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クルミットです♪
前回の張り詰めた空気のまま、朝堂で陸英親子の処刑事件が本格的に追及されることになります。
信じていた家臣に裏切られたり、そばにいた人の正体に気付いたりと、胸が苦しくなるような展開が続きます。
理不尽な状況の中で、それぞれの想いが激しくすれ違っていく姿は見ていて本当に切ないですね。
大切な人を守ろうとする太子の必死な姿に、胸が締め付けられます。
あの冷え切った陸文昔の態度にも、言葉が出ませんでした。
二人の関係はここからどうなってしまうのでしょうか?
それでは53話を一緒に見ていきましょう!
鶴唳華亭 53話のあらすじ
朝廷の広間で、皇帝が陸英の事件を取り上げます。
蕭定権と張陸正の二人は、御前に呼び出されて説明を求められました。
蕭定権はびくびくしながら、陸英父子が本当に李柏舟の妻の一族なのか確信が持てないと答えます。
張陸正も言葉を濁して、しどろもどろになるばかりでした。
二人の曖昧な態度を見た皇帝は、激しい怒りを露わにします!
皇帝はすぐに使者を華亭へ向かわせ、事件の真相を徹底的に調査するよう命じました。
白黒をはっきりさせてから処分を下す方針です。
そこで皇帝は正式な詔書を作ろうとしました。
しかし、文書を担当する秘書郎がその場にいません。
皇帝は仕方なく、十日後に改めて詔を下すと告げます。
十日も先延ばしにしようとする皇帝の引き延ばし工作には、思わずため息が出ます。
その時、正義感の強い何中丞がずいっと前に進み出ました。
何中丞は、忠臣だった陸英の不条理な死をうやむやに終わらせるつもりなのかと皇帝に食ってかかります。
忠義を尽くした臣下の命をぞんざいに扱うのかと、強い口調で詰め寄ったのです。
頑固な何中丞の気迫に、さすがの皇帝も言葉を失います。
そして何中丞は御史台(※官吏の不正を取り締まる監察機関)の役人たちを従えて上奏しました。
陸英親子の無念を晴らすまで、絶対に引き下がる気はありません。
何中丞は自分の信念を曲げない人物でした。
彼は二言目には、太い柱に向かって猛ダッシュします!
宮殿の柱に自分の頭を叩きつけて、命を捨てて潔白を証明しようとしたのです。
慌てた張陸正が、皇帝を脅迫する気かと大声で何中丞を怒鳴りつけました。
何中丞は柱の手前でピタリと足を止めます。
そして、冷や汗を流す張陸正をぎろりと睨み据えました。
何中丞は部下に命じて、李柏舟の五代前までさかのぼる族譜(家系図)を提出させます。
それは、張陸正が個人的な恨みで陸英たちを陥れた動かぬ証拠でした。
柱へ突進した何中丞の捨て身の覚悟、あの迫力には見ていて圧倒されました!
目の前に物証を突きつけられた皇帝は、もはや審理を引き延ばすことができません。
皇帝はその分厚い家系図を張陸正の足元へ投げ捨てます。
全員の前で申し開きをしろと、冷たい声で命じました。
追い詰められた張陸正の脳裏に、以前陸文昔から吹き込まれた言葉がよみがえります。
張陸正は膝から崩れ落ちるように床へ手をつきました。
自分が陸英父子を勝手に李柏舟の親族として処理した罪を認めたのです。
でも、張陸正の白状はそれだけでは終わりませんでした。
家系図を改ざんして二人を処刑したのは、自分の本意ではないと泣きつきます。
すべて皇太子である蕭定権の指示に従っただけだと、とんでもない嘘を並べ立てました。
そこで張陸正は、懐から太子の令旨(※太子の命令書)を取り出して掲げます。
蕭定権が事件を隠蔽するために、深夜に密使を使って自分へ送ってきた証拠の品だと主張しました。
朝廷の中は蜂の巣をつついたような大騒ぎになります!
土壇場で全部太子のせいにする張陸正の卑怯さには、本当に腹が立ちます!
