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クルミットです♪
今回は「血屠三千里」という物騒な言葉から始まる緊迫の朝議と、まったく緊迫していない許家の騒動が同時進行する回でした。国境の危機と、弟が丸裸で庭に転がされる事件。この温度差がなんとも言えず面白かったです。それでは26話を一緒に見ていきましょう!
大奉打更人 26話のあらすじ
許七安は「血屠三千里」という言葉を耳にします。もし本当に鎮北王が謀反を起こしているなら大変なことです。急いで魏淵に報告に走りました。魏淵は南方と東方に多くの間諜を放っていましたが、最近は音沙汰がありません。念には念を入れて、魏淵は自ら囚人を連れて宮中へ向かい、皇帝に直接報告する決断をします。
朝議では、遠く離れた鎮北まで大量の兵糧を運ぶことに反対の声が上がりました。国庫にそれほど余裕がないというのが理由です。
こういう時に限って誰も自分の懐は痛めたくないんですよね
一方で、遠くても鎮北は国土の一部だ、見殺しにはできないと訴える者もいました。さらに厄介なことに、皇帝が正確な軍情を知って自分たちの責任を問われるのを恐れ、北の国境にはただの盗賊が少し増えただけだと嘘をつき続けていた者もいたのです。魏淵が「血屠」だとはっきり強調したことで、皇帝はようやく事の重大さに驚き、すぐに司天監(天文や吉凶を占う役所です)の者を呼んで証人を調べさせました。ですが望気の術だけでは安心できず、皇帝は改めて人を派遣して北の国境を直接調査させることを決めました。
同じ頃、李妙珍は許家を訪れていました。許新年が家にいると聞き、天諦会の一味だと誤解して問いただそうとしたのです。ところが当の許新年は何も知らず、しかも湯浴みの最中でした。李妙珍は決断力のある勇ましい性格ですが、許新年はしがない雲麓書院の書生。突然の乱入に驚いた許新年は情けない声で助けを求めますが、何を聞かれても答えられません。とうとう李妙珍は怒って、その場で許新年を窓の外へ突き飛ばしてしまいました。
湯浴み中に問い詰められて答えられるわけないでしょうに
許七安が家に帰ると、叔父と妹が戸口に隠れて聞き耳を立てているのを見つけ、自分も面白がって近づきます。てっきり許新年が急に何か目覚めたのかと思いきや、目にしたのは窓から蹴り出されて裸で庭に震えている弟の姿でした。李妙珍を見た瞬間、許七安はすぐに察しました。今回は弟が自分の代わりに濡れ衣を着せられたのだと。
李妙珍が都に来た本当の理由は、吏部にいる蘇蘇の父親の行方を探るためでした。以前、蘇蘇の父親は都に来たきり消息を絶っており、蘇蘇は今もその安否を知りたがっています。かつて許七安は李妙珍に力を借りるために協力を約束していました。今回はその借りを返す番だというわけです。
魏淵は李妙珍が都に来ていると知ると、その身分でここに留まるのはまずいと考え、すぐに帰らせるよう許七安に指示します。許七安が李妙珍の目的を伝えて困っていると告げると、魏淵は「それなら助けられる人間がいる」と言いました。それが許新年だったのです。
李妙珍に叩き伏せられて気を失った許新年を助けるため、父の許平志は体裁も構わず息子を背負い、医院まで運びました。二本もの路地を裸のまま背負われて運ばれたと知った許新年は、面目を失ったと感じ、それから部屋に閉じこもってしまいます。
せめて何か布くらい掛けてあげてほしかったです
許七安は半信半疑ではありましたが、魏淵が確信のないことを口にする人ではないと知っていたので、急いで家に戻って許新年に頼み込みます。兄がそこまで頼むならと、許新年は心当たりのある人物を思い浮かべ、試してみることを引き受けました。
一方、貴妃の里帰りに付き添って外に出ていた臨安は、道を間違えたせいで予定より半月も余計にかかっていました。長公主が密かに手配していた護衛は本来姿を見せない約束でしたが、危険な場面に遭遇したため、やむを得ず商隊のふりをして一行を守り届けます。臨安は帰り道ずっと許七安のことを思い出していて、船頭に早く進むよう急かしていました。
許新年は吏部の友人と連絡を取るため、たくさんの孔明灯を合図として空に放ちました。翌日、許七安を誘って一緒に会いに行きますが、いくら待っても相手は現れません。許七安はどうやらすっぽかされたようだと感じていました。
大奉打更人 26話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり許新年が窓から放り出される場面です。あの裸で庭に転がって震えている姿、想像しただけで気の毒になりました。しかも父親に二本の路地を裸のまま背負われるというおまけつき。これは許新年でなくても部屋に閉じこもりたくなります。
朝議のほうはがらっと空気が変わって、正直ひやっとしました。国境の危機を知りながら保身のために嘘をつき続けていた人たちには腹が立ちます。皇帝がようやく「血屠」の重みに気づいたのは良かったですが、そこに至るまでの時間のロスを思うと切ないですね。
李妙珍と許新年の組み合わせは温度差がありすぎて笑ってしまいました。李妙珍は本当に容赦がありません。でも彼女なりに蘇蘇のために必死なのだとわかると、少し見方が変わります。
臨安が船の上でずっと許七安のことを考えていた場面は、道中の緊張とは対照的にほっとしました。早く二人が会えたらいいなと思いながら見ていました。
最後は許新年が空に放った孔明灯です。せっかく合図を送ったのに誰も現れなかった時の許七安の拍子抜けした顔が印象に残りました。
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