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クルミットです♪
第12話は、希望と絶望が同時に押し寄せる回でした。
守りたかったものが守られ、叶えたかった想いが叶った、その直後に――
どうしても受け止めきれない喪失がやってきます。
それでは第12話を一緒に見ていきましょう。
恋狐妖伝 12話のあらすじ
石姬と金人鳳は、ついに御妖国の城門へと迫ります。
塗山紅紅は取り乱すことなく、石寛に彼らを城内へ引き入れる役目を託しました。
しかし城門を開いた瞬間、石姬は直感的に違和感を覚えます。
石寛の忠誠は本物なのか――彼女は疑いを捨てきれません。
その頃、宗祠の中では東方月初と布泰が必死に手がかりを探していました。
ようやく辿り着いた霊台で見つけたのは極陰之石。
これは妖の力に対抗できる法宝で、破壊すれば子母符を解くことができます。
けれど布泰が近づいた瞬間、強い反発に弾かれてしまいます。
無理に触れれば命の危険がある――時間がない中で、重い選択が迫られます。
外では石姬が、石寛の“偽りの投誠”を見抜いていました。
月初は布泰を宗祠の外へ逃がし、自分ひとりで危険を引き受ける決断をします。
事前に仕込んでいた霊蝶が塗山紅紅のもとへ届き、
彼女は月初がただならぬ状況にあることを悟ります。
石姬は石寛を見せしめにしようとし、命を奪おうとします。
どれほど追い詰められても、石寛は一歩も引きません。
彼が守ろうとしているのは、国でも立場でもなく、ただ布泰の存在でした。
宗祠では崩落が始まり、塗山紅紅が駆けつけた時、そこにいたのは布泰ひとり。
瓦礫の下で、東方月初はすでに力尽きかけていました。
紅紅は迷わず廃墟へ飛び込み、命を削る覚悟で月初を守ります。
彼は真実を打ち明けられないまま、ただ彼女の腕の中で意識を失っていきました。
城門前では、布泰が自ら姿を現します。
彼女が来なければ、石寛は確実に殺される――
それを分かっていて、布泰は前に出ました。
妖奴たちに復讐を命じる石姬。
その刃が向けられた瞬間、塗山紅紅が割って入り、場は一変します。
布泰は声を上げ、子母符を破る決意を皆の前で宣言しました。
極陰之石を巡る最後の攻防の末、紅紅と布泰は力を合わせて子母符を破壊。
石姬は撤退を余儀なくされます。
束縛が消えた瞬間、石寛の子母符も消えました。
布泰は迷いなく彼のもとへ駆け寄り、
あの日、苦情樹の下で願ったのは石寛との縁だったと打ち明けます。
石寛もまた、その想いをずっと分かっていました。
人と妖、初めての結縁。
涂山には花雨が降り、皆が笑顔になります。
その裏で、東方月初は昏睡状態に陥り、
翠玉霊は紅紅の無謀さを静かに咎めます。
命を賭して守った結果が、あまりに危ういものだったからです。
やがて御妖国は平穏を取り戻します。
布泰と石寛は、ようやく手を取り合い、未来を語り始めました。
けれど幸せは、あまりにも短く――。
街を歩く二人を、凶刃が襲います。
石寛が駆け寄った時、布泰は致命傷を負っていました。
彼女の最後の言葉は、
「あなたの“好き”を聞きたかった」。
石寛は何度も、何度も「愛している」と告げます。
しかし、その声はもう届きません。
布泰を殺したのは過过でした。
歪んだ憎しみの中で、
彼は「これは石寛にふさわしい結末だ」と言い放ちます。
すべてが終わったあと、
金人鳳は石姬に縋り解毒を求めますが、冷たく突き放されます。
彼は再び、孤独の中へと放り出されるのでした。
恋狐妖伝 12話の感想まとめ
第12話は、希望が現実になった直後に奪われる残酷さが、胸に深く残りました。
布泰は解放を選び、石寛は忠誠ではなく愛を選び、
二人は確かに“人と妖の未来”を切り開いたのに、それを生きる時間が与えられなかった。
正しい選択が、必ずしも幸せを保証しない世界
それでも、布泰の決断は無駄ではありません。
子母符は破られ、御妖国は変わり始めました。
その代償があまりに大きかっただけで。
そして、東方月初を守るために命を削った塗山紅紅。
彼女が背負った痛みと後悔は、これから静かに物語を揺らしていきそうです。
哀しみの余韻が消えないまま、物語は次へ進みます。






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