恋心は玉の如き-あらすじ-37話-38話-39話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

紆余曲折を経て、すべての秘密が明かされたことでようやく夫婦として結ばれた徐令宜と羅十一娘は、強い信頼関係で協力しあい問題を解決するようになりますが、その一方で徐嗣諭の処遇について文姨娘からの恨みを買うことになってしまいます。

そして今回は、徐家に巣食っていた間者の正体がようやく明らかになります。徐家の弱点を狙って的確に攻撃されてきた理由はそこだったのか!と腑に落ちる展開です。徐家はここからさらに強まる区家の攻撃の手を、無事にかわしていくことができるのでしょうか?

【恋心は玉の如き】(ネタバレあり)

第37話「狙われた献上品」

羅十一娘は懸命に百寿図の制作に取り組み、差配にも手を抜かない様子に、徐令宜は心配しつつも支え続ける。そして百寿図は完成するが、区家の謀略に備えて徐家に持ち帰って保管することに。すると文姨娘と秦柘榴が百寿図を見たいというので二人に披露する。
羅十一娘の文姨娘への視線が完全に疑惑モードですね

文姨娘は徐嗣諭の楽山への旅立ちを控え、しばらく徐嗣諄と会えなくなるから遊んできてはどうかと勧める。徐嗣諄の師匠・趙先生が居眠りをしている隙に徐嗣諄と徐嗣諭は抜け出し、かくれんぼで遊ぶ。すると興味を引くように置かれた作り物の昆虫につられ、徐嗣諄は古びた建物に誘い込まれ、外から鍵をかけられて閉じ込められる。
文姨娘が企みの牙をむいてきましたが、幼い徐嗣諄を巻き込むなんて…

徐嗣諭が「嗣諄の姿が見えない」と知らせたため、羅十一娘は百寿図をしまった引き出しに鍵をかけないまま捜索に向かう。徐令宜も共に徐家内を捜索するが、その隙に何者かが百寿図に近づく。徐令宜が徐嗣諄の玩具を見つけたことで、皆を誘い出す罠で百寿図の危機だと気付き、戻ると文姨娘が百寿図を燃やしていた。
まさかあんな素晴らしい作品を燃やすとは!文姨娘が区家と繋がっていたのでしょうか

文姨娘は問い詰められても何も答えず、徐嗣諄は無事に発見されるが、その近くで徐嗣諭が目撃されて疑いがかかる。文姨娘は区家との関りを否定し、徐令宜のこれまでの冷淡さを非難する。文家と徐家は互いの利点で結び付いてきたが、文姨娘は羅十一娘が来てからの徐令宜の冷たさに傷つき、その上徐嗣諭を奪って追い出そうとしていると考えていた。禁足を命じられた文姨娘は「羅十一娘が子を産んだ時が見ものだ」と呪いの言葉を吐く。
文姨娘は徐嗣諭のためにやったのでしょうが、命じた者たちは徐嗣諭のことなど簡単に切り捨てますよね。区家ではなく誰が文姨娘に命じたのでしょうか

そこに徐家に区励行が聖旨を携え訪れる。献上までにはまだ日があるのに、羅十一娘に「献上の刺繍品を持ち直ちに参内せよ」との命だった。区励行の上奏で陛下が関心を持ったのだというのでやむなく羅十一娘は徐令宜と共に参内し「天之四霊図」を献上する。これは万が一に備えて、羅十一娘が別に作ったものだった。区励行は届け出とは異なるため献上できないと言い出すが、羅十一娘は万一に備えて追加の品を申し入れ、徐令宜が礼部にいる徐家の手の者を使って登録させたのだ。それでも区励行が粘ったため、羅十一娘は「不測の事態で焼けた」と正直に明かし、陛下の裁可を仰ぐことに。
二つも大作を作っていたのですね!よく隠し通しましたね

区彦行は琥珀から、百寿図が焼けた直後に羅十一娘が参内を求められたと聞き、皇宮へ急ぐ。陛下は天之四霊図を大変気に入り、区励行に職務怠慢と職権乱用で20回の杖刑を命じる。そして仙綾閣は繍坊の代表として祝宴に招かれることに。部下の宦官に区励行が罰せられたわけを聞かれた黄太監は、「陛下は背後にある思惑を見て取られた」と、このところの区家の行いに対し懲罰を与えたのだと説く。
陛下は、区励行の口車に簡単に乗る暗君ではなさそうです。最後まで出てこないのかな?

