惜花芷 第3話あらすじと感想|顧晏惜の素顔と妹・芍薬への愛、そして花家に迫る新たな試練

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クルミットです♪

第2話では、顧晏惜が仮面をつけ花家を抄家するという衝撃の展開でしたね。
今回の第3話では、顧晏惜の“家族の顔”が描かれます。
一方で、流罪先の花家では混乱と再出発の兆しが入り混じり、
物語がますます深まってきました。

それでは第3話を一緒に見ていきましょう!

惜花芷 第3話のあらすじ

流刑先の屋敷「紫篁居」では、ようやく新しい生活が始まりました。
しかし、三夫人・夏金娥はいまだに貴婦人の癖が抜けず、
下女たちに威張り散らしては掃除の指示を飛ばしています。
花芷はその様子を見て、すぐに自分の侍女である抱夏・迎春・拂冬・覓秋の四人を動かし、
自らも袖をまくって掃除を始めました。

生まれも立場も関係なく“自分の手で動く”花芷の姿に、真の強さを感じます。

老夫人・林婉は夏金娥を呼び出し、持ち出した財を確認させました。
夏金娥は「まだ家人を雇い足しましょう。瘦せた駱駝でも馬より大きいものですわ」と軽口を叩きますが、
林婉はきっぱりと「今は昔とは違う。女たちが力を合わせねば滅びる」と諭します。
さらに林婉は夏金娥を呼び止め、
「官家(皇帝)の心が冷たいようなら、早く頼れる男を見つけ、婿として迎えなさい」と現実的な助言を与えました。

この場面、林婉の冷静さと母としての覚悟にグッときました。

その頃、沈家では沈淇が花家のことを心配していました。
しかし父・沈中行は話題を避け、弟の沈焕を甘やかすばかり。
沈淇が金を借りようとしても「お前は家で衣食住に困らぬ身」と拒否され、
息子への愛情の差に沈淇は苦笑いするしかありませんでした。

一方の花家では、寝床もないため花芷が炭盆の周りに稲草を敷き、家族全員で眠ることに。
三女・花霊は慣れない生活に耐えられず、入浴中に誤って落水してしまいます。
混乱の中でも花芷は冷静に対処し、家族を支えようと奔走します。

こんな極限の中でも前向きに立ち回る花芷――本当に逞しい!

場面は変わり、顧晏惜は抄家の報告のため顧成焘のもとへ。
皇帝は茶を飲みながら「朕がすることはすべて天下のため」と語り、
「寧ろ殺しすぎても、放つよりは良い」と冷たく笑います。
その言葉に顧晏惜は静かに頭を垂れるしかありません。

殿外では宪王・顧晏恭が現れ、「伴君如伴虎だ」と警告。
“皇帝に近いほど命は短い”という皮肉に、顧晏惜は無言で立ち去ります。

権力の中にいる男たちの緊張感、まさに息が詰まりそうな一幕でした。

夜、花家の屋敷では皆が疲れ切って眠っていましたが、
老夫人の遠縁にあたる秦姨娘が「寒い」と言って戸口を閉めたことで、
部屋中に炭火の煙がこもり、危うく一同が一酸化炭素中毒に。
異変に気づいた花芷が必死に外へ呼びかけ、鐘叔の助けで全員が救われました。

この緊迫感、まるでサスペンスのようでしたね!

しかし秦姨娘は「私じゃない」と泣き叫び、
それを庇おうとした夏金娥と二夫人・齊蕙蘭が激しく口論。
見かねた林婉が「ここは戦場ではない!」と一喝します。
花芷は静かに父・花屹正の教えを思い出しました――
「人は利を求め害を避けるもの。できぬことは無理にすべきではない。何事も慎重に。」

翌朝、沈淇が友人二人と共に衣食を届けに現れます。
沈淇の顔には花芷を気遣う優しさがありましたが、言葉に出せぬ距離が切なくもどかしい……。

沈淇の不器用な優しさが、この先の物語の伏線になりそうです。

その頃、顧晏惜は凌王府へ戻り、妹・芍薬を見舞います。
芍薬は心に傷を負い、幼子のように心を閉ざしていました。
顧晏惜は静かにその手を握り、幼い日の彼女を思い出します。
傍らには凌王の側妃・蕭氏が立ち、
「凌王は名医を探し続けております。誰も芍薬を粗末にはしていません」と告げます。

顧晏惜は安堵の笑みを浮かべながらも、
妹が自分を認識できない現実に、ただ目を伏せるしかありません。

やがて、顧晏焄(凌王)が現れます。
彼は「十年前の火事は皇兄の猜疑が招いたこと」と語り、
萧氏が“絶孕の薬”を飲んでまで己を守ったことに感謝を口にします。
顧晏惜は何も言わず、ただ冷たい瞳で父を見つめました。

家族でありながら、誰もが誰かを信じきれない――
この世界の孤独が痛いほど伝わってきます。

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惜花芷 第3話の感想まとめ

第3話は、静けさの中に深い哀しみが流れる回でした。
顧晏惜が妹・芍薬の部屋を訪れるシーンは、言葉よりも沈黙が語る時間。
あの穏やかな眼差しの裏に、どれだけの後悔と愛が詰まっているのか…。

一方の花家では、わずかな炭火の煙が命を奪いかけるという不運。
それでも花芷は、冷静さと知恵で家族を導いていきます。
「生きる力」を描くこのドラマ、女性の強さがどの回にも感じられますね。

また、沈淇の登場が物語に少しの温もりを与えたのも印象的でした。
彼の存在が、花芷にとって心の支えになるのか、それとも新たな苦悩を呼ぶのか――
今後の展開がますます気になります。

次回は、北地の運命と顧晏惜のさらなる試練が描かれそうです。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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