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クルミットです♪
蕭定棠がついに都を離れました。
これで少しは争いが落ち着くのかと思いきや、全然そんなことはありません。
家族を救うために危険な道へ飛び込む陸文昔の覚悟には本当に息を呑みます。
そして、母の愛を求めて空回りする蕭定楷の姿にも胸が痛みました。
それでは21話を一緒に見ていきましょう!
鶴唳華亭 21話のあらすじ
長年、皇太子の蕭定権と争い続けてきた兄の蕭定棠が、ついに任地へ旅立ちます。
出発の直前、彼は姜尚宮を呼び止めました。
残していく母の趙貴妃をどうか頼みますと、深々と頭を下げて託したのです。
姜尚宮は宮殿へ戻り、趙貴妃にその言葉を伝えました。
しかし、一番可愛がっていた息子を遠くへ見送った趙貴妃は、すっかり抜け殻のようになってしまいます。
食事にも一切手をつけず、ぼんやりと座り込むばかりでした。
そんな母を心配したのが、弟の蕭定楷です。
彼は母の顔を覗き込み、なんとか元気づけようと優しい言葉をかけました。
ところが趙貴妃は、いきなり凄まじい剣幕で彼を怒鳴りつけます!
心配して声をかけただけなのに、あんなに激しく怒鳴るなんて本当に理不尽すぎます
蕭定楷は何も言い返せず、両手を体の前に垂らしたまま、ただうつむいて立ち尽くすしかありませんでした。
同じお腹を痛めて産んだ息子なのに、どうしてここまで待遇に差があるのでしょうか?
愛されない息子の寂しそうな立ち姿が、見ていて本当に切なかった。
一方、都を離れる李明安の一行のなかに、陸文昔と幼い弟の陸文晋の姿がありました。
皇太子の蕭定権は、従兄弟の顧逢恩に命じて密かに一行を警護させます。
二人が無事に城門を出ていくのを見届けた顧逢恩は、隣でぼんやり佇む蕭定権をからかいました。
そんなに魂が抜けた顔をするくらいなら、自分の足で見送りに行けばよかったのでは?
しかし蕭定権は、深く重いため息を吐き出すばかりだった。
彼はすでに父である皇帝と、ある約束を交わしていたのです。
これからの人生で、二度と陸文昔とは関わりを持たない。
そう固く誓ってしまっていました。
都に引き留めることが許されないなら、互いの存在を忘れてそれぞれの道を生きるしかない。
蕭定権はそう自分に言い聞かせ、苦しい気持ちを胸の奥底へ押し殺します。
でも、陸文昔はそこまでか弱い女性ではありませんでした!
彼女の芯の強さを、蕭定権はまだまるで分かっていなかったのです。
都から遠ざかる道中、陸文昔は隙を見てこっそりと馬車を降りました。
そして、幼い弟の陸文晋の手を握りしめます。
姉は弟に静かに別れを告げると、一度も後ろを振り返ることなく、ひとりで都へ引き返しました。
置いていかれた文晋が泣きじゃくる姿、胸が張り裂けそうでした
小さな文晋は顔中を涙で濡らし、早くお父さんや兄さん、そしてお姉ちゃんと再び暮らせる日を願って激しく泣き続けます。
李夫人が彼女の姿がないことに気づいたときには、もう手遅れでした。
大慌てで使用人たちを走らせて周囲を捜索させますが、どこにも見当たりません。
そのころ、趙貴妃の宮殿から自邸へ戻った蕭定楷は、相変わらず母の愛情に飢えていました。
兄ばかりを偏愛する母に、自分も少しは振り向いてほしい。
そんな思いを募らせた彼は、あまりにも無茶な行動に出ます。
なんと、重いアレルギーを持っている魚やエビを、無理やり口に運んだのです!
それは兄の蕭定棠の大好物でした。
兄と同じものを食べれば、母は自分にも微笑みかけてくれると思ったのでしょうか?
案の定、蕭定楷の全身には真っ赤な発疹がひどく浮き出てしまいます。
昔から彼の不憫な境遇を気にかけていた姜尚宮は、その知らせを聞いて放っておけませんでした。
姜尚宮は夜遅く、宮殿を抜け出して自ら薬を届けにやって来ます。
するとそこへ、李府の使用人を名乗る人物が面会を求めて外に来ているという報告が入りました。
蕭定楷が屋敷の中へ通させると、現れたのは男装した陸文昔だった!
