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クルミットです♪
この回、前半と後半でまるでトーンが違います。御書房でのセツブとウブンヨウの場面はわりと穏やかなのに、後半の朝廷でのあの展開は重くて、しんどかったです。ランリョウオウの素顔が出てくる場面だけが、この話の中でちょっと息ができたところでした。
それでは17話を一緒に見ていきましょう!
蘭陵王 17話のあらすじ
ウブンヨウがセツブを御書房(ごしょぼう)に呼びます。テイジの世話をしてくれたお礼、というのが表向きの理由です。
ふたりは邙山(ぼうざん)の戦いで初めて出会ったことを話し始めます。ウブンヨウはかつてセツブを欺いたことがありました。でもセツブはとっくに許していると言い、それどころかウブンヨウの民を思う姿勢を素直に褒めます。
欺いた相手にそこまで言えるのか……セツブ、器が大きいというか、変に引きずらない人なんですよね。
そのやりとりをきっかけに、ウブンヨウはセツブへの気持ちをついに口にします。でもセツブははっきりと断る。やんわりでも曖昧でもなく、きっぱりと。
しかしこの会話、全部聞かれていました。
仮面をつけた人物が御書房の近くに潜んでいて、ウブンゴ配下のスパイかと一瞬思ったら——ランリョウオウ(高長恭)でした。周国(しゅうこく)に潜り込み、ずっと素性を隠していたのが彼だったのです。
四方に人がいなくなったタイミングを見計らって、ランリョウオウはセツブの前に出て仮面を外します。
セツブの顔が、驚き→喜び→怒りと全部変わっていくのが目に浮かびました。ここ好きです。
ずっと隠していたことへの怒りも当然で、セツブが感情を両方ぶつけてくるのが自然な反応だと思います。
セツブに頼まれたランリョウオウは、あと3日だけ周国にいていいと渋々認めます。ただし条件があって、最近の宮中の変化に注意するよう伝えます。何かが起きようとしている、という予感があると。
その「何か」は、夜の御書房の場面でじわじわと見えてきます。
ウブンヨウが一人で兄ウブンイクの肖像を見つめています。回想が始まります。かつてウブンゴがウブンヨウに命じたこと——毒入りの薬湯を、兄に飲ませろ、と。
弟を使って兄を殺させようとする、その陰湿さ。ウブンゴのやり口がほんとに嫌です。
しかしウブンイクは弟を守るために、ウブンゴに疑われないよう、自分から進んで飲み干しました。弟を庇うために死を選んだ。
ウブンイクが息絶えた瞬間から、ウブンヨウはずっとその日を待ち続けてきたのです。
そしてついに、朝廷での決戦の朝が来ます。
ウブンヨウはひそかにウブンゴに反感を持つ大臣たちと手を組む計画を立てていました。しかしその大臣名簿が、ギョクト(玉兔)のところから奪われ、すでにウブンゴの手に渡っていたのです。
ウブンゴは大殿の場でその大臣たちを次々と排除し、さらにギョクトの遺体を引きずって見せつけます。
ギョクトのところ、ここで出てくると思っていなかったので、きつかったです。
それだけでは終わらない。ウブンゴはすでにウブンヨウの食膳に毒を仕込んでいました。毒が回ったウブンヨウの体が崩れ落ちます。
皇位が、揺れます。
蘭陵王 17話の感想まとめ
一番重かったのは、ウブンゴが名簿を持ち出してくる場面です。ウブンヨウが時間をかけて積み上げてきたものが一気にひっくり返されて、見ていて胃が痛くなりました。
回想のウブンイクも静かにつらい。弟に毒を持たせるウブンゴの命令も、それをわかって飲む兄も、両方きつい。ウブンヨウがずっとこれを抱えながら生きてきたんだと思うと、彼のあの静けさの重さが少し変わって見えます。
セツブとランリョウオウの再会は、この回で唯一ほっとできた場面でした。でもすぐに「3日後には別れる」という条件がついてきて、素直に喜べない。ランリョウオウが何かを察して先を急いでいる空気が、あの場面にも漂っていました。
ウブンヨウのセツブへの告白は、あっさり断られました。でも言えたこと自体、この人らしいと思います。言わないまま抱えるより、言って断られる方を選ぶ。そういう人だというのが、じわっとわかる場面でした。
倒れるウブンヨウを、ウブンゴが見下ろしている。あの構図が頭に残っています。
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