恋心は玉の如き-あらすじ-34話-35話-36話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

徐令宜が山東での災害対応で功を上げたため、焦った区励行は、王煜を殺害して疑いが任坤に向くように仕向け、区若夫人も羅二娘を使って徐家の評判を貶める策を弄します。徐令宜を刺したことで夫婦仲が揺らいでいた羅十一娘ですが、二人の協力で事件は解決に導かれたものの、互いの真意をつかみかねたまま、夫婦の心はまだかみ合わないようです。

今回ようやく二人は「先婚後愛」の一つの到達点を迎え、主母としての貫禄も出てくるようです。最強の主母と最強のスパダリとなり、真に夫婦となった二人にこれからどんな試練が訪れることになるのでしょうか。

【恋心は玉の如き】(ネタバレあり)

第34話「重なる別れ」

仙綾閣の宴に立ち寄った徐令宜は、酔った羅十一娘が「仙綾閣を出るのは私」と区彦行に残留を促しているのを見る。区彦行が「誰かを救うことができなくなってもいいのか」と問うと、隠れていた徐令宜は姿を現し、「妻の信頼を裏切らないよう願う」と釘をさす。傅臨波は泥酔した冬青を介抱し、送る羽目に。
主人公たちより、傅臨波の振り回される恋の方がちょっと心配になります

主母なのだからと外での飲酒をたしなめられた羅十一娘は、徐令宜と一緒に飲み始める。徐令宜は「家より仙綾閣で飲みたいのだろう」と揶揄するが、羅十一娘は仙綾閣での自由を愛しつつも、今は主母となったのだから家政に専念するつもりだと語る。仙綾閣に行ってもかまわないと言う徐令宜の優しさに、泣きながら抱きつく羅十一娘だったが、徐令宜はそれを自分への想いからではなく、自責の念からではないかと感じる。
まだまだ心からの信頼関係までには遠いですね…

翌朝、徐令宜は羅十一娘に「今後酒を飲みたくなったら誘えば付き合う」と言う。そこに羅夫人の危篤の知らせが届き、羅十一娘と徐令宜は羅家に駆け付ける。羅二娘は羅十一娘をいまだに恨み、こんな状況なのに陰口をたたいて羅当主に叱責される。実は羅夫人だけではなく実母・楊氏も弱っており、羅夫人が医師にも診せず軟禁していたのだ。楊氏は手持ちの残りを羅二娘に手渡し、「来世があれば絶対に側室にはならない」と言い残して息を引き取る。
羅夫人も楊氏も悪役でしたが、この時代の報われない女の悲しい生きざまを感じます

羅夫人は自分の死期を悟り、羅十一娘に徐嗣諄のことを強く言い含め、家族を集めて後のことを託す。そこに羅二娘が楊氏の死を知らせ、羅家の家族全員のせいだと恨みをぶつける。羅当主は楊氏の死に責任を感じ、そこで羅夫人は羅元娘を呼びながら絶命する。
楊氏の方へ駆けつけようとしてハッと妻の顔色を伺う羅当主… そういうとこです

羅夫人と楊氏、そして羅二娘の様子に、羅十一娘は彼女らを哀れに思う気持ちを抱く。羅当主は寝込み、葬儀に名家としての体面を保てない恐れがあったが、徐令宜が協力を申し出る。羅振興はその恩に報い、呂青桐の位牌を祠堂に置くよう羅当主に話すと言う。それを耳にした羅二娘は楊氏の位牌も祠堂に置くよう求めるが、拒絶され、羅十一娘が徐家との婚姻を拒んで逃げたのだと暴露するが、徐令宜はとうに知っているとその場を繕う。羅十一娘は位牌を置くことを断り、羅二娘も母の遺志を思い出し、自分が供養することに。
兄上と徐令宜で前もって話し合いがあったのでしょうか。まず母親の思いを最優先にできる羅十一娘と、自分の我儘で振り回す羅二娘では、周囲の動きも全然違いますよね

羅二娘は「あの人たちが母様を死なせた」と恨みを消せず、自分がなぜこうなってしまったか理由を理解しない。体も弱って吐血し、同情するのは侍女の金蓮だけだった。
羅十一娘は徐令宜に婚姻から逃げた件を謝罪する。徐令宜は羅十一娘が嫁いだ理由は母の死と徐家の関係を調べるためだと察し、自分を信用していないのだろうと突きつける。羅十一娘が自分に負い目と感謝しか感じていないと思った徐令宜は、文姨娘の誕辰に向かう…
とうとう隠していたことが露見してしまいました。ここから和解できるのでしょうか…

