荊棘の花 第10話 緑竹は囮にされ、羅雪児は先祖の墓を掘り返した

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10話は「誰が誰を利用しているのか」が一気に見えてくる回でした。緑竹は怡親王のために徐程風の動きを探っていたつもりが、実は自分こそが囮として使われていた。一方で羅雪児は、刑務所の周姨娘から先祖の墓に財宝が埋まっていると聞き出し、そのお金を丸ごと自分のものにしてしまいます。

それでは10話を一緒に見ていきましょう!

荊棘の花 10話のあらすじ

緑竹は徐程風の書房に菓子を届ける口実を作り、天昊が報告している内容をこっそり盗み聞きします。「今夜、城の郊外にある廃寺に標的が現れる」という話を耳にして、その夜ひとりで廃寺へ向かうのですが、一晩張り込んでも何も起きませんでした。

翌日また将軍府で同じ話を聞いた緑竹は、もう一度廃寺へ向かおうと決めます。

緑竹が出ていったあと、天昊と徐程風が顔を見合わせてふっと笑うシーンで「あ、全部仕組まれてた」って気づきました。緑竹、本当に何も知らなかったんですね。

これは徐程風たちが仕掛けた偽情報作戦でした。緑竹を通じて怡親王に嘘の情報を流すための罠。怡親王の側も、緑竹が本物の情報を取れないことはわかっています。でも、それでいい。徐程風の機嫌や誰と会ったかという断片を拾わせるだけで、心理戦には十分使えると計算しているのです。

怡親王のこの割り切り方、嫌だけどうまい。人を道具として使うのが本当に上手い人だと思いました。

そこへ沈丹青が将軍府を訪ねてきます。緑竹はタイミング悪く、手作りの点心を徐程風に差し出しながら人前でべったり振る舞います。徐程風は誤解されるのを嫌がり、天昊に命じて緑竹を連れ出させました。

沈丹青に「あれは怡親王が差し向けた密偵で、個人的な関係はない」と説明すると、沈丹青は意外な提案をします。「だったら美男計(色仕掛け)を使って緑竹を惚れさせれば、怡親王の内情を引き出せるんじゃないですか」と。徐程風は自分の魅力には自信があるものの、そんな手は使わないと断ります。

沈丹青、感情より作戦を先に考えるんですよね。でもそのドライさが頼もしいとも思う。

徐程風は沈丹青について「物静かでも従順でもないが、判断が鋭くて視野が広い。多くの男より格が上だ」と評します。鏢局(荷物の護送を業とする組織)の娘がどんな経験を経てそうなったのか気になる、とも。沈丹青は驚きながらも、過去のことは話したくないとやんわり打ち切りました。

ふと書房を見回した沈丹青は、羅愛蓮が残した玉佩を徐程風がまだ持っていることに気づきます。死んだ羅愛蓮のことを誰かが覚えていてくれた、その事実がじんわり沁みたのでしょう。体の具合が悪いと言い訳して将軍府を後にします。

玉佩を見た瞬間の沈丹青、台詞がなくてもわかる。あの一瞬が10話でいちばんきつかった。

沈自山が沈丹青の気持ちを察して声をかけます。「お前はここにいれば何者にでもなれる、俺はずっとそばにいる」と。沈丹青は徐程風に感謝はしているけれど、自分の正体は絶対に明かさないと約束します。

一方、羅家では別の動きがありました。雷を怖がる羅霜霜が深夜に羅雪児の部屋へやってきて、周姨娘のことが心配だと訴えます。羅雪児は羅霜霜を郊外で静養させ、その間に周姨娘を助け出す方法を考えることにします。

翌日、羅雪児は牢で周姨娘と面会します。「白知府から、風が収まったら二十万両で自由になれると伝言がある」と話すと、周姨娘は動じません。「羅家の先祖の墓に金銀財宝が埋まっている、それを使えばいい」と、場所をすらすらと教えてしまいます。

周姨娘、この人がどういう人物かをいちばん知らないのが周姨娘自身だとは。教えた相手を間違えすぎていて、見ていてつらかった。

羅雪児は「養女として見下されていた羅季達に、自分が羅家を乗っ取っていく様を見せてやりたい」という気持ちを胸に、ひとりで先祖の墓に向かい、財宝を全部掘り出します。そのうえ、近くで山の湧き水まで見つけて、うれしそうにしていました。

墓を自分で掘るというのがすごいし、掘ってたら湧き水まで出てきて喜んでいる羅雪児、少し笑ってしまいました。

深夜、また緑竹が食べ物を差し入れに来ます。今度の徐程風はきっぱり彼女を打ちのめして(文字通り気絶させて)、天昊に門を守らせました。

場面は変わり、沈自山が甘露堂の向かいの店舗を借りて沈丹青にプレゼントします。沈丹青が酒造りを好きなことを知っていて、酒庄(ワインショップ)を開かせようとしたのです。しかし羅家の酒庄はすでに羅雪児の手にあり、沈丹青はそれを取り戻したいと考えています。

羅雪児は向かいに「丹青酒庄」が開くと聞くと、黙っていません。家主を裏から動かし、「工事で風水が壊れた」という口実で沈丹青に賠償を迫らせます。

正面から戦わず斜めから刺してくる、この嫌がらせの細かさが羅雪児らしい。

ところが水仙が街で徐程風を見かけ、機転を利かせて家主を将軍府に向かわせます。「沈丹青は徐程風の想い人だ」という嘘をついて。気づいたら沈丹青の背後に徐程風が立っていて、彼はその場で「沈丹青に心惹かれている」とさらっと認めてしまいます。家主はすぐに賠償金を諦めて退散しました。

後で家主から羅雪児が絡んでいたことを聞いた沈丹青ですが、家主には怒りをぶつけません。徐程風に礼を言いながら、ふたりは言い合いになったり笑い合ったりしながら、一緒に店を整えていきます。

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荊棘の花 10話の感想まとめ

いちばん残ったのは、玉佩を見つけた沈丹青が黙って部屋を出ていくシーンです。台詞はなかったけれど、あそこだけで「徐程風に対する沈丹青の気持ちの複雑さ」が全部伝わってきた気がします。感謝と、懐かしさと、明かせない秘密と、全部が混ざっている人が黙って席を立つ。きつかったです。

緑竹の囮作戦については、徐程風・天昊・怡親王の三者がそれぞれ「緑竹を使って相手を出し抜こうとしている」構図が一度に見えてきて、頭の整理が追いつかないくらいでした。緑竹だけが本当に何も知らずに動いているのが、少し気の毒でもあります。

羅雪児は今話でかなり動きました。祖先の墓を掘る行動力も、その後うれしそうに湧き水を見つけているところも、憎めない部分と憎い部分が混在していて扱いに困ります。周姨娘が大事なことをあっさり教えてしまったのが心配で、この先どうなるのかが引っかかっています。

「惚れている」と言った徐程風の台詞は、半分演技で半分どうなんだろう、と思いながら見ていました。本人もまだ自分でわかっていないような顔をして店の内装を手伝い始めるところで、この話は終わります。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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