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クルミットです♪
今回の第26話、見どころがぎっしり詰まっていて、個人的にはかなり好きな回になりました。凌不疑が婚儀をめぐって一手一手を打っていく展開と、あの夕食のシーンの気まずさと可笑しさが混ざり合って、独特な回に仕上がっています。
それでは26話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 26話のあらすじ
宴が終わった後、凌不疑が馬車で程少商を送り届けます。車内は静かで、外から車輪の音だけが聞こえてくる、という描写が妙にリアルです。
話しかけた凌不疑に、程少商は珍しく率直に本音を打ち明けます。凌不疑の権勢を頼りにしたくない、と。
この「頼りたくない」という気持ち、すごくわかります。でも凌不疑には全然通じていなくて、「夫婦は一体なのだから気にしなくていい」という答えが返ってくる。話が噛み合っていない。
そして程少商が巾着から取り出した菓子を食べようとすると、凌不疑に止められます。「正午を過ぎてからの食事は体に良くない」という理由で。
「あなたのためを思って」の管理、本人は善意なんだろうけど、程少商が嫌がる気持ちはよくわかります。
馬車の外から城郊外の西村についての報告が入り、凌不疑は部下に程少商を送り届けさせ、自分は西村へ向かいます。部下の韓武が行方不明になっていたからです。
一方、程家では婚約をめぐる騒動が続いていました。以前、楼家との婚約を解消したときに機嫌を損ねていた程老太(程家のおばあ様)が、今度は凌不疑との婚約に大喜び。彼は文帝の義子、つまり皇族に準じる身分です。さっそく使用人に聘礼(婚約の贈り物)のための部屋の準備を命じます。
しかし凌不疑側からまだ庚帖(生年月日を書いた帖)が届いていない。蕭元漪(程少商の母)は慌てすぎだと落ち着かせようとしますが、程老太は聞きません。そこへ「淳于氏(凌不疑の後見側)が体調不良を理由に下聘を延期する」という知らせが届き、程家は一気に怒りに包まれます。
汝陽王妃はこの隙を見逃しませんでした。「庚帖も交わされていないなら婚約は成立していない。まだ孫娘の裕昌郡主に可能性がある」というわけです。しかし凌不疑はすでに先手を打っていました。宮中に使いを送り、文帝に婚儀の取り仕切りを依頼。翌日、汝陽王が礼官として程家へ下聘に赴くことが決まります。
汝陽王妃の目論見を一発で潰す手を打ってくる。ここまで手が回せるの、さすがというか、怖いというか。
その汝陽王ですが、王妃とは冷めた夫婦で、彼は質素な暮らしを好む人物。それなのに汝陽王妃はかつて文帝に食事を提供したという一度の恩を盾に、数十年もの間富貴を享受し続けています。そして今また孫娘のために汝陽王を動かそうとしていました。
文帝の肝いりで、汝陽王が礼官として程家を訪れる下聘の儀は盛大なものになりました。周囲はみんな羨みますが、当の程少商はどんより沈んだまま。
汝陽王は儀式の後、こっそり離れの中庭へ。そこで木の台を叩いて鬱憤を晴らしている程少商の姿を見かけます。最初は一発かましてやろうとしていたらしいのですが、話してみると考えが変わり、この婚姻を守ろうと決意します。自分の不幸な結婚の埋め合わせのような気持ちもあったのでしょう。
木の台を叩いてるところを高齢の貴人に目撃される状況、程少商は平気なのかな。でも汝陽王がこっちについてくれたのは良かったです。
それを知った汝陽王妃は孫娘を連れて抗議に来ます。裕昌郡主は「側室でもいい、凌不疑と結婚したい」と言い出す始末。汝陽王は呆れてしまい、王妃の強欲さを叱り、郡主には「早く婿を見つけなければ出家させる」と厳命します。
一方、西村の調査を終えた凌不疑は、韓武が残した「二短二長」の暗号を見つけます。「無事だ」という合図でした。韓武は追っ手に気づいて身を隠したらしく、落ち着いたら自分から連絡してくるはずです。謎が解けたところで、凌不疑はその夜のうちに程家へ謝罪に向かうことにします。
しかし部下の梁邱逖に「将軍、その顔つきでは謝罪に見えません。どちらかというと乗り込む顔です」と言われてしまいます。
梁邱逖の指摘、正確すぎる。本人は真剣に謝りに行くつもりなのに、顔が怖い。
凌不疑は素直にそれを受け入れ、梁氏の兄弟たちに「面白い話を教えてくれ」とお願いします。程家での印象を良くするために、笑い話を仕込んでいくわけです。
その頃、程家では一家そろって夕食の最中。程少商はまだ蕭元漪が自分のことを気にかけていないと思っていて、態度がとがっています。蕭元漪はいつもと違って穏やかに受け流していて、姉の程姎や兄たちが母親の代わりにフォローを入れる場面も。程頌と程少宮はこそこそ相談しながら、「少商が今日こんなに刺々しいのは凌不疑が直接下聘に来なかったからだ」と読んで、「凌不疑が来たら代わりにやり返してやる」と意気込んでいます。
そこへ黒甲衛(黒い鎧の親衛隊)がどかどかと現れ、凌不疑が入ってきます。頭を下げて謝罪しますが、そのものものしさに程家の人々は圧倒されてしまい、夕食の場がしんと静まり返ります。
もともと庶民出身の程家は、みんなで賑やかに食べるのが普通のスタイルです。そこに凌不疑が加わったら、誰も気軽に話せない。
この気まずさ、見てるこっちも息つまります。何か言わなきゃと思うほど何も言えなくなる食卓。
空気を察した凌不疑は、練習してきた笑い話を披露します。そして自分で大声を上げて笑ってみせる。その笑い声に一同はかえってびっくりしてしまいます。その後は次々と杯を傾けて、兄たちは断るに断れず。そこへ程老太が現れて、凌不疑を見るなり満面の笑みになります。おばあ様はすっかり凌不疑を気に入った様子です。
こうして正式な下聘が済んでからは、凌不疑は普通の婚約者のように程家へ頻繁に訪れるようになります。しかも黒甲衛を「護衛のため」という名目で配備。貼り付けの六人、奥の十数人、門前の親衛……と、程少商は眉間にしわを寄せながらその陣容を見渡します。
星漢燦爛 26話の感想まとめ
一番残ったのは、凌不疑が笑い話を練習するくだりです。
梁邱逖に「謝罪に見えない顔」と指摘されて、素直に「では面白い話を教えてくれ」と言える人なんだな、と。あの凌不疑が部下に笑い話を教わっている図が、なんかじわっときます。
で、実際に大声を上げて笑ってみせるんですが、場の空気はかえって凍る。一生懸命練習してきたのに成果がまったく活かされていない。気の毒でもあるし、可笑しくもある。
汝陽王が程少商の味方についた流れも良かったです。木の台を叩いて鬱憤を晴らしているところを見て、最初は「一発かましてやろう」と思っていたのに、話してみたら考えが変わった。その理由が自分の不幸な結婚への弔い合戦みたいなものだ、というのが哀愁があります。
汝陽王妃という人はかなりしんどいキャラです。一度の恩を何十年も引き換えに使い続けて、孫娘に「側室でもいい」と言わせる。汝陽王が呆れるのも無理はない。
蕭元漪が今回珍しく穏やかだったのが、むしろ気になっています。いつも感情をはっきり出す人が黙って受け流しているとき、何かあります。
程少商が門前から奥の中庭まで黒甲衛の数を目で追いながら眉をひそめる最後のシーン、凌不疑は本当に加減というものを知らないんだな、と思いました。
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