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第35話「幸福な朝」

徐令宜は文姨娘に手厚くもてなされるが気が晴れず、外は雨が降りそうで、文姨娘は泊っていくよう促す。その頃、羅十一娘は自分の想いを徐令宜に誤解されたことで打ちのめされ、突然の雨に打たれ転んでしまうが、徐令宜に抱き上げられて離れがたい想いに気付く。羅十一娘は帰ろうとする徐令宜に「いかないで、失いたくない」と涙で訴え、ようやく二人の想いは通じ、抱きあう。一方文姨娘は、徐令宜が羅十一娘を抱き上げていたと知り激怒する。
傘をさしかけた相手が冬青だと知った瞬間のがっかりは、ちょっと酷いですよね~

初めての朝を迎えた二人は、夢心地で離れがたく、冬青もそんな羅十一娘を冷やかす。そんな中、徐令寛の側室・暁蘭と侍女の小蝶が喧嘩しているのを見かけて仲裁することに。羅十一娘は、丹陽が小蝶を侍女にしたのはわざと仲違いを狙ったのではと考える。一方、徐令寛は、丹陽には内緒で暁蘭のところで食事をとっていたことを追及され、すぐに帰ったのだと答えるが、丹陽は姨娘ごときと張り合うつもりはないと突っぱねる。
徐令寛は、側室問題の取り扱い方法がまだわからないようです

銭明の乾果店は失敗し、閉店することに。銭明は前向きだが、羅若夫人と羅十一娘に借りた銀子は返さなくてはならない。閉店の情報は羅十一娘にも届くが、銭明の体面を傷つけずに助ける方法を思い悩む。徐令宜は羅五娘の嫁荷の土地が砂地と聞いて、有効な手立てを調べさせる。羅十一娘は羅五娘に出資の銀子は返済の必要はなく、羅五娘の嫁荷の土地が甜瓜栽培に適していると教え、羅五娘は窮地を脱して感激する。
銭明は今後科挙に合格しても、出世はしなさそうですよね~

小蝶が暁蘭を池に突き落として逃亡するという事件が発生し、丹陽は衝撃を受けて産気づき、難産になる。徐令寛が付き添おうとするが、丹陽は拒絶反応を見せて失神する。暁蘭が助かったとの知らせが入り、羅十一娘たちは励まし続け、無事に男子が誕生する。
小蝶は新しい主人への敬意が皆無だったので、やはりこうなりますよね

徐令宜はお産を巡る騒動を見事に仕切った羅十一娘に感謝し、褒美として子供を産んで欲しいと言い出す。何人でも子供が欲しいと言う徐令宜と羅十一娘はますます夫婦仲が円満で、冬青も喜ぶが、琥珀はこれまでのいざこざから不信感が拭えずにいた。
そういえば羅夫人亡き今、子を産むなという縛りもなくなったということに…

丹陽はあらためて羅十一娘に感謝し、家族として友人として守ると誓う。暁蘭が謝罪と感謝に訪れるが、「顔も見たくない」と追い返そうとする。そこで暁蘭は、徐令寛と関係を持ったのは嘘だと告白したため、丹陽は徐令寛を誤解していたと気付き互いを許しあうことに。徐令寛は暁蘭を農場送りにしようとするが、丹陽は徐家から出すことで手を打つ。
丹陽は意地悪で小蝶を侍女にしたものの、さすがに殺人未遂までは想定外でしたね

羅二娘が病に伏せており、文も届かない状態だというので羅振興は羅十一娘らを集めて相談する。金蓮が羅家に戻り、羅二娘は病が重く絶望しており、羅家で働けと追い出されたのだという。跡継ぎの生母・王劉氏に差配を握られて虐げられている羅二娘は、金蓮が老人のもとへ嫁がされないように逃がしたのだ。茂国公府が王劉氏のなすがままになっているという現状に羅振興たちは憤るが、まずは羅十一娘が行って話してみるという。
毎度思うのですが、羅二娘は家族には冷淡なのに、侍女にだけは優しいですよね!

