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クルミットです♪
この31話、始まってすぐに「ああ、ここから一気に変わっていくんだな」という空気がありました。コウシンが逝き、コウイが新皇帝となって、表向きは静かな権力の移行に見えるのに、その陰でテイジが動いていて……穏やかな場面とぞっとする場面が交互に来る回です。
それでは31話を一緒に見ていきましょう!
蘭陵王 31話のあらすじ
ソテイ(祖珽)がコウイに龍袍(皇帝の衣装)を纏わせ、大殿へ戻らせます。そこでダンショウ(段韶)が詔を読み上げ、コウシン皇帝が皇太子コウイに位を譲ることが正式に宣言されました。
ダンショウが詔を読む顔、めちゃくちゃ複雑そうで。あの場にいる全員が「これで本当にいいのか」って思いながら立ってる感じがして、つらかったです。
そしてここで、テイジ(郑儿)が動きます。もう止まれないと覚悟を決めたのか、人を遣わして皇太后を殺害。
皇太后まで手にかけるのか、と正直びっくりしました。でもテイジという人は「ここまでやったら後戻りできない」というところまで来ると、一切ためらわないんですよね。それが怖い。
一方、洛陽に引きこもっていたランリョウオウ(蘭陵王)とセツブ(雪舞)のところには、アントクオウ(安德王)が急いで駆けつけます。コウシン崩御と皇太后死去の報を伝えるために。
セツブはその朝、悪夢から目を覚ましていました。今の穏やかな日々がいつまでも続かないような予感。ランリョウオウに宥められていたところへ、まさかの訃報が届いた形です。
セツブの「予感が当たった」という顔が……何も言いたくない気持ちになりました。夢で見てたんですよね、こういう展開を。
二人は深く悲しみながら、急いで皇宮へ戻ることを決めます。セツブはおばあさまの予言が現実になることを恐れていて、ランリョウオウは「皇上に隠居の意を奏上する」と約束します。
ところが、移動に手間取ったのか、コウイの即位の吉時に間に合いませんでした。すると早速、「ランリョウオウは皇上を軽んじているのでは」という噂が立ちます。
到着が遅れただけでもう噂になるんですよね。宮廷って本当に、息をするだけでも何か言われる場所で。
朝廷でコウイがこの件を口にすると、ランリョウオウは弁明します。コウイは「四兄を信じている、誰も俺たちの仲を引き裂くな」と言い切りました。
その言葉だけ切り取れば兄弟の情は本物。でも周りが黙っているかどうかは別の話です。
退朝後、コウイはランリョウオウとセツブを呼び止め、美酒を振る舞います。セツブはここで即位の贈り物として銀杯(銀製の盃)を差し出し、コウイはすぐにその銀杯で酒を飲みました。
実はこれ、セツブが考えた毒見の手段です。銀は毒に反応して変色するため、酒に毒が盛られていないか確かめるための贈り物だったのです。
さりげなく毒見できる贈り物にする、というセツブの機転。でもこういう機転を働かせないといけない場所にいるという事実が、じわっと切ないです。
コウイはランリョウオウに官職への復帰を望み、「引き続き斉国のために力を貸してほしい」と頼みます。ランリョウオウは隠居を申し出るつもりだったのに、皇帝の兄弟としての情に押し切られて、断れませんでした。
宮廷を離れた場面では、アントクオウが食事の席でショウスイ(小翠)に興味を持つ様子も描かれます。「ランリョウオウも昔は女好きだった」などと冗談を言っていて、ちょっとほっとする空気でした。
そして最後はテイジ。流犯(罪人として処罰を受けた身)のため、宮中に身を隠すしかない状況です。不満を抱えたまま、かつての知り合い冯小怜(馮小怜)を呼び出します。
久しぶりの再会、表面上は和やかに旧交を温める二人。でもテイジはすでに毒酒を用意していました。小怜(冯小怜)を殺害しようとしているのです。
友人と笑顔で話しながら毒酒を隣に置いてるって……テイジのこういうところが本当に怖い。憎しみと笑顔が同居できる人間なんです。
蘭陵王 31話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、セツブが銀杯を贈る場面です。
贈り物に見せかけた毒見。コウイが喜んで受け取って、すぐに飲む。その間、セツブがどんな気持ちで見ていたのか……もう「贈り物で毒を確かめなきゃいけない場所に戻ってきた」という事実がずっと重くのしかかっていました。
ランリョウオウが隠居を伝えようとして、結局伝えられなかったのも気になります。コウイの「四兄を信じている」という言葉が、善意なのかどうかさえわからなくなってきた。信じたいけど、宮廷という場所を知っているほど、素直に受け取れない。
テイジが小怜を呼び出したくだり、小怜は気づいていないんですよね、たぶん。笑顔で話せる相手に毒を盛ろうとしている、その温度差が怖くてぞっとしました。
コウイが即位して、場が少し落ち着いたように見えて、実は足元からじわじわと崩れ始めている。そういう回でした。
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