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クルミットです♪
44話、正直しんどかったです。
真相に近づくほど、程少商が受け取らなければいけない現実が重くなっていって。それでも前に進み続ける二人を見ながら、胸がじわっとなった回でした。
それでは44話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 44話のあらすじ
寿春の戦いが片付くと、凌不疑は部下を連れて夜通し銅牛県へ向かいます。
楼犇から聞かされた話では、馬栄は城を明け渡してからわずか半日で殺されていました。証人は消え、証拠も残っていません。
あっさり報告してくる楼犇の顔が、その時点でもう怪しい。
凌不疑は表向き穏やかに話しながら、顔忠にまつわる噂についての見解を楼犇に尋ねます。そして牢に入れられている忠臣たちのことも話題に出す。
楼犇が李逢を釈放しようとした矢先、県の牢獄で火災が発生します。火は鎮火しましたが、李逢は助かりませんでした。
現場に駆けつけた凌不疑たちが見つけたのは、気を失って倒れていた程少商です。幸い大事には至らず、しばらく休んで回復します。
程少商は都から銅牛県まで、ろくな食事も宿も取れないまま来ていました。李逢が牢にいると知り、真相を追うために饅頭を盗んで牢に入ったのです。
凌不疑は傷の手当てをしながら、最初はすこし責めるように言葉を重ねます。でも声のトーンがすぐに変わって、「ずっとそばにいる、ひとりで戦わせない」と伝えました。
静かで短い言葉なのに、ちゃんと届く。あの言い方が好きです。
程少商は牢での李逢の様子を凌不疑に伝えます。李逢はまったく怯えておらず、楼犇が銅牛県を奪還した後は自分も出世できると確信していた様子で、楼犇の到着を今か今かと待ち望んでいたというのです。
のんきに出世を夢見ていた李逢が、あの火事で……という流れ、ゾッとします。
しかも程少商は火災の際、「渡り終えたら橋を壊す(用が済んだら切り捨てる)」「口封じのために殺す」という意味の罵声が飛ぶのを聞いていました。もう状況証拠はそろっています。
凌不疑も楼犇の野心を見誤っていたと認めます。証拠を掴む手立てが今はないので別の方法を考えるしかなく、程少商には楼犇を刺激しないよう感情を抑えるよう言い聞かせます。
李逢の家の祭壇には哭声が絶えません。
同僚の尹崂が李逢の素性と、顔忠の人柄について話してくれます。もともと顔忠は欲の深い人物ではなかったのに、楼犇が見つけたという八字の悔悟書(反省を認めた書状)を見て、裏切りを信じるようになったと言います。
その悔悟書、本当に顔忠が書いたものなのか、今さらひっかかります。
そこへ楼犇が現れます。弔問の体を装いながら、実際は李夫人に旅費を持ってさっさと帰れと圧力をかけていきました。
程少商は尹崂に事件当日の詳細を聞き続けます。しかし李逢の証言が元になっているため、どこまで信じていいかわかりません。
李夫人が立ち去り際、凌不疑と程少商をじっと見てから、困ったような顔で遠ざかっていきました。二人は何かあると感じ、後をつけます。
その後、李夫人の行動がわざとらしいほど目立ちます。荷物を移し、家財を売り払い、大勢の前で店主と言い争いを起こして、荷包をその場に落として立ち去りました。
程少商がその荷包を拾うと、中に李逢と顔忠の帛書が入っていました。
回りくどいけど、これが精一杯の方法だったんだと思います。誰かに監視されていて、直接渡せなかった。
李夫人の言葉を思い返し、二人は手がかりが三十里先の駅亭にあると気づきます。掘ってみると、顔忠とその家族の遺骨が出てきました。そして父・程始とともに銅牛県へ向かったはずの護衛たちの遺体も。
その知らせを聞いた程少商が飛び込んで、遺体の中に父の姿を探し始めます。
凌不疑は「程始がいない、まだ生きている可能性がある」と言い続けます。でも程少商を落ち着かせることはできず、最後は睡穴を押して眠らせました。
目が覚めると、梁邱起が凌不疑のここ二日間の苦労を話してくれます。程少商はようやく冷静さを取り戻し、二人は静かに抱き合います。
都の宮殿前では、老臣たちが朝廷に詰めかけていました。程家を庇う者と弾劾する者で意見はバラバラです。万松柏は左大人と口論になり、腕を外してしまいます。文帝はその話を聞いて「よくやった」という反応をしました。
文帝のその反応、正直ちょっと好きです。
左大人は文帝に会うたびに泣き叫び、最終的には程少商を処刑せよとまで言い出します。文帝は両立できる解決策を思いつきます。左大人に程少商を迎えに行かせればいい。臣下たちも同意し、忌避できない状況になった左大人は引き受けるしかありません。
文帝はこの件で楼犇を高く評価し、朝廷に取り立てることを口にします。楼犇への追い風が強くなっていくのが、何とも不気味です。
一方、凌不疑は楼犇と直接話して探りを入れますが、楼犇の言葉はすべて隙がありません。しかし凌不疑が「顔忠は旧知の名家の人物と、人目を避けて会っていた」と言及したとき、楼犇の表情が初めてほころびます。
星漢燦爛 44話の感想まとめ
一番残っているのは、李夫人の場面です。
誰かに見張られているから直接は何もできない。でも黙って帰るわけにもいかない。だから荷包を落として立ち去る。あの迂回した必死さが、見てて切かったです。
程少商がすぐに「李夫人が手がかりを残してくれた」と気づいて行動できたのは、凌不疑という解読できる相手がそばにいたからですね。二人で答えを導き出すまでの流れは、この回の中で一番好きな部分でした。
遺体の発掘場面はきつかったです。「程始がいないから希望がある」という凌不疑の言葉は正しい。でもそれを聞ける状態じゃない程少商に、眠らせる以外の手段がなかった、という選択が。きつかったです。
そして最後、ずっと涼しい顔をしていた楼犇が初めて表情を乱した。凌不疑はその一瞬を顔色を変えずに見ていた。あの目が、ちょっと怖かったです。
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