皇帝はまだ自分の息子を信じたい気持ちがありました。
しかし、差し出された令旨の文字は紛れもなく蕭定権の直筆だったのです。
しかも書状の末尾には、陸文昔の手によって蕭定権の私印までしっかり押されていました。
これでは誰が見ても太子の命令だと受け取るしかありません。
何中丞は激しい怒りに震えながら令旨をひったくります。
そして蕭定権を指さし、良心をどこへ捨ててしまったのかと激しく問い詰めました。
こんな酷いやり方をして、冤罪で殺された陸英父子にどう顔向けするつもりなのかと怒鳴り散らします。
蕭定権はその場に立ち尽くしたまま呆然としました。
自分の目に焼き付いた私印を凝視しながら、蕭定権の頭の中に陸文昔の記憶が一気に押し寄せます。
蕭定権のあの凍りついた横顔、見ているこっちの胃までキリキリ痛みました。
耳の奥に残る澄んだ声と、忘れられない後ろ姿。
父親と兄が投獄された直後に、わざわざ後宮へ潜り込んできました。
一介の宮女でありながら、軍馬の管理に異様なほど詳しかったのです。
亡き師匠である盧世瑜と、深い関わりを持っていました。
バラバラだった記憶の破片が、音を立てて一つにつながります。
顧阿宝と名乗って自分のそばに仕えていたあの娘こそが、陸文昔その人だったのです!
自分の手で守りたかった女性がすぐ隣にいたのだと、蕭定権は初めて悟りました。
皇帝は自分の息子がそこまで浅はかな真似をするはずがないと分かっています。
皇帝は蕭定権に対し、誰が裏で絵を描いたのか皆の前ではっきり説明しろと促しました。
でも、ここで真実を語れば陸文昔は死罪を免れません。
蕭定権に彼女を差し出すことなどできるでしょうか?
蕭定権は父である皇帝の言葉を無視して激しく盾突きます。
そして頭にかぶっていた皇太子の冠を自ら乱暴に脱ぎ捨てました。
蕭定権は朝堂を飛び出し、自分の宮殿である報本宮へ向かって無我夢中で走り出します!
地位も名誉もかなぐり捨てて彼女の元へ走る蕭定権に、胸が詰まります。
蕭定権が息を切らしながら報本宮へ駆け戻ると、信じられない光景が目に飛び込んできました。
内官の王翁が、陸文昔の体を太い麻縄でぎゅうぎゅうに縛り上げていたのです。
王翁は彼女を皇帝の前に突き出して裁きを受けさせる準備をしていました。
蕭定権は激しい剣幕で王翁を怒鳴りつけます。
目に涙をいっぱいにためた蕭定権は、床に座り込む陸文昔の前へと膝をつきました。
胸が張り裂けそうな痛みに耐えながら、陸文昔の顔をじっと見つめます。
蕭定権は震える手で彼女の縄を解こうとしました。
しかし陸文昔は冷たい視線を向け、体を頑なに背けます。
拒絶されても、蕭定権は文句も言わずにそっと縄を解いていきました。
陸文昔の表情には何の温もりもありません。
刑部に送られようが皇帝に処刑されようが、少しも動じていない様子でした。
蕭定権は乱れてしまった陸文昔の髪を、優しい手つきで梳かし始めます。
一本一本の毛筋を丁寧に整え、綺麗なお団子の形に結い上げました。
そして亡き母の形見である金のかんざしを、そっと彼女の髪に挿し込みます。
蕭定権はあふれ出す自分の想いを、何度も何度も言葉にして伝えました。
それでも陸文昔の瞳はピクリとも動きません。
父と兄を理不尽に殺された彼女の心は、もう完全に凍りついていたのです。
母の形見を挿してあげる手の優しさが切なすぎて、涙が出そうになります。
そこへ皇帝の命令を受けた李重夔が、大勢の兵を連れてやってきました。
皇帝直属の護衛兵である控鶴たちが、蕭定権を取り囲みます。
蕭定権は抵抗することもなく、控鶴の兵たちに両脇を抱えられて連行されていきました。
宮殿の外へ引きずり出される最後の瞬間まで、蕭定権は声を限りに叫び続けます。
「さっき私が言った言葉は、全部本当の気持ちなんだ!」
太子の悲痛な叫び声だけが、冷たい風の吹く宮殿にいつまでも響き渡っていました。
鶴唳華亭 53話の感想まとめ
何といっても、蕭定権が陸文昔の乱れた髪を整えて、お母さんの形見のかんざしを挿してあげる場面が一番刺さりました。
自分の立場も命すらも危ない状況なのに、あんなに優しく髪を結ってあげる姿が本当に切なかったです。
あのかんざし、蕭定権にとっては亡くなったお母さんを感じられる唯一の宝物ですよね。
それを躊躇なく陸文昔の髪に挿した時の蕭定権の瞳には、愛しさと申し訳なさが全部あふれていました。
でも、陸文昔の表情が少しも崩れなかったのが本当に見ていて辛かったです。
あんなに氷のような冷たい瞳で見つめ返されたら、蕭定権の心はズタズタになりますよね?