皇宮に駆け付けた区彦行は、羅十一娘と徐令宜が無事なのを見て安堵し、羅十一娘は「あなたの忠告に救われた」と感謝する。区励行はそれを見て、区彦行を徐家との結託で除籍すべきだと訴える。区彦行は区当主が勧める縁談を断り、徐家との争いはから引くべきだと説くが、区当主は区彦行に鞭打ちの仕置きを課し、区家の一員としての覚悟を迫る。
区家はなぜそんなに徐家を恨むのでしょうか?先代以前の確執があるのでしょうか

羅十一娘と徐令宜は、帰宅してすぐに徐嗣諄の様子を見に行き、陶氏は今後、命にかけて徐嗣諄を守り通すと誓う。翌日、徐大夫人は文姨娘の農場送りを決定し、羅十一娘の功績をたたえながらも、今日を最後に仙綾閣から手を引くよう命じる。徐嗣諄が巻き込まれたことを指摘されては、羅十一娘も徐令宜も反論できない。
百寿図事件は失敗したように見えて、羅十一娘にも確実に爪痕を残したようです

冬青が池に向かって歩いていくのを見た傅臨波は、火傷の傷を苦にして身投げしようとしているのかと誤解し、「私が娶る」と抱きしめる。しかし冬青は手巾を拾いに来ただけだったとわかるが、それでも約束は守ると言う…
なんともおっちょこちょいな求婚♪ でも二人が幸せになれるといいですね!

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第38話「真の間者」

文若夫人は農場に送られた文姨娘のもとを訪ね、百寿図を燃やすよう命じたことを詫びる。文家が農民を虐げて死なせた件を知る者が、百寿図を燃やすよう文家を脅したため、文家を守るため文姨娘が実行したのだった。文若夫人は、文家とのつながりは伏せておかないと徐嗣諭の前途も閉ざされる、と文姨娘を脅す。
文家を脅した者=区家ですね。文家にとって文姨娘母子は都合のいい道具なのでしょう

陛下の称賛のおかげで仙綾閣は注文が殺到していた。区彦行がしばらく仙綾閣に来ていないと聞き、羅十一娘は区家から罰を受けたのではないかと心配し、琥珀に様子を探るよう命じる。繍女たちから感謝をこめて「桃李満門図」を贈られ、羅十一娘は刺繍を次に引き継いで多くの女子を助けていくことこそが恩返しだと語る。
ひと頃の繍女たちの離反と不信を思うと、ここまでよく盛り返しましたよね…

区励行は区彦行が鞭打ちで済まされたことで、区当主が後継者に考えているのではと不安を募らせたため、区若夫人は策を耳に入れる。区彦行の様子を見に来た琥珀は、鞭打ちに責任を感じて密かに手当をするが、「私には想い人がいる」と言われてしまう。そこに区励行が部屋の中に押し入ろうとするが、琥珀が咄嗟に連れ込んだ妓女を装い、その場を取り繕う。
区励行は区若夫人から何を聞いて、何の目的で強硬に踏み込もうとしたのでしょう

大物海賊の王久保の妻子が南京で靖遠侯によって捕縛され、朝廷は王久保の懐柔を行うつもりだという。徐令宜は妻子を保護することで王久保の信頼を得られ、靖遠侯との結託の自白を引き出せるのではないかと考え、自ら南京に向かい王久保に帰順の条件を交渉する。王久保の朝廷への不信に対し、徐令宜は朝廷が海禁を解く方向に傾いていると説得しようとする。しかし王久保は実際に海禁が撤廃されないと信用できないと言う。
信用できない相手に「解禁するかもね」って言われても、そりゃ無理ですよね~

王承祖が宝飾品を漁り、王劉氏へと持ち出そうとしたため、羅二娘はきつく罰そうとする。しかし金蓮が「これでは王劉氏の思うつぼ」となだめ、むしろ王承祖から王劉氏へ銀子を送らせ寛大さを示すべきではと助言する。羅二娘は金蓮が羅十一娘のもとに出入りしていると知って問い詰めるが、これまで羅十一娘が密かに羅二娘のことを助けようと手を差し伸べてきたことを知らされるが、羅二娘は素直に受け止められない。
羅十一娘の策を羅二娘が素直に受け入れられれば一番いいのですが…

実は区家の間者は文姨娘ではなく秦柘榴で、徐家への復讐のために頼ってきた秦柘榴を利用していたのだった。区励行は秦柘榴に徐令宜と夫人の離間を命じ、仙綾閣の林世顕は区家のものだと明かして、裕王の立秋の宴に羅十一娘を招待してそこで陥れようという。
おとなしい秦柘榴の裏の顔がここで明らかになりましたね!