行くあてがないとはいえ、男装して蕭定楷を頼る陸文昔の度胸に脱帽です
都へ戻ったものの身を寄せる場所のない彼女は、蕭定楷を頼って危険を冒しやって来たのです。
突然の訪問に、蕭定楷は目を丸くして驚きます。
陸文昔はその場にひざまずき、宮中に入れるよう手助けしてほしいと必死に懇願しました。
彼女は都を出る前、李明安と夫人の密談を偶然耳に挟んでいたのです。
父と兄は処刑を免れたものの、本当に生き延びられるかどうかは、今後の東宮と李柏舟の争いにかかっている。
その事実を知った陸文昔は、じっとしていられなくなりました。
大切な家族の命を救うため、自ら東宮へ入り、皇太子に仕えて戦う決意を固めたのです。
しかし、その無謀な訴えを聞いた蕭定楷は激しく声を荒らげました!
そんな危険な真似は絶対に許さないと、強い口調で拒絶します。
皇太子と李柏舟の血で血を洗う権力闘争に、彼女を巻き込むわけにはいきません。
でも、彼が頑なに反対する本当の理由は、別のところにあった。
蕭定楷は、初めて出会ったあの日から、陸文昔に恋心を抱いていたのです。
好きな女性が自分の兄の侍女になるなんて、男として耐えられるわけがありません
想い人が東宮へ入り、兄の妻になるかもしれない運命を、誰が素直に受け入れられるでしょうか?
蕭定楷にとって、彼女を宮中へ送ることは絶対に認めたくない選択でした。
二人の緊迫したやり取りを、姜尚宮は部屋の物陰からじっと見つめていました。
蕭定楷が興奮する陸文昔を客間へ案内したあとのことです。
静かに姿を現した姜尚宮は、思いがけない提案を口にしました。
皇太子は近いうちに婚礼を控えており、自分自身が皇太子妃のお世話係を選ぶ役目を任されている。
だから、陸文昔を東宮へ送り込むこと自体は決して難しいことではない、と淡々と告げたのです。
それでも蕭定楷は首を縦に振ろうとしません。
姜尚宮はそんな彼の切ない恋心を察して優しく微笑むと、それ以上は無理に勧めませんでした。
一方、蕭定権の側でも大きな動きが起ころうとしていました。
彼の住まいである延祚宮は、長いあいだ大規模な修繕工事が行われていたのです。
そのため蕭定権は、宮殿を出て外の私邸で暮らしていました。
しかし婚礼の日が近づき、延祚宮の工事もようやく終わりを迎えます。
しきたりに従うなら、皇太子は直ちに宮殿へ戻らなければなりません。
ところが蕭定権は、何があっても絶対に宮殿へは戻らないと心に固く誓っていました。
主の心中を知らない宮女たちは、私邸のあちこちで勝手な噂話を始めます。
皇太子様は宮殿へお戻りになるのか?
そのうえ、蕭定権と側仕えの寇珠とのただならぬ関係についても、面白おかしく囁き合っていました。
その陰口を耳にした寇珠の表情が、一瞬で凍りつきます。
激怒した寇珠は宮女たちを容赦なく捕らえ、厳罰を下しました!
宮女たちをそのまま最も過酷な部署である洗衣所へと送り込み、過酷な雑用を命じたのです。
※洗衣所:宮中で汚れた衣類などを洗う部署。重労働を課される懲罰的な場所。
噂話をしただけで過酷な洗衣所送りだなんて、寇珠の冷徹さには背筋が凍ります
翌日、蕭定楷は陸文昔になんとか宮中入りを諦めさせようと頭を巡らせました。
そこで彼は、姜尚宮にひとつの頼み事をします。
陸文昔に宮廷の厳しい礼儀作法について次々と試問を出してほしい。
答えに詰まって恥をかけば、自分の未熟さを悟って宮中入りを諦めるはずだと考えたのです。
しかし、蕭定楷の目論見はあっけなく崩れ去りました。
姜尚宮が繰り出す難問の数々に対し、陸文昔は淀みなく完璧に答えてみせたのです!
そして姜尚宮は、試すようにひとつの問いを投げかけました。
婚礼を控えた皇太子は、果たして宮殿に戻ると思うか?
その問いに対し、陸文昔は少しのためらいも見せず、絶対に宮殿へは戻らないと断言します!
