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クルミットです♪
6話は全体的に密度が濃い回でした。
如意と寧遠舟の関係が少しずつ変わってきているのを感じながら、楊盈という扱いに困る存在をめぐって使団が頭を悩ませる、という二つの流れが交互に進みます。
意表をついたキスの一幕と、屋根の上での静かな語りかけ。どちらもしばらく頭から離れませんでした。
それでは6話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 6話のあらすじ
逃げ出した楊盈を眠り香で眠らせ、ひとまず落ち着いた状況の中、如意は同心蝶という術を使って寧遠舟を操ろうとします。体内に蝶を仕込むことで相手を意のままにできる術で、子どもを産む交渉の切り札として準備していたものでした。
しかし寧遠舟、その場でいきなり反抗してきます。
内力(修行で得た気のようなもの)で蝶を体外に叩き出してしまって、如意は完全に読み違えた。そんな対策があるの、という話です。
そこへ于十三が現れて、力を使えない状態の如意を押さえます。如意は蝶を返せと寧遠舟を追いかける羽目になりました。
毒事件を経て、寧遠舟は使団の体制を見直します。仲間集めが急ぎすぎていたと反省し、今後は二時間おきに二人一組で巡回すること、食事も全員一緒には取らないと決めました。
そんな中、花のように着飾った于十三が如意の部屋に現れて自薦します。即座に部屋の外に叩き出されました。
于十三、毎回空回りしているんですが、本人は至って真剣で、そのギャップがちょっとおかしい。
夜、一同が眠りにつく頃、寧遠舟は如意が消えていることに気づきます。馬の蹄の跡から、余州の方向へ向かったことがわかりました。
余州の宿で如意は、逃げていた玉郎を見つけます。玉郎は、以前越三娘から聞かされた話の真偽を確かめるための鍵であり、同時に仲間の玲珑の仇でもありました。
最初から殺すつもりで来ていたわけです。
寧遠舟は迷蝶を使って如意の居場所を突き止め、追いかけてきます。彼は如意が約束を破るつもりではなかったことを、最初からわかっていました。
疑わずに追いかけてきてくれた。このあたりから、寧遠舟への見方が少し変わってきます。強引なだけじゃないんだな、という感じ。
寧遠舟は如意に、勝手に使団を離れないよう頼みます。如意が誰かを殺すたびに朱衣衛(皇帝直属の監察組織のようなもの)の目を引く。それが仲間の救出計画と使団全体の安全を脅かすと。
如意が昭節皇后の死因を調べたいなら、自分との約束を反故にするつもりはないはずだと彼は言います。如意が強がりでも、使団の仲間を人質にはしない性格だとも見抜いていました。
そして彼は、これまでの自分の言動について謝罪します。
「子どもを産め」と威圧してきた寧遠舟が、ちゃんと謝った。素直に謝れる人なんだ、と少し意外でした。
謝られた如意は、その瞬間に意表をついて寧遠舟にキスをします。寧遠舟はしばらく茫然として、立ち直れない様子でした。
翌朝、二人は使団に合流します。寧遠舟が如意の離脱理由をうまく説明してくれて、仲間たちは特に疑いませんでした。于十三が如意に絡んでくる場面では、寧遠舟がはっきり釘を刺します。「如意は尊重すべき仲間だ。気軽に冗談を言える相手ではない」と。
人前でちゃんとかばってくれた。地味だけど、これが一番ほっとしました。
楊盈のほうでは絶食を続け、都へ戻りたいと主張します。丹陽王と皇嫂になぜ騙されたのかを確かめたいと。説得しようとした駅の侍女が、楊盈の本当の身分を知ってしまいます。寧遠舟は口封じのために侍女を殺そうとしましたが、楊盈は侍女をかばって絶食をやめると約束しました。
でも彼女の目には、寧遠舟への失望が見えていました。
寧遠舟は楊盈を屋根の上へ連れていきます。そこから見渡せる城をいくつか指差しながら、梧国には三十八の城があると言います。しかし皇帝の無謀な親征によって、すでに三つが失われていました。
「君主は戦をやめ民を愛する。民は安らかに暮らす。それが人の道だ」という言葉と共に、彼は数字を出します。戦死した兵への弔慰金がわずか一貫。一方で公主の年俸は最低でも五百貫。
自分たちが安国行きに同行しているのは忠義のためではない。二国が再び戦火に陥ることを望まず、無念の死を遂げた仲間の汚名を晴らすために来ている。それを聞いた楊盈は、ようやく自分の過ちに向き合い始めます。
数字で示されると、言い返せない。弔慰金一貫と年俸五百貫の差。楊盈と一緒に黙って聞いてしまいました。
楊盈が使団の六十九人を毒で苦しめた罰として、手のひら二十叩きが言い渡されます。寧遠舟は楊盈の面目を保つため部屋の中で行おうとしましたが、如意が代わりに申し出ます。
如意は叩きながら、楊盈が男に変装して使節団に加わった理由を聞きます。好きな相手、鄭青雲に嫁ぎたかったから、という答えでした。
如意は皇后・蕭妍の悪意を話して聞かせた上で言います。ちゃんと学んで強くなれば、蕭妍よりも大きな存在になれる。そうなれば堂々と鄭青雲のそばへいけるし、自分を馬鹿にした人間を踏み台にもできると。
その様子を遠くで見ていた寧遠舟が、後から如意に聞きます。なぜそこまで自分を助けてくれるのかと。
如意の答えはあっさりしていました。「さっき屋根の上で楊盈に話しかけてたあなたの顔、すごく好きになりそうだったから」と。
どこまで正直なの、と笑いそうになりながら、これが如意らしいなとも思いました。
それに加えて、もう少し助けてあげたら子どもを産む約束に同意してもらえるかも、とも言っていました。下心も隠さない。それが如意という人です。
一念関山 6話の感想まとめ
6話で一番印象に残ったのは、屋根の上の場面です。
楊盈が泣いて訴える場面は素直に気の毒でした。丹陽王も皇嫂も、実の家族に等しい人間に騙されていたわけで、政治の話以前にそれが一番つらい。
でも寧遠舟は泣き言に付き合わず、淡々と事実を見せていきます。弔慰金一貫と年俸五百貫。その差を数字で突きつける言い方が、感情論より全然効く。
説教くさくなく、ただ景色を見せて事実を語った。ああいう顔をしている寧遠舟を見たら、如意じゃなくてもそう思うと思います。
不意打ちキスは正直、その瞬間よりあとの方が効いてくる場面でした。寧遠舟がしばらく動揺したまま立ち直れないのが、見ていて少し笑えて、少し切なかった。
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