徐令宜は南京から帰宅し、こっそり羅十一娘の様子を覗く。羽扇を胸に帰宅を待ちわびる妻の姿に、徐令宜は喜び羅十一娘を抱きしめる。王久保の妻子を救ったことで、徐令宜は靖遠侯がもはや脅威ではなく、王久保の投降も間近だと考える。
羽扇を贈った時のすれ違いを思うと、よくぞここまでとしみじみしてしまいます

傅臨波は羅十一娘が縫っていた帯の刺繍を誉めて、徐令宜に「うらやましければ妻を娶れ」と返される。傅臨波は冬青に傷薬を贈り、娶ることをどう思うか尋ねるが、冬青は照れて逃げ出してしまう。冬青は傅臨波に帯を贈ろうと思い立ち、羅十一娘が作った徐令宜の帯をお手本としてこっそり手元に隠し持つが、それを琥珀に見咎められる。
羅十一娘に内緒で帯を借りたことが、今後面倒を招きそうな予感…

琥珀は、かつて林世顕からもらった数珠を最近持ち歩かず「自分はふさわしくない」と卑下するが、冬青はその考え方が理解できない。明日は琥珀の姉の誕辰だが、琥珀は「私たち姉妹の縁が薄い」と考えるようになっていた。秦柘榴の侍女・翡翠が琥珀の姉の刺繍の手巾を、そうとは知らず庭で拾うが、秦柘榴はその刺繍に見覚えがあった。琥珀が「姉からもらった手巾」と言っているのを見て、秦柘榴は古い箱から同じ刺繍をされた手巾を取り出す…
シンプルで前向きな冬青から見ると、琥珀のねじれた思考は面倒くさそうですね

秦柘榴は徐家の側室の佟碧玉と親しくしていたが、彼女から生き別れの妹の唯一の手がかりの手巾を預けられ、残り半分の手巾を持つ者を自分の代わりに優しくしてあげてと頼まれていた。秦柘榴は大事な局面に佟碧玉の魂が大事な贈り物を届けてくれた、と考える。
19話で鳳卿の養母として名が出てきた亡き側室・佟姨娘が、実は琥珀の姉だったのですね!元々羅家の侍女だったから、羅夫人は姉の死を知りながら琥珀を騙していたと…

先代侯爵と徐令安の命日が近づき、頂怡真は毎年亡き夫が愛した竹の絵を供えていた。いまだに区家を深く恨む頂怡真に、秦柘榴は「仙綾閣の林絵師が描く竹が素晴らしい」と紹介する。仙綾閣では区彦行が帳簿の清算が終了し、これで仙綾閣との縁が切れることを惜しんでいた。そこに頂怡真が「林世顕」を訪ね、竹の絵を譲り受ける…
秦柘榴はこれまでがおとなしかっただけに、謀略の黒さが際立ちますね

第39話「絵師の正体」

羅十一娘は命日の準備に追われていたが、徐令宜が帰宅していることに気付かず「お二人が今の侯爵をご覧になったらきっと喜ばれる」と語り、徐令宜は自分の思いを理解してくれる妻に心を癒される。命日の日、徐家の者たちはそれぞれの思いで位牌に向き合うが、その中で頂怡真は林世顕の竹の絵を供えて燃やし、義父と夫の無念を晴らすと誓う。
竹の絵は燃やす用だったのですね!てっきり表装して飾るのかと思っていました♪

毎年恒例の裕王の立秋の宴に招待されたため、徐大夫人と頂怡真、羅十一娘が裕王府に行くことに。宴を前に、羅十一娘は刺繍のことで面倒を起こすなと徐大夫人から釘を刺される。徐嗣諄は無邪気に「最近嗣諭を見かけません」と言って一同を困惑させたため、徐大夫人はこれまでの困難に思いをはせ、徐家の結束を呼び掛ける。それでも内心徐大夫人は羅十一娘の仙綾閣通いを不満に思い、懐妊の気配がないのは本人にその気がないからと考える。
その気って言われましても、つい最近ようやくスタンバイOKになったばかりなのに…

立秋の宴に招かれた区彦行を裕王府で見かけた頂怡真は、絵師の林世顕が靖遠侯の子息だと知り、敵が描いた絵で供養をしてしたと愕然とする。徐大夫人は「今度こそ仙綾閣と離れなさい」と命じ、羅十一娘は抵抗するが、頂怡真が倒れたため、禁足を命じられる。
普段は物静かな頂怡真が、区家のことではここまで熱くなるという、恨みの深さですね

