりを見せはじめ、陳文徳はまんざらでもない様子です。
一見ツンツンしているけど、茉喜が心配する素振りに陳文徳が嬉しそうなのが可愛いです。
さらに陳文徳は、茉喜に“将軍夫人”として兵士たちの士気を高めるため「四万足分の靴下を縫ってくれ」と大注文。茉喜は大変そうですが、彼が狙いとしているのは“士気向上”と同時に「茉喜が逃走を考えないように手をふさぐ」ことなのかもしれません。
やがて戦が始まり、まずは万嘉桂軍が攻城を図るも、陳文徳配下の軍が撃退。勝ちに乗る陳文徳は、自ら出馬して前線に立ち、万嘉桂との“将対将”の激突が実現します。両者互角の戦いの末、万嘉桂は「いったん退き、兵を立て直す」と決断しつつ、最後に放った一矢が陳文徳を負傷させてしまうのでした。
二人の一騎打ちは手に汗握る展開でしたね。最後の万嘉桂の矢が、陳文徳を負傷に追い込むとは…!
茉喜は夜に陳文徳の部屋で、血をにじませて帰ってきた彼を見て「どうしてあなたが直接前線へ行くの?」と責めながらも、本当は無事でいてほしいと心配でたまらない様子。そんな茉喜に対して、陳文徳は「大将が矢面に立たなければ、兵がついてこない」と意地を張りつつも、わずかに嬉しそうな表情を見せます。
茉喜が“軍規上よくないのでは”と懸命に説得するシーン、二人の距離が近づいている感じがして胸がキュンとします。
一方、万嘉桂は援軍の指揮に苦戦。味方に厳罰を加え、軍紀を正そうとするものの、吳吟(ごぎん)や各地の援軍勢力との対立が深まるばかり。鳳瑶は「茉喜を救い出せなかったのだから、せめてもう一度攻め込んで」と懇願しますが、“無理に攻め込んでは被害が増大する”という葛藤に万嘉桂は苛まれます。
結局、万嘉桂は二度目の攻城を再開する流れとなりますが、茉喜が「心配してしまう」陳文徳の思惑どおり、磬州は難攻不落の様相を見せ始めました…。
双燕秘抄 第31話の感想まとめ
今回の主なトピックは、陳文徳と万嘉桂の直接対決と、その結果としての陳文徳の負傷でした。これまで「刺客や策略」が目立っていた戦いでしたが、正面衝突が始まると一気に緊迫感が高まりますね。 矢を受けながらも堂々と兵を率いる陳文徳の姿に、茉喜だけじゃなく読者もドキドキ…!
また、茉喜が彼に対して多少なりとも“優しさ”を示すシーンには、ほんのり胸が温まりました。とはいえ、二人のあいだには依然として万嘉桂の存在があり、茉喜が完全に陳文徳へ心を許しているわけではありません。鳳瑶もまた、茉喜を助けられなかったことを自責しており、さらに万嘉桂とのパートナーシップもギクシャクしがちです。
それぞれが抱える想いがどう交錯し、磬州の行方がどう決着するのか…次回もますます見逃せない展開が続きそうです♪
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