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クルミットです♪
顧九思が投獄されたままの東都で、柳玉茹がついに動きます。今回は登聞鼓を打つという大きな決断のお話です。痛い場面もありますが、柳玉茹の芯の強さがはっきり見える回でした。それでは32話を一緒に見ていきましょう!
長風渡 32話のあらすじ
周燁は軍にいる兄たちの伝手を使って、楽豊楼で偽証をした店員を探し出しました。この店員はやはり刑部から金をもらっており、逃げる準備をしていたところでした。
一方、葉世安と沈明は劉春が殺された部屋を調べ、カーテンに残った血の手形を見つけます。顧九思はその血の手形を見て、劉春を殺したのが范玉だとすぐに気づきました。
えっ、こんなにあっさり犯人がわかっちゃうんですね!
でも顧九思はこのことを柳玉茹には話しません。皇帝に会う機会を探すことだけを考えていました。柳玉茹が去ったあと、江河は顧九思に忠告します。この証拠を隠しておけば生き延びる道はまだある、でも皇帝に差し出せば確実に死ぬことになる、と。范軒は名君かもしれないけれど、東都という権力の渦に足を踏み入れた以上、誰であっても自分の意思だけでは動けなくなる。帝王は後継者を育てるために、いろいろな勢力の間で天秤を取らなければならないから、というのが江河の考えでした。
江河の言うことにも一理あります。しかし顧九思は今回、自分の命を賭けることに決めました。范軒が名君であることに賭けたのです。
顧九思が血の手形を見つけてすぐ范玉の犯行だとわかったのに、柳玉茹には黙って一人で賭けに出たところ、正直ひやひやしました。
顧九思の無実を晴らすため、柳玉茹は登聞鼓を打ち、皇帝への拝謁を求めます。すると雲裳公主が現れ、監察御史の前でこう告げました。律典によれば、登聞鼓を打って皇帝に面会するには、男は先に三十回の杖刑を、女は拶刑を受けなければならない、と。柳玉茹は、大夏が建国されたあとに皇帝がすでにこの法を廃止したことを知っていました。ところが雲裳公主は、新しい律法では確かに廃止されているけれど、まだ正式に発布されていない、だから旧法に従うべきだと主張します。
雲裳公主は柳玉茹が刑を受ける勇気などないと思っていたようで、その予想を裏切る柳玉茹の覚悟に驚かされます。柳玉茹は迷わず、刑を受けると答えました。
ここ、正直びっくりしました。普通は怯みますよね。
まさに拶刑が始まろうとしたそのとき、洛子商が現れて止めに入ります。それでも柳玉茹は、顧九思は良い官吏だと信じていて、拶刑を受けることを譲りませんでした。
痛みに耐えたあと、柳玉茹はその場に倒れ込んでしまいます。それでも力を振り絞って立ち上がり、監察御史に、宮門まで連れて行って皇帝に会わせてほしいと頼みました。
倒れてもまだ立ち上がるの、見ていて胸が痛かったです。
いくつもの困難を乗り越えて、柳玉茹はようやく皇帝と対面します。柳玉茹は、劉春とその一味が内外で結託して国庫の銀を横領していた証拠を差し出しました。そして、顧九思を皇帝自ら取り調べてほしいと願い出ます。顧九思には、いまの皇帝が抱える問題を解決する方法があるからです。皇帝は顧九思を連れてくるよう命じ、柳玉茹はいったん下がり、太医に傷を診てもらうことになりました。
一方、洛子商は太后に、柳玉茹を呼び寄せるよう勧めます。柳玉茹は顧九思の唯一の弱点だから、もし顧九思がそのせいで宮中に飛び込んでくれば、適当な罪をでっち上げられる、というわけです。
洛子商、ほんとにこういう計算ずくなところが嫌な感じです。
顧九思は皇帝に、吏治を整えて科挙を再開し、広く人材を集めるべきだと進言し、葉世安を主考官に推薦しました。葉世安なら清廉な官吏を選び出せるはずだというのです。次に、昱州節度使の劉行知を南から討ち、力を見せつけることも提案します。今の大夏には、この先十年の平穏を保つための大きな勝利が必要だからです。そして国庫の銀の一件は、官界に通じ、太后とも旧臣とも深い付き合いのある江河に任せるのがよいと述べました。
そう話したあと、顧九思は証拠の品を差し出します。皇帝はひと目でそれが范玉の玉佩から残った血の跡だと見抜きました。顧九思は、范玉はもともと純粋な性格だったけれど、洛子商が太傅になってから日に日に横暴になっていったと伝えます。
そして最後に、太子である范玉には皇太子の座を担う資質がないと言い切りました。皇帝は范玉を東都から悠州へ移すよう命じます。劉春は国庫の銀を横領した罪で全財産を没収され、子孫三代にわたって官職に就くことを禁じられました。無実の罪を着せられていた顧九思は、その場で釈放されます。
まもなく、江河は戸部尚書に昇進する詔を受け取りました。
江河、報われましたね!
顧九思は宮門の外で柳玉茹の姿を探しますが、見当たりません。宮中の人に尋ねると、柳玉茹は拶刑を受けたあと、いま太后に呼ばれているところだとわかりました。それを聞いた顧九思は、何も言わずに太后の寝宮へと走り出します。
長風渡 32話の感想まとめ
一番心に残ったのは、柳玉茹が拶刑を受けると答えた場面です。雲裳公主は絶対に断ると思っていたはずなのに、その予想を裏切る覚悟に驚きました。痛みに倒れてもなお立ち上がって皇帝に会いに行くところも、ただの意地じゃなくて顧九思への信頼があるからこそだと感じます。
顧九思が血の手形を見つけてすぐ范玉の犯行だとわかったのに、柳玉茹には黙って一人で賭けに出たのも顧九思らしいと思いました。江河の忠告はもっともだと思いましたが、それでも証拠を差し出す選択をしたのは、これまでの真っ直ぐさそのものです。
柳玉茹が拶刑を受けている間、顧九思は何も知らなかったんですよね。それを思うと余計に切なくなります。
范玉が悠州へ追放されたのは、これまでの言動を考えると当然という気もしますが、洛子商がまだ太后の傍にいるのが気がかりです。江河の昇進は素直に嬉しいものの、洛子商が柳玉茹を利用しようとしている以上、まだ気は抜けません。
顧九思が何も言わずに太后の寝宮へ走っていく後ろ姿を見て、これは絶対に柳玉茹を助けに行くところだと確信しました。柳玉茹が無事でいてくれることを願うばかりです。
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