羅十一娘の禁足を聞いた丹陽は、女として家を守っていればいいのではと説得しようとするが、羅十一娘は自分の好きなことをしたいのだと答える。秦柘榴はそれでも、羅十一娘の側にも譲歩は必要だと言う。羅二娘と羅五娘が様子を見に訪れ、羅五娘は羅二娘が徐大夫人を怒らせるのではと心配するが、羅二娘は意外にも徐大夫人にうまくとりなしてみせる。
羅二娘のツンデレ!ちゃんと羅十一娘の励ましに恩を感じていたのですね

周囲に自分から折れるようにと散々説得された羅十一娘は沈み込む。徐令宜も「反抗すれば母上は頑なになって解決は難しくなる」と諭し、頃合いを見て自分から話そうと提案する。
丹陽はずっと羅十一娘に感じていた反感の正体が「私にはできないことをするから」だと気付き、自分にはない「志」を持っていることを尊敬する。それを聞いた徐令寛は、丹陽が「悪い影響」を受けるのではないかと心配し、「意気地なし」と笑われる。
徐令宜と羅十一娘、徐令寛と丹陽はそれぞれにお似合いの夫婦だというオチ♪

秦柘榴が頂怡真を慰めていると、徐大夫人が様子を見に来て、羅十一娘と不仲のはずの羅二娘が妹を必死に庇っていたことから、徐大夫人としても羅十一娘を主母として認めていることを語る。そこで秦柘榴はさりげなく羅十一娘を庇うふりをしつつも、羅十一娘が仙綾閣を重んじて徐家を軽んじているかのような印象操作をして、徐大夫人の怒りを煽る。一方、区彦行は簡師匠から羅十一娘の立場の悪化を知り、責任を感じていた。
「区家の者とつながっているとは思いもしない」って、それを秦柘榴が言う皮肉…

秦柘榴は、偶然を装って佟碧玉の手巾を琥珀の目に触れさせる。姉の刺繍だと気づいた琥珀は、それが「佟姨娘」のものだと知って激しく動揺する。秦柘榴はかつて佟碧玉に与えられていた部屋に案内し、生前残した刺繍を見せたため、琥珀は佟碧玉が姉だと確信する。佟碧玉の部屋が放置されていたのは、梁で首を吊ったせいだというので、琥珀は姉の死には隠された裏があるのではと疑う。秦柘榴はその疑惑を煽り「元娘に原因がある」と誘導する…
琥珀の性格が、腹黒い秦柘榴に取り込まれ、利用されてしまうのでしょうか

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37~39話の感想

前回の羅夫人の死で、羅夫人が大きく影響を及ぼしていた「妊娠禁止問題」と「琥珀の姉の行方問題」が宙に浮き、今回になってそれぞれが違う方向に動きを見せています。妊娠については今後夫婦二人とも前向きなようなので何よりなのですが、これまで同衾がなかったとはつゆ知らない徐大夫人が、「子を作るつもりがないに違いない」という、かなり拗らせた誤解をしてしまいました。どんなに主母としての実績を積み上げても、差配をしっかりこなしてみても、それでも出産という形で家の繁栄に尽くさなければ許されず、自分の生き方を全否定されてしまうのだから、この時代の女性は大変だと思います。

そして琥珀の姉の問題と、今回明らかになった秦柘榴の正体もまた、家という名のもとに使い捨てにされてきた女性たちの怨念の果てのように思われます。秦柘榴は徐大夫人の侍女だったのですが、恨みに恨んで敵である区家の間者に身を落とすほどの怨恨が発生するような事情があったのでしょうか。佟碧玉の死の真相がどうだったのかはまだわかりませんが、「元娘の妊娠中に徐令宜を誘惑した」というのはおそらく嘘で、主人をつなぎ留めておくために侍女を差し出すという、割とありがちな手法がとられたのではないでしょうか。
今となっては本当の事情を知る羅夫人も羅元娘もおらず、琥珀が恨むべき相手はいなくなってしまったのですが、その恨みを秦柘榴が利用して捻じ曲げようとするのは正直見過ごせませんね。

そういえば秦柘榴が間者ということなら、羅十一娘の母の殺害現場にいたという謎の女は彼女ということになるのでしょうか。下手をすると、秦柘榴が羅十一娘の敵の一人という結果になってしまうような。そろそろ終盤を迎え、すべての謎が明かされていくことになりそうです。羅十一娘が自分の生き方を最後まで貫いていけるのか、しっかり見守っていきたいですね!

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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