惜花芷 第5話あらすじと感想|芍薬の“哥”──涙の再会と、花家の決意

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クルミットです♪

第4話では、花家を裏切った陳智の策略が暴かれ、花芷の聡明さが光りましたね。
今回の第5話は、顧晏惜と妹・芍薬の絆に心を揺さぶられる感動回です。
同時に、花家の女性たちが生きるためにどう立ち向かうのか――試される時でもありました。

それでは第5話を一緒に見ていきましょう!

惜花芷 第5話のあらすじ

花家の生活は困窮し、心の余裕もなくなっていました。
そんな中、三夫人・夏金娥は沈家との縁をまだ望み、
「沈淇の人柄は悪くない」と話していたところ、
それを聞いた従妹の花琴がなんと行動に出ます。

彼女は沈淇に礼を言うためと称して会いに行き、
そのまま「お世話になったお礼に、妾になりたい」と抱きついてしまうのです。
驚いた沈淇は必死に振りほどこうとしますが、足を滑らせて転倒。
その瞬間、帰ってきた花芷がちょうどその場を目撃してしまいます。

まるで誤解を生むドラマの定番シーン!けれど、花芷の表情は冷静で、涙よりも覚悟がにじんでいました。

花芷は沈淇に玉佩を返し、「もう来ないでください」ときっぱり告げます。
「あなた一人の力では私たちを救えません。花家が生き残るには、自ら立ち上がるしかない」と。
この言葉に沈淇も言葉を失い、ただ静かにうなずくしかありませんでした。

花芷はその足で家に戻り、母や夫人たちに向かってこう言います。
「これを見せておきます。花家の女たちは、誰にも奪わせません。
 もし手を出す者がいれば、七宿司とでも戦います!」
彼女の凛とした声に誰もが息を呑みます。

弱き者ではなく、“家を守る者”として立つ花芷――頼もしさが増してきました。

花芷は父・花屹正の書を林婉に渡し、その中に隠された梅花易数の書稿を見て、
林婉はようやく安堵の表情を浮かべます。
しかし、心労と失意のため林婉は体調を崩し、床につくようになってしまいました。
家の食糧も尽きかけ、明日の生活すら危うい状況に。

夏金娥は「沈家に頼めばなんとかなる」と考えますが、
花芷はすぐに「もう他人に縋る時代は終わりました」と止めます。

この言葉、まるで現代にも通じる“自立宣言”のようで胸に響きました。

夏金娥は諦めきれず、四夫人・呉玉娘を誘ってそれぞれの実家へ助けを求めに行きます。
しかし、呉玉娘の実家では門さえ開けてもらえず、
「いまは避けねば共倒れになる」と冷たく突き放されました。
一方、夏金娥の両親は彼女を屋敷に迎え入れますが、
「花家との縁を切れば援助する」と条件を出します。

夏金娥は迷いましたが、
「私は娘である前に母です」と言って、幼い花朵を抱きしめ屋敷を後にします。

この母としての覚悟、普段わがままな夏金娥の中にも深い愛情があるのが伝わって泣けました。

帰り道で耳飾りを盗まれた夏金娥は、
もう一方の片耳を外して侍女に渡し、「柿を買って花朵に食べさせて」と笑います。
そんな母子の姿に、見ているこちらも胸が詰まります。

一方、顧晏惜は妹・芍薬の部屋を訪れ、玩具を持って行きます。
芍薬は自分で作った薬を顧晏惜の傷口に塗りながら、
無邪気に微笑む姿が切なくも温かい。

そこへ萧氏が現れ、薬を無理に飲ませようとします。
顧晏惜はそれを制し、「無理に治そうとするより、このまま幸せでいさせてやってください」と告げます。

芍薬を背負い部屋へ戻る途中、顧晏惜の姿を見上げた芍薬がふと呟きます。
「哥……(お兄ちゃん)、どうして今まで帰ってこなかったの?」

この一言、涙腺崩壊です。やっと兄妹の心が再び繋がった瞬間でした。

芍薬は「私は病ではない。ただ、阿娘を忘れたくないだけ」と語ります。
顧晏惜はその言葉に何も返せず、ただ彼女の頭を優しく撫でました。

その夜、顧晏惜は夢で母と芍薬、そしてあの火事の夜を思い出します。
炎の中で手を伸ばしても届かない母の姿に、「娘(おかあさん)!」と叫び、目を覚まします。
部屋に入ってきた萧氏は涙ながらに「あなたの母上は、決してあなたを責めません」と慰めました。
顧晏惜は彼女の手の火傷跡を見て、かつて芍薬を救ってくれた恩を思い出し、深く頭を下げます。

顧晏惜の過去が明かされ、彼がなぜあれほど冷静で優しいのか、その理由が少しわかった気がします。

一方、花家では夜風に吹かれながら花芷と呉玉娘が縁側に座っていました。
「七宿司の監視がいなくなったわ」と気づいた花芷は、
「もう待つだけでは駄目。動かなきゃ」と小さく呟きます。

翌朝、沈家の老夫人が花家を訪ねてきます。
手には一通の“退婚書”。
しかし、花家の惨状を目にした老夫人は言葉を飲み込み、
退婚書を袖の中にそっと隠し、「見舞いに来た」とだけ告げるのでした。

世間の冷たさの中に、ほんの一滴の良心。人の心の複雑さを見事に描いています。

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惜花芷 第5話の感想まとめ

第5話は、兄妹の再会と家族の絆に涙する回でした。
芍薬の「哥」という一言には、長い時を経た愛情の重みが詰まっていました。

顧晏惜の優しさと罪悪感、そして芍薬の純粋な心。
その対比が美しく、心が温かくなります。

一方の花芷も、沈淇との関係を断ち切り“覚悟の顔”を見せました。
弱さを見せず、毅然と前を向く姿に、
「この時代の女性の強さ」を改めて感じます。

そして夏金娥と呉玉娘、それぞれの母としての想い。
一人ひとりの選択が、花家という大きな家族の物語を形づくっています。

次回、第6話では顧晏惜の運命と花芷の新たな行動が交差し、

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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