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クルミットです♪
20話、ずっと気になっていた沈慈の正体がついに明かされます。事件の核心に迫りながらも、楊采薇と潘樾の距離感がなんとも微妙で。謎解きとやきもちが交互に押し寄せてくる、少し忙しい回でした。それでは20話を一緒に見ていきましょう!
花間令 20話のあらすじ
郡主が潘樾(パン・ユエ)に好意を持っていた件、覚えていますか。潘樾は「婚約がある」ときっぱり断っていました。でも郡主からすれば「自分が一言言えばその婚約は無効にできる」くらいの話で、しかも楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)はすでに十年行方不明なのだから、と深刻には考えていなかった。それでも潘樾の意志は揺らがなかったのです。
こういうところ、潘樾の一本筋が通った感じがして好きです。状況に流されない。
後に潘樾が投獄されたとき、郡主が「彼でなければ嫁がない」と言い張って助けに動きます。おかげで潘樾は真相究明に専念できるようになりました。楊采薇はひとまずほっとするのですが、潘樾が上官芷(シャングアン・ジー)について丁寧に説明しはじめると、心中が穏やかじゃなくなってくる。
いや、説明が長いんです。あれだけ細かく釈明されたら、逆に勘繰りたくなるのは分かる。
その後、三人で沈慈の実家を調べに行きます。家はずっと空き家のまま、荒れ果てていました。楊采薇がふと気づいたのは、子どもの玩具が二セット残っていること。双子がいた?
聞き込みで分かったのは、沈慈には「沈厳(シェン・イェン)」という双子の弟がいたということ。生まれつき目が見えず、奇妙な虫を操る力があり、性格も変わっていた。ずっと一人で柴部屋(薪置き場)に住んでいて、ほとんど人と関わらなかった。そしてある日、その毒虫が両親を死なせてしまいます。兄の沈慈はそれを機に禾陽を去り、「絶対に戻らない」と言い残した。
柴部屋に一人でいたっていう話、さらっと出てきたんですけど、そのさらっとがかえってきつかったです。
潘樾と楊采薇の推理——沈慈が殺された後、沈厳が兄に成り代わって仇を討ったのではないか。
県衙(けんが。地方の役所)に戻ると、沈厳は自分の正体を否定しませんでした。ただ「あなたたちの推測が真相ではない」とも言う。水波紋(すいはもん)という謎の組織について話す代わりに、陳賦(チェン・フー)を殺すよう要求してきます。
潘樾は、楊采薇がここ数日ろくに食事もできていないからと、特別に食事を用意していました。でも楊采薇はやきもちのまま、潘樾の態度に背を向けてさっさと出ていってしまいます。
潘樾、じんわり優しいのに全部空振りで、少しかわいそう。
一方、卓瀾江(ジュオ・ランジャン)から楊采薇に伝言が届きます。銀雨楼の件を調査するとのこと。卓瀾江は孫震の部屋で「肉を再生させる薬」を見つけており、これは只事ではないと感じて、白小笙(バイ・シャオシェン)を河のほとりに呼び出しました。白小笙、誘いを受けてうれしくなり、いつもの男装をやめて女性らしい着物で現れます。卓瀾江はそれを見てちょっと笑い、気がついたら肩に手を回していた。気づいた二人、両方とも気まずくなる。
完全にほっこり枠でした。自覚あるのかないのか、卓瀾江。
楊采薇は幻暝虫(げんめいちゅう。人に蠱毒をかける虫のこと)に関する記録を見つけ、潘樾と一緒に陳賦の毒を解きに向かいます。待っている間に楊采薇が「少し前を歩いてくる」と言って離れると、潘樾はまた一人で郁々とする。そんなに一緒にいたくないのか、と。
そのまま楊采薇は何者かに気絶させられ、閉じ込められてしまいます。目覚めると、新鄭書院(しんていしょいん)の貧しい学生たちがいました。彼らはずっと陳賦に理不尽な扱いを受け続けてきた。院長がかばっているから誰も声を上げられなかった。楊采薇が陳賦を救おうとしていると知って、また以前みたいな日々に戻るのが怖かったのです。
学生たちの気持ち、分かります。助けてほしい人に、助けてほしくない奴を助けられたら怖い。
それでも楊采薇は針を打ち、陳賦を意識回復させます。陳賦は目覚めるなり「沈慈にやられた」と言いだした。楊采薇は潘樾に報告しながら、あきれてしまう——こんな人間を助けたのか、と。
公堂(こうどう。裁判の場)での審理。陳賦が沈厳を訴えるも、沈厳は反論しません。そこへ楊采薇が陳賦を告発します。陳賦自身の手書きの帳面を証拠に持って。
試胆大会(度胸試し)などというものは最初からなかった。陳賦たちが沈慈を鬼林(きりん)に無理やり連れ込み、藤蔓(つるかずら)に絡まれて死んだのです。陳賦父子が否定しようとしたとき、書院の学生たちが次々と証言に現れます。
来た、と思いました。来てくれて良かった。
陳賦は目の前の人物を「沈慈」だと思い込み、医療費を払えばいいだろうと開き直ろうとした。そこへ潘樾が沈慈の遺骨を運ばせます。「あなたたちが思っていた沈慈は、その弟だった」と。
沈慈は小さいころから弟の沈厳をかわいがっていました。弟が両親を死なせる大きな過ちを犯し、沈慈が禾陽を去ったとき、沈厳はこっそりあとをついてきた。そしてあんなに優しかった兄が殺されるのを見てしまった。だから兄に成り代わって書院に戻り、陳賦らを操って目が見えなくなるよう仕向け、崖から飛ばせたのです。
陳賦父子は大きく動揺します。潘樾は陳賦を辺境流刑、沈厳には秋に死罪を言い渡しました。沈厳は抵抗しません。自分は人を殺した。代償を払うのは当然だ、と言う——人は誰でも、自分の選択の代償を払わなければならない、と。
このセリフ、静かすぎて逆に苦しかったです。泣き叫んでくれた方がまだ楽だった。
阿沢(アー・ザー)が後ほど沈慈の日記を見つけます。そこには水波紋の図案が描かれていました。そして潘樾は——すべてが解決したら楊采薇を自由にすべきか、ずっと迷っていた。でも、こんな楊采薇を放せるはずがない、とその気持ちに気づきはじめていました。
花間令 20話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、沈厳の「代償を払う」というひとことです。復讐で始まって、死罪で終わる。彼の話に悪意というより純粋な悲しみしか見えなかったので、あの判決シーンは見ていてしんどかったです。陳賦への怒りとは全然違う、どこへ向けていいか分からない重さがありました。
楊采薇のやきもちはこの話でずっと続いていて、潘樾が空回りしてかわいそうで。二人の温度差が少し切なかったです。
公堂で学生たちが一人また一人と証言に来るところは、ほっとしました。あの子たちが怖い思いをしながらも動いてくれたことが、単純にうれしかった。
陳賦に向けて沈慈の遺骨が運ばれてくる場面。「あなたたちが殺した人の弟だった」という事実が陳賦の表情に刺さっているのが見えて、気持ちいいとか爽快とかじゃなく、静かにぐさっと来ました。
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