その見事な洞察力と揺るぎない覚悟に、姜尚宮は深い感銘を受けました。
姜尚宮は彼女を宮中へ連れて行くことをその場で決めてしまいます。
予想外の展開に焦った蕭定楷は、どうにか引き止めようと部屋の中を右往左往しました。
取り乱す蕭定楷に対し、姜尚宮は穏やかに微笑みかけます。
必ず生きてあなたのもとへお返ししますと、温かく約束を交わしたのです。
宮中へ向かう道中、姜尚宮は陸文昔に問いかけました。
どうして皇太子が宮殿へ戻らないとあれほど確信を持てたのですか?
陸文昔は落ち着いた声で、自らの分析を語り始めます。
宮殿の外にいたほうが、朝廷の大臣たちと密かに接触しやすいこと。
そして皇帝が本当に皇太子を利用して李柏舟を排除しようとしているなら、皇太子の行動を縛らず、ある程度の自由を与えるはずだという理由でした。
その深い知略に、姜尚宮は感嘆の声を漏らして頷きます。
二人はやがて、目的地の東華宮へと到着しました。
ちょうど今日、この場所で蕭定権と李柏舟が皇帝に謁見することになっていたのです。
議題はまさに、皇太子が婚礼後に宮殿へ戻るべきかどうか。
姜尚宮は東華宮の前で立ち止まり、その行方を見届けることにしました。
もし陸文昔の予測が正しければ、正式に自分の配下として迎え入れ、東宮へ仕えさせようと考えます。
鶴唳華亭 21話の感想まとめ
この21話で一番胸が痛くなったのは、やはり蕭定楷がアレルギーを押してまで魚やエビを口にした場面でした。
母に少しでも認めてもらいたい、兄と同じように愛されたい。
そんな切実な願いから出た行動なのに、顔中に発疹を出して苦しむ姿があまりにも哀れでした。
趙貴妃は旅立った長男のことばかり気にして、そばで健気に尽くす蕭定楷の気持ちには目もくれません。
慰めようとしただけで理不尽に怒鳴り散らされる姿を見て、この家の歪んだ親子関係に暗い気持ちになりました。
姜尚宮が夜中に薬を届けに来てくれた優しさだけが、蕭定楷にとって唯一の救いだったように思います。
そして、陸文昔の並外れた覚悟と頭脳には圧倒されっぱなしでした!
都を出る馬車からひっそりと抜け出し、幼い弟の文晋を置いて都へ引き返す場面は本当に切なかった。
姉の手を離されたくないと大声で泣き叫ぶ文晋の姿には、思わず胸が締めつけられます。
それでも父と兄を救うためには、自分が東宮へ潜り込むしかないと腹を括った陸文昔の決意は揺らぎません。
男装して蕭定楷の屋敷へ飛び込み、姜尚宮の試験にも堂々と答えてみせる姿は本当に格好良かったです。
皇帝の思惑や政界のパワーバランスまで見抜いて、皇太子が宮殿に戻らないと言い当てる知略の高さ。
この聡明さがあるからこそ、彼女は過酷な運命に立ち向かっていけるのですね。
蕭定楷の純情さも胸に刺さりました。
危険だからという建前の裏に、一目惚れした陸文昔を兄の妻にしたくないという男としての本音が見え隠れしていました。
愛する人が自ら危険な東宮へ行こうとするのを、必死で止めようとジタバタする姿には共感しかありません。
姜尚宮に約束されても、不安でたまらない蕭定楷の表情が目に焼き付いています。
宮殿の外で大臣たちと渡り合おうとする蕭定権の狙いも、陸文昔の見立て通りでした。
一方で、私邸の噂話を冷酷に断ち切り、宮女たちを過酷な洗衣所へ追放した寇珠の行動には背筋が凍るような怖さを感じます。
宮中の暗部が蠢くなかで、東華宮の前に佇む陸文昔が静かに皇帝の決断を待つ姿に息を呑みました。
『鶴唳華亭』第35話で、毒を盛られて倒れた太子妃と六皇子を前にした陸文昔は、机上にあった一杯の牛乳をどちらに飲ませたか?
『鶴唳華亭』第38話で、蕭定権が皇帝を脅すために示した印章の箱の蓋を陸文昔が開けたところ、中身はどうなっていたか?
『鶴唳華亭』第41話で、皇帝の命を受けた許昌平は、蕭定権の手のひらを戒尺で何回叩いたか?
『鶴唳華亭』第44話で、王翁が蕭定権の寝所の床から拾い上げ、のちに蔻珠の目の前へ叩きつけた手紙には何が記されていたか?
『鶴唳華亭』第48話で、皇帝が李重夔に託して蕭定権の元へ届けさせた果物は何か?
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