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クルミットです♪
長らく皇帝の座についていた永楽帝が崩御しました。少々頼りない皇太子が皇帝になるのでしょう。皇太孫が皇太子に・・宮廷では何が起こるか目が離せません。
では 16回から紹介していきますのでお付き合いください♪
【尚食】(ネタバレあり)
「16回」
荘妃の部屋から食事の作り直しを命じる声が響きます。殷紫萍たちは外へ・・もう一人は姚子衿ではなく荘妃です。検問で腰牌を見せていくつか門を抜けると外に出られます。荘妃を見送って殷紫萍は戻ってきました。中では姚子衿と阿金が待っていました。殷紫萍はもうすぐ殉死するのに外に出たらきっと戻ってこない・・・荘妃が故郷の味でないと言うので姚子衿は荘妃が望んだ胡桃汁粉を食べながら何が違うか考えていました。
夕暮れが近づいてきました。荘妃は戻りません・・・・ついに迎えがきました。門を無理やり開けようとすると戸が開き、正装した荘妃が立っていました。
司膳司に戻った姚子衿は胡桃汁粉の材料の残りを探します。姚子衿は荘妃に届けると言って胡桃汁粉を作り始めました。厨師たちみんなが手伝いだしました。
姚子衿は荘妃に胡桃汁粉を届けにきました。最後の心づくし、口にした荘妃はこれこそ江南の母の味と言いました。そして外に出たら戻らないつもりだったが誰も助けてくれなかった・・・どこにも飛んで行くことはできない・・・思い出の味・最後に温もりをもらった。
駆けつけた皇太子に母を頼んで荘妃は旅立った。全てを見ていた陛下の側妃郭氏はいたたまれずに飛び出した。門の外に孟紫澐が待っていた。
殷紫萍は姚子衿にすぐにここから逃げようと言います。止める姚子衿に殷紫萍は皇太孫の妃にならないでと言います。逃げても逃げられないならここにいて不合理なしきたりを正そう・・・誰にでも辛いことはある。一人でなければ耐えられる。耐えれば道が開かれる。
姚子衿は殉死を無くしたいのでしょうか。
胡司膳は姚子衿を怪しみ阿金を捕らえて何をしたか聞き正しました。荘妃が姚子衿の玉佩を使って外に出たことがわかりました。一体どんな玉佩か?
胡司膳には姚子衿の素性がわかったようです。
永楽22年8月
皇太子朱高熾が皇帝となり、皇太孫朱贍基が皇太子となりました。皇太子妃張氏は皇后、皇太孫妃胡氏は皇太子妃となりました。
司膳司で働く姚子衿は皇太子妃の食事を作るように言いつけられました。咳の出る妃のために桂花芋乳と蓮の葉粥を作りました。皇太子妃に姚子衿が食事を届けました。
洪熙帝朱高熾のところに皇太子朱贍基がきました。民のためでも南京への遷都はやめるようにと進言します。しかし、洪熙帝はまだ誰にも言っていないのになぜ知っている。父を見張っているのかと怒ります。皇太子は南京皇城の修繕を命じたことから推測しました。先帝の寵愛を傘にきて父を軽んじるな。しかし、皇太子は遷都することは後に憂になりますと忠告します。洪熙帝は口出しするなと追い出してしまいました。
父と息子、なかなかうまく行きません。
「17回」
皇太子妃の所に食事を届けに行った姚子衿の前に胡尚食がきました。そして姚子衿が荘妃に玉佩を渡し逃がそうとした、皇后に代わって裁断を下せと言いました。阿金の証言で姚子衿が皇后が持つ鳳凰の玉佩を待っていたと言うのです。荘妃が戻った後、陳将軍が取り上げた。この玉佩は仁孝皇后が皇太孫妃のために作ったもの。なぜ姚子衿が持っているのか?