王劉氏は病を盾に羅二娘に会わせようとしないが、羅十一娘は羅家の侍女に王劉氏を抑えさせて強行突破する。強がる羅二娘に、羅十一娘は「私たちの前でしか強がれない臆病者」と挑発し、羅二娘を怒らせて帰っていく…
羅家の侍女は屈強ですね♪

第36話「憎まれ役を演じて」

羅五娘は羅十一娘の意図がわからず訝るが、羅十一娘はわざと突き放して羅二娘の奮起を促したのだ。そうとは知らず、羅二娘が妹たちと喧嘩したと見た王劉氏は、「もう誰も羅二娘を相手にしない」と考え、羅二娘の死後、屋敷は自分たち母子のものになると笑う。
羅二娘が元気だったら、こんな邪悪な王劉氏に負けっぱなしはないでしょうに

羅十一娘は琥珀に王家を見張るよう命じ、琥珀が羅十一娘の徐家での苦労を羅二娘に語って手助けしたのを、羅十一娘の意図を察した理解者だと感謝する。そこに区彦行と出会い、羅二娘に拒絶されていることを相談する。すると区彦行は薬を飲ませるための策を授ける。その話を聞いた徐令宜もいい策だと賛成し、羅二娘はいい妹をもって幸せだと言う。
もう区彦行と会ったと聞いても嫌な顔ひとつせず、余裕綽々ですね♪

羅十一娘は金蓮に羅二娘を救う策を授ける。羅二娘を助けたい金蓮は、生きる気力を失った羅二娘に羅十一娘の言葉を思い出させ「このままでは十一娘様に負け続けたまま人生が終わる」と励ますと、羅二娘は「十一娘を見返してやる」との思いだけで薬を口にする。すると羅二娘はみるみる回復し気力を取り戻すが、王劉氏の前では弱ったふりをする。それを見た王劉氏は、羅二娘はあともうわずかの命だとみる。
これが区彦行の授けた策というのが意外です。さすが区家の息子ということでしょうか

徐令宜が徐嗣諄を「趙先生を待たせ遊んでいた」と叱っているのを見た羅十一娘は、徐嗣諭と一緒に学ばせてはどうかと提案する。しかし徐大夫人がそれを羅十一娘の考えと見て「身分が違えば学ぶべきことも違う」と反対する。そこで徐令宜は自分の考えだと助け舟を出して説得し、徐大夫人も次第に羅十一娘を主母として認めるように。
徐大夫人は、庶子だからと蔑むのは許さないのに、嫡庶の区別には厳しいのですね

徐令宜は徐嗣諭に科挙を目指させようと考え、来春には楽山の謹習書院に入れようと計画していた。それは徐嗣諭の将来を考える以外に、区家と文家は商売上の関りがあり、文姨娘は間者の疑いが拭えないため、徐嗣諭が利用されないように屋敷から出す狙いがあった。
一方文姨娘は「侯爵は徐嗣諭が優秀だから期待している」と考え、徐令宜が注目しているこの機に名門との縁談を決めたいと、名門に顔の広い頂怡真に相談を持ち掛けることに。
息子は優秀なのに、文姨娘はいちいち考えることがずれているような

徐令宜は徐嗣諭に将来について尋ねると「学問の道に進み、科挙に合格して徐家の名を上げたい」と答える。そこで四川の楽山の謹習書院で学ぶ気はあるかと打診すると、敬愛してきた姜先生に学べることに意欲を見せる。そこに頂怡真が「文姨娘に嗣諭の縁談を頼まれた」と知らせ、文姨娘の邪魔が入らないうちに謹習書院の入学手続きをとるべきと勧められる。
頂怡真はさすがに徐家の深いところまで見通していますね

文姨娘は羅十一娘に「嗣諭を家においてください」と懇願してくる。羅十一娘は「男子は世間を見せて成長させないと」と諭し、徐令宜も「もう決めたことだ」と一蹴して、縁談もなしにすると言う。文姨娘は受け入れたものの、羅十一娘が徐嗣諭を追い払うつもりで決めたことと思い込む。徐令宜はむしろ、徐嗣諭を文姨娘のそばに置く方が心配だと考えていた。
誕辰の日の恨み以来、文姨娘の歪んだ恨みがどんどんエスカレートしているようです

傅臨波は、泥酔した冬青を抱きとめて以来首を痛めていたが、冬青には稽古でいためたとごまかす。治してあげると冬青が首を強くねじったため、傅臨波はやり返そうとして冬青を抱きとめる格好になり、二人はときめいて見つめあう。そこで互いが持っていた洗濯物と薬を取り違えてしまい、琥珀は冬青がなぜ徐令宜の薬を持っているのか不審に思う。
冬青が薬を持っているより、傅臨波が洗濯物を持っている方が怪しいですよね!

