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クルミットです♪
今回はいよいよ楚州の虐殺事件の真相をめぐって、朝廷が動きます。鎮南王(ちんなんおう)の罪がなかなか裁かれない中、鄭興懐(ていこうかい)だけが真実を叫び続けるんですが、周りはどんどん彼から離れていきます。味方だと思っていた許七安(きょしちあん)や魏淵(ぎえん)の言葉にも、複雑な事情が見え隠れしていました。そして最後には、とんでもない讒言が飛び込んできます。それでは38話を一緒に見ていきましょう!
大奉打更人 38話のあらすじ
景帝がいつまでも鎮南王に罪を定めないことに、多くの大臣が不満を抱いていました。臨安も心配になり、太子を呼んで問いただします。太子は臨安に、これ以上この件に関わらないよう釘を刺しました。自分たちは宗親であり、淮王は叔父にあたる立場だから、弾劾する側に回るべきではないというのです。それに、景帝が臨安を可愛がっているのは政治に口を出さないからで、これ以上強く迫れば身に禍が及ぶかもしれないとも忠告します。
身内だからこそ言えないことってありますよね。太子の言葉、正論なんだけど切ないです。
景帝は再び朝廷の官員を集め、鎮南王の罪について話し合います。ところがそこで厲王が、すべては魁族(かいぞく)の侵攻が原因だと言い出しました。楚州城は完全に屠られてしまい、詳しい経緯を知る者はいないんだから、罪をすべて魁族に押し付けてしまえばいい、そうすれば皇族が不正を働いた事実も表に出ず、民も朝臣の汚職を知って失望せずに済むと。
聞いてるだけでこっちが腹立たしくなりました。都合が良すぎます。
鄭興懐は真相は隠しきれないと痛烈に非難します。あの日、数万の兵士があの惨状を目撃しているんだと。しかし景帝はそのまま退朝を強行し、鎮南王の罪の件はうやむやになってしまいました。
退朝の後、ある臣下が鄭興懐に近づき、じっくり策を練って楚州に戻って休養したほうがいいと持ちかけます。鄭興懐は相手を恥知らずと呼び、その場を離れました。それから朝廷のほかの官僚たちにも会おうとするんですが、誰もが彼を避けます。会ってくれたのは魏淵だけでした。
魏淵は鄭興懐の痛みを理解していて、自ら茶を淹れて彼をもてなします。言葉の端々には、耐え忍んでゆっくり事を進めるようにという意図が滲んでいました。
その夜、鄭興懐は許七安を訪ねます。許七安も亀と兎の競争のたとえを使って、焦らずじっくり策を練るよう勧めました。魏淵と同じことを言われて、鄭興懐は拱手して感謝し、一緒に陽春麺を食べようと誘います。
二人は近くの麺の屋台に腰を下ろしました。鄭興懐は麺をすすりながら、自分の過去を語り始めます。かつて前朝の首輔の怒りを買い、困窮した楚州へ左遷されたこと。そこで暮らすうちに、方言も、民のことも深く愛するようになったこと。そして、大切に思っていた人たちが目の前で惨殺されるのを見て、我慢できなかったこと。魏公の言うことは正しいのかもしれないけれど、毎晩目を閉じると、血に染まったあの街の光景が浮かんでくるのだと。
この麺のシーン、静かなのにずっしり来ました。誰も悪くないのに誰も救われない感じ。
そこへ闕永修(けつえいしゅう)が入朝してきます。この人物は罪深いはずなのに、事実を歪めた血書を差し出し、あちこちで鄭興懐が魁族と結託して楚州を血で染めたと誣告して回っていました。景帝はその讒言を信じ込み、鄭興懐を捕らえて真相を問い質すよう命じます。
大奉打更人 38話の感想まとめ
一番きつかったのは、やっぱり最後の展開です。真相を語り続けてきた鄭興懐が、よりによって闕永修の讒言で捕まりそうになるなんて。あんなに正しいことを言っていた人が、一番先に切り捨てられるところに理不尽さを感じました。
厲王の「魁族に罪を押し付ければいい」発言も、聞いていて本当にイライラしました。都合の悪いことを全部他人のせいにする、あの空気感。景帝が結局それで退朝してしまうところも、なんとも言えない気持ちになります。
一方で、魏淵と許七安がそれぞれ鄭興懐に「じっくり策を練れ」と伝える場面は、優しさなのか保身なのか、判断がつきませんでした。二人とも決して悪意はないと思うんですけど、真っ直ぐな鄭興懐からすると、味方にすら理解されない孤独があったんじゃないかと思います。
麺の屋台での鄭興懐の告白は、この回で一番心に残りました。楚州を愛するようになった経緯や、毎晩目に浮かぶ惨状の話。声を荒げるでもなく淡々と語るからこそ、余計に重く響きました。
最後の闕永修の登場で、また一気に空気が変わりましたね。ここまで真相を守ろうとしてきた鄭興懐が、次はどう窮地を切り抜けるのか、屋台で麺をすすりながら過去を語っていたあの顔が頭から離れません。
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