お父さんとお兄さんを目の前で理不尽に殺された陸文昔の絶望を思えば、許せないのは痛いほど分かります。
ずっと耐えて復讐の機会を狙ってきた彼女にとって、太子のどんな言葉も届かない壁になっていた気がします。
それにしても張陸正の卑怯さには、見ていて心底イライラしました!
陸英を陥れて殺したのは自分なのに、いざ証拠を突きつけられたら全部太子のせいにするなんて最低です。
大げさにひざまずいて泣きつく演技といい、得意げに令旨を掲げる顔といい、本当に腹が立ちます。
陸文昔の復讐の筋書き通りだったとはいえ、娘の夫でもある蕭定権をあっさり切り捨てる神経が信じられません。
自分の保身のためなら誰でも平気で犠牲にする姿には、本当にうんざりします!
何中丞が族譜を突きつけた時は胸がすく思いだったのに、結局蕭定権が罪をかぶる羽目になって悔しいです。
朝堂で蕭定権がようやく陸文昔の正体に気付く瞬間も、息が詰まるような苦しさがありました。
自分の私印を見た瞬間、過去の出来事が一つずつ頭の中でつながっていく場面は、見ていて本当に息が止まりそうでした。
馬政に詳しかったことや盧世瑜との深い関わりなど、思い当たる証拠はたくさん転がっていたんですよね。
どうしてこんなに近くにいたのに今まで気付いてあげられなかったのかという、蕭定権の後悔が痛いほど伝わってきました。
皇帝から誰が裏にいるのか言えと迫られても、陸文昔を守るために何も言わずに冠を脱ぎ捨てるなんて無茶すぎます!
太子の地位を投げ打ってまで走った先で、冷え切った彼女の拒絶を受ける蕭定権が本当に不憫でした。
最後に控鶴の兵たちに引きずられながら、蕭定権が「全部本心だ」と叫び続ける場面。
喉がちぎれそうなほど必死に叫ぶ蕭定権の声を聞きながら、最後まで一度も振り返らずに無表情を貫いた陸文昔の凍りついた横顔が本当に切なくて頭から離れません。
『鶴唳華亭』第10話で、趙貴妃は父の命と息子の名誉を守るためと叫び、懐から何を取り出して見せたか?
『鶴唳華亭』第13話で、射柳の決勝戦において、皇帝自らが放った矢は何を正確に貫いたか?
『鶴唳華亭』第17話で、盧府を抜け出した後に見張りの男たちに囲まれた陸文昔を鮮やかに救い出したのは誰か?
『鶴唳華亭』第20話で、蕭定権が陸英父子を処刑から救う奇策として、皇帝に願い出たことは何か?
『鶴唳華亭』第23話で、夫婦の契りを結ぶ結髪の儀式の際、指先の震えが止まらなかった陸文昔は何を床に落としてしまったか?
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