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クルミットです♪
いよいよ来るものが来た、という感じの35話です。ランリョウオウがセツブを助けに戻ってきた瞬間はほっとしたんですが、その夜に何を決めたかを知ってから、もう気持ちが重くて。笑えない場面ばかりで、見ていてずっと苦しかったです。
それでは35話を一緒に見ていきましょう!
蘭陵王 35話のあらすじ
真っ赤な花嫁衣装をまとったセツブが、高台へゆっくりと歩みを進めます。表情は静かで、もう覚悟を決めているように見えました。
そこへ、聞き慣れた声が響いてきます。ランリョウオウがトスイシを連れて、間に合ったのです。
間に合ってよかった。本当に、よかった。それだけです。
雨が降り始める中、ランリョウオウはセツブを抱きしめます。民たちは「ランリョウオウこそが真の天子だ」と叫び声を上げました。その声を聞いたコウイの顔が、どんどん険しくなっていくのが怖かった。
その後、ランリョウオウはコウイに、民を愛する良い皇帝になってほしいと伝えます。でもコウイの返事は冷たくて、はっきりしていました。ランリョウオウが生きている限り、自分はいい皇帝にはなれない。ランリョウオウが死ぬしかない、と。
民があれだけ慕っている相手を消したいだけなのに、それに理屈をつけて話しているのが、聞いていてイライラしました。
夜になり、王府へ戻ったふたり。セツブはコウイとフウショウレンの動きが自分たちへの攻撃なのではないかと不安を口にします。
ランリョウオウは嘘をつきました。「皇上は自分の行いを悔いている。どうか許してほしいと言っていた」と。
この嘘が、つらいんですよ。優しさからなのはわかる。でもセツブに何も知らせないまま事を進めようとしているのが、見ていてきつかったです。
セツブは半信半疑のまま眠りにつきます。
眠ったセツブを確認してから、ランリョウオウはアントクオウを呼び出しました。そして密かに話し合い、セツブを齊の国の外に逃がすことを決めます。自分はその代わりに、命で全ての民の安らかな日々を買う、という覚悟を口にしました。
アントクオウはいくら止めても、ランリョウオウの気持ちは変えられなかった。
翌朝、ランリョウオウはこの日がセツブと過ごす最後の一日だとわかっていました。それでも、ただじっと彼女を見ていたい。そんな様子が伝わってきます。
セツブは朝早くに、ランリョウオウを引っ張ってある場所へ連れて行きます。ふたりが愛を誓った柳の木の下。ランリョウオウは内心、もしかしてバレているのかと思ったかもしれません。でも聞いてみると、セツブが話したかったのは武術のことでした。自分が強くなれば、もうランリョウオウに心配をかけなくて済む、と。
守る未来がないとわかっていて、それでも感動した、という表情が切なかったです。
帰り道、ランリョウオウはずっとセツブの手を握ったまま離そうとしませんでした。
手を離さないって、そういうことですよね。わかっているからこそ、繋ぎ続けていたかったんだと思います。
王府に戻ると、アントクオウはすでに準備を整えていました。酒に薬が混ぜてあります。セツブを眠らせて、齊の外に送り出すために。
帰ってきたセツブは機嫌が良く、食卓に料理が並んでいるのを見て嬉しそうにしていました。彼女はこのとき、これが最後になるとは、まったく気づいていない。
蘭陵王 35話の感想まとめ
一番胸に残っているのは、帰り道でランリョウオウがずっとセツブの手を離さなかった場面です。
セリフもなく、ただ手を繋ぎながら歩くだけ。でもランリョウオウが何を考えているか、何を感じているかが全部わかってしまって、見ていてつらかったです。
セツブが武術を習いたいと言い出したのも、今になって思えばしんどい展開で。彼女は純粋にランリョウオウを守りたくて言っているのに、ランリョウオウにはもうその未来がない。すれ違いとも違う、もっと静かな悲しさがありました。
コウイのセリフは腹立たしかったです。「ランリョウオウが死ねばいい」という結論を堂々と言い放つ皇帝って何なんだろう。止められなかったアントクオウも気の毒で。
セツブが最後に嬉しそうに食卓を見ていた場面、それがこの話の締めになっているのが一番きつかった。何も知らない彼女の笑顔が、あの薬入りの酒の前にあるから。
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