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クルミットです♪
今回ご紹介するのは中国で2019年12月28日から放送された『花様衛士(かいようえいし) ~ロイヤル・ミッション~』です。
『麗王別姫~花散る永遠の愛~』や『龍珠伝 ラストプリンセス』のアレン・レンと『宮廷の諍い女』に出演したタン・ソンユン主演の中国ドラマ。
今作品は中国SNSでも話題になった時代劇ドラマで俳優の人気ランキングでもアレン・レンとタン・ソンユンが並んで1位2位を取ったことでも話題になりました。
ここでは中国ドラマ『花様衛士 ~ロイヤル・ミッション~』のあらすじやネタバレ感想、見どころといった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきます。
どうぞお楽しみにしてくださいね♪
花様衛士 あらすじ
嘉靖37年、海賊が襲来する時代に兵部の沿海防衛地図が盗まれてしまい嘉靖帝は皇帝直属の機関である“錦衣衛”の指揮官である陸廷の子・陸繹に捜査を命じる。
捜査機関である”六扇門”所属の女性捜査官・袁今夏はとある火災現場を訪れ、屋敷の中で死んでいた主人が焼死ではなく火事の前に殺されていたことを見抜く。
しかし、そこに突然現れた陸繹は遺体は別人で屋敷の主人ではないと言って捜査を横取りしてしまい、怒った袁今夏は独自に捜査を続行することになる。
「花様衛士-各話あらすじ」はこちらから
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花様衛士-1話-2話-3話
今作品の見どころはクールでツンデレ要素のある陸繹とそんな陸繹を引っ掻き回しながらも段々と良い仲になっていく袁今夏の関係性です。
最初はお互い良い印象を持ってない出会いをしながら、段々と協力していく過程でお互いを認め合い恋愛に発展していく過程が胸キュンポイント。
そんな二人は事件を解決していく過程で大きな壁にぶち当たることになりますが、二人がどのようにその壁を攻略していくかが楽しみです。
花様衛士 評価・レビュー
中国ドラマ「花様衛士」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
↓ネタバレ防止のため感想は非表示にしてあります!↓
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このところ史実ベースのドラマがめっきり減って、架空王朝ものがほとんどになってきた中国時代劇の中で、なぜか明時代のドラマにいいものが多いな、と気付きました。ちょっと前だと「少林聞道」が明、最近だと「花様衛士 ~ロイヤル・ミッション~」「成化十四年 ~都に咲く秘密~」もそうです。明時代は「錦衣衛」や「東廠」など強権を持つ秘密警察組織があるためサスペンス要素が盛りやすく、倭寇や厳嵩&厳世蕃親子というわかりやすい悪役が存在し、なにより皇帝に暗君が多くて世の中が乱れる要素満載なのです。
その原点となる時代を描いたのがこの「大明皇妃」で、永楽帝の即位から天順帝の復辟までの50年余りを、孫若微というひとりの女性の一生に沿って語られています。
突然靖難の役で両親を奪われ、妹と生き別れ、刺客として教育を受ける中で朱瞻基と出会い、永楽帝暗殺のために宮中に潜入したのに永楽帝を助けてしまい、そのまま身分をごまかしているうちに入内する羽目になり、妹と再会したけど朱瞻基の寵愛のせいで逆恨みされ、夫が早死にしたけど子供が残念な子で、オイラトの捕虜になってしまったので残りの人生をその奪還に腐心した、という… こう並べてみると若微の人生は朱家に迷惑かけられどおしですね。平穏な生活を奪い、愛する人との関係を奪い、なのに永楽帝などはその死後も若微を疑い、ことあらば殺せと遺詔を残すのですから、若微の苦労は報われません。
それでも大迷惑な朱家の面々の方に、より魅力を感じて思い入れが残るというあたり、永楽帝をはじめとして朱家には何か特別な力があるのかも。あの、殺し合いながら最もその愛を求めるという屈折した朱家の家族関係は、なかなか難しいです。しかし朱家に生まれてしまったことで複雑に歪みながらも、家族として関わり合う姿に、どこか愛おしさを感じずにはいられない不思議さがあります。
永楽帝という強力な家長のもとで恐怖に支配されながらも、永楽帝の人間的な魅力と、それを思う家族が丁寧に描かれているからこそ、朱家のホームドラマとして成立しているように思われます。
胡善祥はかつて、子供が生まれたら、自分は靖難の遺児だと打ち明けて朱家に復讐するのだと計画していましたが、結局若微が胡善祥の死後、朱祁鎮に真相を告白していました。
靖難で蔓茵を助けられなかった負い目が姉妹関係を歪め、若微と朱祁鎮の母子関係にも決定的な楔を打つことに。靖難の役で壊された人生を、若微は最後の最後に船旅で取り戻せたのでしょうか。遅すぎたリスタートは、まるで姚広孝の最後の綱渡りのようで、向こう岸にわたり切れないことを納得して去っていったように思えます。
様々な人々を見送った感のある「大明皇妃」、歴史を彩った人々の生きざまに喝采を贈りたい、そんな気持ちで見終えることができました。
花様衛士 キャスト・登場人物
中国ドラマ『花様衛士』のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリストでご紹介します!。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。
陸繹役/アレン・レン
皇帝直属機関である”錦衣衛”の指揮使である陸廷の息子、クールで感情をあまり表に出さない性格。
皇帝からの命で追っていた事件で偶然、袁今夏と出会い二人で協力して事件を解決していく。
袁今夏役/タン・ソンユン
現代の警察に類似する捜査機関である“六扇門”に所属する捕快、男勝りな性格で剣の腕も普通の男よりは上。
陸繹とは別の観察眼で事件の証拠を見つけ、陸繹をフォローしていく。
厳世蕃役/ハン・ドン
父である厳嵩と共に朝廷を乗っ取ろうと画策している義眼の男、明の歴史上でも悪名高い奸臣で常に女達を侍らせている。
楊岳役/ルー・ホン
袁今夏と同じく“六扇門”に所属する捕快、上官曦に好意を持っているが上官曦は別の人物に片思いをしており、それを見守っている。
料理が得意で今夏に褒められるほど頭の回転も早いが少し小心者。
花様衛士 基本情報
放送局: 湖南衛視
原題 : 大明風華
中国放送開始日: 2019年12月17日
話数 : 全64話
原作 : 「六朝紀事」蓮静竹衣
脚色 : 安建、戴津、張挺
監督 : 張挺
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