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「双燕秘抄」第34話では、ついに陳文徳(ちん・ぶんとく)の軍が壊滅的な危機に陥り、茉喜(まき)も巻き込まれてしまいます。命の危機が迫るなか、万嘉桂(まん・かけい)や白鳳瑶(はく・ほうよう)も必死の捜索を続けるのですが…。
それでは第34話を一緒に見ていきましょう!
双燕秘抄 第34話のあらすじ
大きな戦いの末、陳文徳軍は戦況が悪化。明徳侯(めいとくこう)側についた万嘉桂は、ついに陳文徳を“最終的に追い詰める”覚悟を固め、城外の軍勢と連携して追撃を強めます。そのころ、陳文徳は茉喜を守るために“ある計画”を練っていました。 陳文徳が「自分は囮となって敵を引きつける。茉喜と部下は城外へ逃げろ」と言うシーンは胸が切ないですよね。
「一緒に逃げてほしい」—茉喜の願いと陳文徳の“決意”
茉喜は「命があるうちに、今すぐ逃げて二人で新しい生活を始めよう」と強く陳文徳に訴えます。しかし、彼は一軍の将として「ここを捨てて逃げ出すわけにはいかない」と拒否。「自分が敵を引きつけ、その間に茉喜は小武(しょう・ぶ)と共に安全な場所へ」と言い残し、最終決戦へ赴くことを決めるのでした。
“将軍としての責務”と“愛する女性と逃げたい”という気持ちの間で、陳文徳が苦悩しているのが伝わります。
立春が“茉喜の替え玉”に…しかし作戦失敗か?
やがて夜、陳文徳は偽装工作として立春(りっしゅん)に茉喜の服を着せ、茉喜本人を守ろうと画策。ところが、万嘉桂は警戒心を解かず、「茉喜がいるはず」と思い詰めている様子。さらに呉吟(ごぎん)は勢力拡大を狙い、混乱を煽るかのような行動を取り、神鴉火箭などの攻撃を浴びせてきます。
結局、偽装工作は功を奏さず、陳文徳軍は激しい砲撃を受けて大混乱。陳文徳が慌てて廃墟と化した自軍の陣営へ戻ると、彼の兵は次々と倒れ、陳文徳は必死に「茉喜!」と叫びながら、瓦礫が崩れ落ちる中で茉喜をかばって自分が重傷を負うのでした。
陣営が一気に焼け落ちる描写はまさに圧巻…陳文徳の必死の叫びが印象的でした。
茉喜は“生き埋め”状態…万嘉桂&鳳瑶の捜索も空しく
翌朝、瓦礫だらけの戦場を万嘉桂と鳳瑶が捜索に来ます。二人は「茉喜!」と必死に呼びかけるものの、茉喜は生死不明。実は彼女は崩落した瓦礫の下敷きになりながら、陳文徳と共にどうにか生き延びていました。しかし、茉喜は声をあげずに救助要請を避けます。
なぜか? それは「万嘉桂&鳳瑶が共に陳文徳を“殺す側”に回っている以上、陳文徳を見捨てられない」という彼女なりの思いがあったようです。鳳瑶は茉喜の身を案じながらも、結局見つけられず現場を離れることに。万嘉桂の手下も焦って捜索を続けますが、収穫はなく、さらに見つかった女の遺体が“茉喜かもしれない”と報告されるほどの深刻な状況に…。
このシーン、鳳瑶が「どうしても見つけたいのに見つからない」という切なさがひしひしと伝わりますね。
“陳文徳しか残っていない”——茉喜の選択
一方、茉喜はなんとか陳文徳を救おうと必死。重傷の陳文徳を間近にし、「みんなが死んだと思っている今なら、誰にも邪魔されずに抜け出せるかもしれない」と悟ります。実際、崩壊した陣営にはもう誰もいないため、見つからずに逃げられる可能性が高いのです。
とはいえ、陳文徳の容体は危機的状況。茉喜は「私を想ってくれるのは、もう陳文徳だけかもしれない…私も彼を見捨てたくない」と、万嘉桂たちと合流する道をあえて捨て、廃墟の中で彼を支えることを選ぶのです。
茉喜の決断が胸に響きますね。“姉妹も万嘉桂もいるけれど、今の陳文徳には私しかいない”という思い…切ないです。
万嘉桂陣営に暗い噂…“茉喜の遺体が見つかった?”
その頃、万嘉桂は「女性の遺体が一体見つかった」と報告を受け、「まさか茉喜…!?」とショックを受けます。顔が焼けただれて誰だか分からない状況に、鳳瑶もいても立ってもいられず。もはや希望が消えかかる中、呉吟は「茉喜を見つけて万嘉桂に差し出したい」と動く様子を見せはじめますが、果たして彼の本心はどこにあるのか…。
双燕秘抄 第34話の感想まとめ
壮絶な廃墟シーン&陳文徳との“生死を共にする”茉喜
今回、陳文徳軍は大きな砲撃にさらされ、一気に壊滅の危機へ。茉喜が陣営を抜ける寸前、彼女を守ろうとした陳文徳が重傷を負うシーンは、本当に息を飲む展開でした。周りには倒れた兵士たち、炎と瓦礫…。まさしく絶体絶命の状態です。
茉喜の“本心”が垣間見える
万嘉桂や鳳瑶がすぐそばで捜索しているのに、あえて名乗り出ない茉喜の行動には、深い思いが感じられます。「もう陳文徳しか残っていない。私まで見捨てたら、彼は完全に孤独になる」と、茉喜自身も気づいているのかもしれません。
一方で、この状況が長引けば、万嘉桂と鳳瑶は「茉喜は死んでしまった」と思い込みかねないわけで…切なすぎる三角関係です。
今後の展開:呉吟の動きや“焼けた遺体”の真相は?
鳳瑶と万嘉桂に伝えられた遺体の情報、そして呉吟の動向など、まだまだ不穏。茉喜が陳文徳を看病してここから抜け出せるのか、二人がどうやって生き延びるのか…まさに最大の山場に差し掛かってきました。
次回も緊張感あふれる描写に注目しながら、茉喜たちの運命を見守りましょう♪
愛と義理、そして命の危機が交錯する…「双燕秘抄」は一瞬たりとも目が離せませんね。
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