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クルミットです♪
30話は、初月がついに自分の気持ちに気づいてしまう回です。相手は于十三(うじゅうさん)。
告白したらあっさり断られるんですが、そこで「じゃあ私にはもっといい男がいる」と切り替える初月が、地味に好きです。
一方で如意(じょい)と寧遠舟(ねいえんしゅう)は、梧帝(ごてい)救出の準備を静かに進めています。
それでは30話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 30話のあらすじ
前話からの流れで、于十三は初月と金沙楼(きんさろう)で飲んでいます。
「いい男に出会ったことがないから、一人の男のことで傷つくんだ」と于十三が言います。
慰め方はぶっきらぼうだけど、ちゃんと初月の気持ちに寄り添っている。
于十三、初月に少し心が動いているのが透けて見えるんですよ。でもそれをわかっているから離れようとするあたり、ちゃんとしている。
初月が部屋で休んでいる間に、そっと帰ろうとした于十三。でも金媚娘(きんびじょ)にばったり捕まります。
「初月って、あなたの好みのタイプね」と言われて、二人の昔の話になります。
于十三は金媚娘を愛していたことを否定しなかった。
金媚娘も自分が愛していたと認めて、でも「逃婚してくれたおかげで今の私がある。感謝してる」と言って笑います。
逃婚(ろうこん)とは結婚直前に逃げ出すことで、于十三はかつて金媚娘との婚礼の前に消えたのです。
逃げられた相手に「ありがとう」が言えるのか、と一瞬思ったけど、金沙楼を仕切って生きている金媚娘を見たら、本当にそう思っているんだなとわかってきました。
二人は笑って、長年のわだかまりを清算します。
一方、安帝(あんてい)は夢を見ます。任辛(にんしん)に昭節皇后(しょうせつこうごう)の仇として殺される夢。
目が覚めた安帝は、大皇子を殺したのは任辛だと確信します。
鄧輝(とうき)を呼び出して問い詰めると、鄧輝は否定しない。
安帝は「半月以内に任辛の死体を見せろ。見せなければ次はお前の死体を見る」と言い放ちます。
大声で怒鳴るわけじゃないのに、この言い方が一番怖かったです。安帝。
如意は金媚娘から「于十三が初月を金沙楼に連れて行った」と聞き、帰ってきた于十三を捕まえます。
「初月が長慶侯(ちょうけいこう)の許嫁だと知ってた?何かしたの?」
于十三が何度も「何もしていない」と誓って、ようやく解放。
寧遠舟には安帝が梧帝を移送するという情報が入ります。
如意がルートを分析して「東湖草舎(とうここうしゃ)に移される」と推測。
みんなで手分けして下見に向かいました。
初月は永安塔が燃えているのを見物しに来たら、鄧輝に声をかけられます。
「城外の馬場で、長慶侯以外に見知らぬ人を見ませんでしたか」
初月は「見ていない」と答えます。
鄧輝が如意を追い回していると知った初月は、李同光(りどうこう)に報告します。
このとき于十三から教わった「弱さを見せる」方法を試してみると、李同光は「以前の態度が悪かった」と素直に認めました。
そして初月は李同光に「どうやって如意を好きになったの?」と聞くうちに、自分が于十三を好きになっていたことに気づきます。
気づく場面が静かで良かった。騒がないのがいい。
初月は李同光に宣言します。
「これからは形だけの夫婦でいい。私にはもっと良い男がいる。あなただけに賭けるつもりはない」
さらに「大業を成し遂げたら、私に実権のある爵位を一つちょうだい」と要求します。
李同光は快く承諾しました。
于十三の素性を見抜いた初月は、四夷館(しいかん)を訪ねます。
「朱衣衛(しゅいえい)が長慶侯の件で私を調べている。昨夜一緒にいたことでご迷惑をおかけするかもと思って」
于十三は礼を言いながら「金沙楼の人間は余計なことは言わない」と答えます。
そこで初月は于十三への気持ちを打ち明けます。
于十三の返事は「俺はただの浪子だ。六道堂(りくどうどう)の人間でもある。身分が違いすぎる」。
きっぱり。
断り方が「身分が違う」なの、建前もあると思うんですよ。本音は「巻き込めない」じゃないかな。でも初月にはそこまで伝わっていないかもしれない。
六道堂は、この物語に登場する諜報組織のようなもので、于十三はそのメンバーとして動いています。
金媚娘は鄧輝が如意を追っていると知り、安都の金沙楼支部を閉鎖します。
如意は「使団に迷惑をかけたくない」と四夷館を出ることを決めます。
いつもの習性でそのまま黙って出ようとしたら、寧遠舟に引き止められます。
「出かける前に、無事に戻ると言ってくれ」
如意はそこで、自分が変わっていたことに気づきます。
寧遠舟は如意と別行動になる前に、どこかへ連れていきます。
一念関山 30話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、于十三と金媚娘の和解の場面でした。
逃婚されたのに「ありがとう」と言える人がいるとは。
金媚娘が強いのは、腹を立て続けていたからじゃなくて、ちゃんと自分の人生を生きてきたからなんだと思います。
初月が振られた後の切り替えの早さは笑えるし、頼もしかったです。
「私にはもっといい男がいる」と言い切れて、李同光には爵位まで要求する。
泣かないし落ち込まない初月、この回でかなり好きになりました。
于十三の断り方は「身分が違う」だったけど、六道堂の人間として動いている以上、初月を引き込むわけにはいかないという事情もある。
きっぱり断っているのに、どこか苦しそうにも見えました。
安帝の「半月以内に任辛の死体を見せろ、見せなければ次はお前の死体を見る」という台詞は、じわっと怖かったです。
淡々としているのが一番重い。
最後の場面、寧遠舟が如意に「無事に戻ると言ってくれ」と言う。
黙って出ていこうとしていた如意を引き止めて、その一言を言わせる。
小さいことなんだけど、この二人のあいだにあるものが見えて、きつかったです。
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