皇太子の所に陳将軍が玉佩を持ってきました。
胡尚食は姚子衿は先帝が定めた皇太孫妃、姚子衿が子供の時永楽帝から授かったのです。
彭城伯夫人が孫子衿を推薦しましたが病となり静養することに。そして、天命によって胡善祥が選ばれた。今になって身分を隠し宮中に来るとは企みがあってのこと生かしておけません。胡尚食は姚子衿を捕らえ、毒殺しようとしました。皇太子妃が止めます。厨師としての才能は認めて、全てを教えようと思っていたが胡家を脅かすことを見過ごせない。
そこへ、皇太子は入ってきて姚子衿を連れ出しました。
行雲草舎に戻った皇太子は目覚めた姚子衿になぜこのようなことになったと問います。姚子衿は皇太孫妃となるように育てられたことを話しました。殿下のために生きるように躾けられた。そして身分の低かった母は姚子衿が皇太孫妃になった時困らないように自死したこと。殿下にとっては相手が代わっただけだが、私は母が犠牲になったのに皇太孫妃になれなかった。皇太孫妃になりたいわけではないが、母を母とも呼べなかったことが悔やまれる。そして養母が良い縁を願ったが殿下との縁談のため叶わなかった。私の代わりに皇太孫妃になった人が見たかった。皇太孫に何が悪かったか尋ねたかった・・・
何も知らなかったと皇太子は謝ります。何も悪くない、今後もう傷つけないと約束した。
行雲草舎にきた皇太子妃に胡尚食は許され、すでに帰ったと伝えられた。
皇太子妃は皇太子が姚子衿を介抱するのを見てしまいました。
皇太子妃が胡尚食を責めると、逆に皇太子の心を掴んでいないのに姚子衿が側妃になったらどうなるのと諭します。先に妃になったことだけが救いとても姚子衿には敵わない。
洪熙帝は游一帆を呼び、先帝と自分とどちらに忠誠を尽くすかと尋ねました。国を害する悪を正す錦衣衛の責を果たすと言いました。洪熙帝は游一帆を錦衣衛の指揮使にしました。
游一帆は優等生の答えです。
皇太子は玉佩を姚子衿に返しますが姚子衿は受け取りません。
胡尚食が東宮の食事を担当するように方典膳に言いました。姚子衿は他の部署へ移動すると言いました。するとそこへ、孟紫澐がきました。陛下の勅命で再び尚食となることが告げられました。尚食局に尚食が二人いることは前例があるので問題はないと言います。孟尚食は姚子衿を尚食局に残すと言い渡しました。
胡尚食は井殿に約束が違うと言います。陛下の命には逆らえない。側妃郭氏の差金か?井泉は知らぬと言って帰って行きました。見ていた王司膳は胡尚食に忠告します。人の口に入る膳に間違えは許されないと胡尚食を責めます。胡尚食は王司膳に迷惑はかけないと言います。
姚子衿は皇太子に食事を届けました。皇太子は恨んでいるかと尋ねますが姚子衿は恨んではいませんが出家しようと思いますと答えました。皇太子はそんなことはさせない、何があっても離さないと言うと、全て嘘、恨んでいますと言って姚子衿は帰って行きました。
姚子衿は皇太子の猫に煮干しを食べさせていました。游一帆がきて、喪中は菜食だお前を罰しようと猫に言います。帰ろうとする姚子衿に上手く皇太子に取り入ると話しかけます。そして秘密を抱えた者同士助け合おうと誘います。姚子衿は錦衣衛の手助けなどできないと断ると敵は近くにいる、よく考えろと言いました。
游一帆は洪熙帝に取り入り、皇太子にも近づこうとしているようです。
「18回」
洪熙帝は孟尚食が供した食事を喜んで食べます。おこげ粥を出し、薪を使って釜で炊くと作り方を話します。そして庶民はそれが叶わないと・・・洪熙帝はなぜかと聞きます。陵墓のある山では木を伐採できないのでと言うと、洪熙帝は法を緩めるように指示しました。そして孟尚食に気づいたことを進言するように言います。孟尚食は井泉の事を告げました。
尚食局にも捜査が入りました。蘇月華は王司膳が罪を認めたと孟尚食に言いました。
王司膳は胡尚食 が帳簿を改ざんしていた事を知っていました。蘇月華は王司膳を助けてくれと母に懇願しました。しかし、孟尚食はこれからは自分の力で生きるように諭しました。
王司膳を見送りに来た蘇月華に胡尚食は唯一の友、これで良いと言って宮中を去りました。
王司膳は胡尚食の身代わりになって故郷に帰って行きました。
孟尚食は盛り付けを練習する殷紫萍を厳しく指導し、姚子衿にも的確な助言をします。王司膳を思い出す蘇月華を胡尚食が勇気付けます。孟尚食と胡尚食は見合いました。
皇后に食事が運ばれました。体調の優れない皇后張氏を診た司薬が懐妊と言いました。皇后は病の症状なのに懐妊のわけがないと言います。懐妊の診断を怪しむ司薬もいましたが太医局は懐妊としてしまいました。
胡尚食は何かを企んでいるようです。
胡尚食 は姚子衿に懐妊した皇后の食事を任せました。薬膳の知識が必要と言います。蘇月華と二人でやるように指示しました。蘇月華に薬の受け取りを指示し、他は姚子衿にやらせるように言いました。
皇后は益々思わしくありません。懐妊に疑問を持つ姚子衿ですが蘇月華は指示通りに
薬を渡します。孟尚食は 殷紫萍に側妃郭氏のところへ使いに行くよう頼みました。
洪熙帝は南京遷都を断行しようとしていました。楊士奇に準備の催促をします。皇太子は陛下を訪ねますが陛下は聞く耳を持ちません。楊士奇が去ると側妃郭氏が陛下に取り入ります。そこへ皇后が出血したと知らせがきて盛侍医が捕らえられました。盛侍医は皇后は懐妊でないと訴えます。7日も食事を取らない皇后に姚子衿も懐妊ではなく重い病と思うのでした。
16回ー18回の感想
姚子衿の過去がわかりました。一度は皇太孫妃となる婚約がなされていました。胡家の画策で胡善祥が皇太孫妃になったのですね。多くのものを犠牲にした姚子衿の気持ちはわかりますが・・・宮中の権力争いに巻き込まれて行きます。本当に姚子衿は何を求めているのでしょうか?
游一帆の変わり身、さすがです。現政権のトップに取り入り、なおかつ次期政権にも。でも難しい立場ですね。姚子衿を取り込もうとするけれど、難しい事でしょう。
本来の職分や立場に忠実に生きることが大切なことの一つであり、どんな身分の者にも辛いことがある。一人でなければ耐えられることでしょう。現代社会でも同じですね。
胡尚食は姚子衿をなんとしても排除したいようです。
孟尚食が返り咲きました。さて誰と誰が手を組むのでしょうか?ちょっと分かりにくくなりました。
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