ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
第11話は、これまで積み重ねてきた感情が、
言葉にならないまま、すれ違っていく回でした。
誰かを守るための選択が、
別の誰かを深く傷つけてしまう。
分かっていても止められない、そんな切なさがずっと残ります。
それでは第11話を一緒に見ていきましょう!
恋狐妖伝 11話のあらすじ
東方月初は、体内で進む霊元反噬を必死に隠していました。
しかし顔色の変化を、塗山紅紅が見逃すはずもありません。
霊元反噬が始まれば、本来はすぐに霊元を壊さなければ命に関わる。
それでも月初は、
紅紅が百年ものあいだ守り続けてきた東方洛の霊元を、
自分のせいで失わせたくないと耐える道を選びます。
一方その頃、石姬は過去を振り返ります。
かつて彼女は傲来三少に手を組むことを持ちかけ、
南国の王の座を差し出そうとしていました。
しかし三少は、その誘いを断っていたのです。
過过は今もなお石姬を煽り、
傲来三少を排除する機会を狙いますが、
石姬は「今は動く時ではない」と冷静でした。
月初は傲来三少を訪ね、
霊元反噬について尋ねます。
返ってきた答えは残酷なもので、
霊元はすでに自壊を始めており、元には戻らないという現実。
紅紅は焦り、
霊元を体外へ印し出す方法を探すため、
涂山雅雅に翠玉灵を呼び寄せるよう頼みます。
そんな中、城壁にひとり座る月初のもとへ雅雅が現れます。
彼女は何気なく言います。
「紅紅にとって、東方洛の霊元が一番大切なんだ」と。
その言葉は、月初の胸を深く刺しました。
あの日、命を懸けて助けてくれたのも、
結局は東方洛の霊元のためだったのではないか――。
月初は、霊元に残された東方洛の記憶を見てしまいます。
そこには、まだ幼い紅紅と東方洛の姿がありました。
無邪気で、よく笑い、よくいたずらをする紅紅。
月初が知る紅紅とは、まるで別人のようで胸が締め付けられる
彼女はこの何百年、
どれほど多くのものを失い、
笑わずに生きてきたのだろう――
そう思うと、月初は何も言えなくなります。
一方、布泰は古い資料を調べる中で、
かつて人族の皇帝が妖と恋に落ちた記録を見つけます。
解決の糸口は宗祠にある。
しかし宗祠に入れるのは、大婚の日だけ。
しかも妖族が入れば、魂は灰となって消えてしまう。
だから布泰は石宽と結婚できない。
布泰は月初にその話を打ち明け、
静かに頼みます。
自分と結婚し、宗祠へ入ってほしい、と。
月初はすべてを理解し、
条件を一つだけ出します。
このことは、紅紅と石宽には伏せてほしい。
こうして、
東方月初と布泰の成婚が決まります。
婚約の噂が広がった瞬間、
紅紅の胸に走る強い痛み。
そして石宽は、何もできないまま宮殿の外に立ち尽くします。
布泰は石宽に、
「明日から忙しくなるから、今日だけ一緒に国を見て回ろう」
と声をかけます。
それは、最後の別れの時間でした。
紅紅は月初に、
布泰とは釣り合わない、
この結婚は間違っていると伝えます。
しかし月初は、
感情を抑えきれず問い返します。
自分は、彼女の中でどんな存在なのか。
もしある日、自分が消えたら、
紅紅は少しでも寂しいと思うのか。
そして、
賭けるように言ってしまいます。
「俺は、布泰が好きだ」
その言葉を聞いた紅紅は、
何も言い返せませんでした。
でも心の中で分かってしまったのです。
もし月初が消えたら、
自分の胸に残るのは
“寂しさ”だけではない、と。
翠玉灵が御妖国に到着し、
紅紅は必死に尋ねます。
月初も霊元も、どちらも失わない方法はないのか。
その裏で、
過过は石姬に密告します。
成婚の本当の目的を。
一气盟もまた、
金人凤と妖族の関係を疑い、
大婚の日に真実を暴く動きを見せます。
月初は、自分の霊力を東方洛の霊元に注ぎ込みます。
自分が死んでも、霊元だけは残るように。
そして、紅紅に願います。
もし自分がいなくなったら、金人凤を討ってほしい、と。
付澄は、金人凤の攻城布防図を月初に渡します。
彼女もまた、
金人凤が滅びることを望む一人でした。
成婚前夜。
月初は紅紅のもとを訪ねますが、
涂山雅雅に激しく叱られてしまいます。
それでも月初は、
布防図を紅紅に託します。
「今回だけは、任性を通させてほしい」
そして迎えた大婚の日。
布泰と月初は宗祠へと入っていきます。
少し離れた場所から、
その光景を見つめる紅紅。
その瞬間、
彼女はようやく理解します。
自分が、何を失おうとしているのかを。
手を伸ばした時には、もう遅く――
宗祠の扉は、静かに閉じられていました。
恋狐妖伝 11話の感想まとめ
第11話は、
誰も嘘をついていないのに、誰も本心を言わなかった回でした。
月初は誰かを守るために結婚を選び、
布泰は国を救うために感情を押し殺し、
紅紅は当主として感情を抑え続けてきた。
正しい選択ほど、人を傷つけるという皮肉が重い
特に印象に残ったのは、
宗祠へ向かう月初の背中を見つめる紅紅の表情。
ここまで感情を閉じ込めてきた彼女が、
「失う」と自覚した瞬間でした。
そして霊元反噬という、
静かに進むタイムリミット。
この成婚は、終わりではなく、
物語をさらに深く沈めるための“通過点”。
次回は――
宗祠の中で何が起きるのか。
月初と布泰が手に入れるものと、失うもの。






コメント