羅二娘は全快し、金蓮の献身に感謝するが、実際は羅十一娘の内密の支援のおかげだった。王劉氏は黄殿という年寄りの夫を金蓮にあてがおうとするが、羅二娘が王劉氏と黄殿を順天府に訴えると抑え込み、養子の王承祖に「あなたの母親は私だけ」と宣言して、三日以内に王劉氏とその配下に出ていくよう命じさせる。羅二娘の下剋上は徐家にも伝わるが、茂国公が無気力なため、徐令宜は順天府に巡回を頼むよう手を回す。羅二娘は差配を取り戻し、羅十一娘の「自分が強くなってこそ状況を変えられる」との言葉を実感する。
王承祖もまだ幼いのに、母親の野心のせいでこんな怖い養母と暮らすことに…

宮中で万寿節(皇帝の誕生日)の祝いのため、市井の繍坊からも刺繍を募ることになり、仙綾閣も候補に入り簡師匠は張り切る。羅十一娘も喜び、縁起のいい図案を考えることに。他にはない図案ということで、羅十一娘は「百寿図」はどうかと提案する。全部書体の違う小さな「寿」を集めて大きな「寿」を作り上げるというものだ。
繍女の皆さんがかわるがわる小さな寿の刺繍をするのでしょうか?

万寿節は区励行が担当することになり、羅十一娘がかかわることに対して策を巡らすのではないかと案じた区彦行が知らせてくる。簡師匠は達筆の区彦行に、百寿図の図案を依頼し、区彦行は快く引き受ける。徐令宜は羅十一娘の部屋の百寿図の図案を見てその完成度に感嘆するが、区彦行の作だと知って貶し、自分で「寿」の手習いを始める。そこに羅十一娘が急に弓矢を教わりたいと申し出、徐令宜の気分を良くしたところで「百寿図の件でお願いが」と切り出す…
徐令宜は、相変わらず区彦行のことに関しては落ち着かないようですね

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34~36話の感想

羅十一娘が逃げるほど嫌だった徐家との縁談を受け入れることになったのは、母の死の真相を徐家で調べるためだった、という最後の秘密まですべて徐令宜に明らかになってしまい、互いへの想いをようやく本音でぶつけ合うことができたのが、徐令宜と羅十一娘にとってはいい結果を生んだように思えます。顔に「侯爵ステキ♪」って書いてある羅十一娘は本当に幸せそうで、徐令宜も眉間のシワが減ったのではないでしょうか。それにしても羅二娘の暴露が二人を結びつけることになったのだから、羅二娘ったら愛のキューピッドじゃないですか!

しかしその幸せの裏でひどくコケにされてしまった文姨娘が、羅十一娘に対する恨みを募らせることになり、一難去ってまた一難です。羅十一娘はこれまで徐嗣諭にかなり気配りをしてきたのに、「追い出そうとしている」と誤解されてしまうとは。徐令宜は文姨娘が間者なのではと疑っていますが、彼女は間者が務まるようなタイプではないような。ただし厄介な人物であるのは間違いないので、これからひと騒動起こしそうではあります。というか、徐家において彼女よりも厄介なのは、実は琥珀なのではないかという予感がしています。

羅家は度重なる不幸でしたが、羅当主はあてにならず、実質家を仕切ることになった羅振興がちょっと不安でしょうか。でも羅若夫人が支えているからきっと大丈夫ですよね。羅二娘も差配を取り戻しましたが、いつか羅十一娘の優しい企みを知って感謝する日が来るのでしょうか?いやいや、羅二娘はずっとツンツンしていて欲しいかもしれません。
これから徐家と区家との戦いが本番を迎えることになりそうですが、羅家のメンバーがそれぞれ区家に利用されることなく、自分たちの足場を固めて行って欲しいですよね。

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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