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クルミットです♪
東庭王朝における覇権争いに巻き込まれ、様々な形で親や家を失った遺児たちが、「六子」を求める原家に集められ、訓練を受けるようになります。聖人・花斌の娘である花木槿と花錦繍を含む義兄妹「小五義」も生きる場を原家に求めることに。
しかし原家内部の跡取り争いは熾烈を極め、小五義の才能を求める人々の欲望の渦に否応なく巻き込まれていくことになります。序盤からかなりきつい展開が待ち受けているので、これで長丁場を戦い抜くことができるのか、すでに楽しみであり不安もいっぱいです♪
【双花伝(そうかでん)】(ネタバレあり)
第4話「万神窟の謎」
陳玉嬌は「六子」が命を落としかねない儀礼は危険だと原青江に進言するが、原青江は「六子」であれば危機を乗り越えるだろうと耳を貸さない。柳生言は連夫人の懐妊を知っていたが、夫人の意志で伏せる。小五義は碧瑩と木槿が同じで、あとは別々の組で儀礼に挑む。
連夫人はおめでたですか!原青江にとってはかなりの墓穴ですね…
非清と非煙は、儀礼で人材を得て自分たちの勢力拡大を目論む。非白が東西営の争いに興味を示さず、韓修竹は母・謝梅香を持ち出して説得する。儀礼は堡塁の中に入り時間内に戻らないと崩落するもので、木槿は錦繍に簪をお守りに渡す。
簪は2話で木槿が非白を助けた際にお礼に手渡したものですが、これで運命が変わる?
堡塁の中には様々な仕掛と死士が待ち構えており、隠された鍵を得るのが儀礼の使命。柳生言設計の堡塁に陳玉嬌は不安を訴えるが、原青江はそれを承知の上で決行する。見習い兵たちには様々な仕掛けが襲い掛かるが、禁じられた毒矢が使用されていた。非煙は万神窟へ向かう非白と韓修竹を足止めし、西営の人材総取りを企む。
堡塁の表も裏も策略だらけで、生き残ったとしても地獄かもしれませんね
非白は万神窟に向かう途中、馬車が壊れて立ち往生するが、替えの馬車がないことに非白は作為を感じ取る。各組は罠を抜け出すと、屈強で苦痛を感じない死士が鍼で操られていた。
万神窟に到着した非清は勝利を確信するが、そこに馬車を調達した非白がやってくる。木槿は鍼を抜いて正気に戻った死士と取引し、鍵の最後の欠片を手にする。堡塁が崩壊しそうになり、木槿は最後の扉を爆破して小五義と12名の見習い兵が脱出に成功する。
12名の中には、小五義にくっついて助かっただけのメンツがいるような気も…
死士たちは見習い兵の腕帯と引き換えに自由を約束されていたが、柳生言は死士の殺害を命じる。木槿がそれに異議を唱えたことで、非白は錦繍の髪の簪に気付く。木槿と小五義は柳生言に逆らって殺されそうになるが、原奉定が堡塁の不正を告発する…
なんだかこの儀礼の端々に原家の闇を感じます
第5話「六子の帥」
柳生言はあくまでも小五義を処分しようとするが、原奉定と初画が「小五義のおかげで儀礼を達成できた」と庇う。小五義の才能が別格だと知った非清は五人を欲する。非白は姉妹を得ようとするが、柳生言があくまでも木槿を処分しようとしたため、非白は木槿に「生きて罰を受けよ」と雑役房での苦役と杖刑を命じて救済する。
これで小五義の重要性が原家全体に知れ渡ってしまいましたね♪
原青江も過酷な罠に手を加えていたが、12人も生還したことに満足し、「六子の帥」が誰なのか儀礼の詳細を調査させる。そして栄宝堂(連夫人と柳生言)の処分を検討しようとした矢先、連夫人の懐妊が知らされる。非白は木槿に林卒延を遣わして治療させる。原青江は木槿が「六子の帥」だと気付き、雑役房に配属させて苦役を与えるよう命じる。
原青江って、実は相当残忍なのではないかという疑惑が…
連夫人は姉の連皇后からの手紙に「竇英華と第四皇子が結託して私腹を肥やしているのと戦っている」とあるのを見て、助けられない自分に涙し激高する。錦繍は連夫人の栄宝堂に配属になり、連夫人は錦繍との過去の因縁を思い出す。非煙のもとには碧瑩と香芹が配属になっていたが、非煙が碧瑩を気に入って髪結いを任せたため、香芹は嫉妬する。木槿は雑役房で先住の女奴婢たちに嫌がらせを受ける。
これまでは就活、ここから社会人本番といった感じですが、原家はブラック企業ですね
韓修竹は錦繍を呼び出し、髪の白玉の簪について問いただすが、錦繍は「母の家に伝わる物」だと答える。その話を横で聞いていた非白だが、容体が急変し、薬湯治療を受ける。その治療を施すのは死んだとされていた非白の双子の兄・司馬遽だった。ずっと暗宮の闇の中にいる兄を気遣い、非白と司馬遽は父が参内する三日間入れ替わることに。
ずっと暗闇で暮らしていると、ビタミンD不足で病気になりそうですよね~
錦繍は着替えていると外で覗く人影を感じ、曲者を捜索していたのを連夫人に見とがめられ、寒い中寝ずの番を命じられる。司馬遽は12年ぶりの屋外を心から堪能していたが、錦繍に話しかけられ、手作りの菓子をもらう。
あの曲者の指輪は柳言生… 司馬遽は3日間の間に太りそうですね♪
木槿は雑役房でしごかれ、先住奴婢たちにいじめられても意に介さず、作業の効率を上げる工夫を考えていた。宋明磊と于飛燕が手伝いに来て、錦繍と姚碧瑩は差し入れを届け、木槿は小五義の助けで苦行を乗り越える。
木槿は心に松岡修造が棲んでいますね。どんなに心が折れそうでも工夫しちゃうのね…
司馬遽は非白の部屋で歩き回っていると、謝素輝が帰ってきて大慌て。謝素輝は非白の命でこっそり雑役房に忍び込んで木槿の薬を補充しており、雑役房の様子を面白おかしく報告するが、司馬遽は何のことだかわからず、入れ替わりがバレないように四苦八苦する。
司馬遽は暗宮で育ったのに、非白よりは表情が生命力に満ちていますね
木槿は薬が増えていることを不審に思いながらも、夜中に自動肥桶洗い機を完成する。しかしその材料のため簾に穴を開けられた奴婢たちは激怒し、木槿を罰する。
黙って簾を使っちゃだめですよね♪切り取っている最中に目が覚めなかったのかな?
連夫人は、我が子が手にするべき西営を非清に奪われた恨みを募らせる。そこで柳生言は、非清を排除する計画を連夫人に持ち掛ける…
非清が奪ったわけではなく、自分たちがした行いの罰でしょうに…
第6話「忍び寄る罠
罰を食らった木槿だが、見張りが眠ったのを見計らって自動肥桶洗い機を完成させる。翌朝稼働する洗い機を見た奴婢たちは、自分たちが楽になると気付き木槿を受け入れる。
これはなかなか画期的!原家で製造販売したらいいのに♪
宋明磊が配属された西営に、非清と非煙が視察に訪れ、連家の近親である連教官は二人に媚びを売る。非清に贈られた名馬に非煙が試乗すると、鞍の仕掛けで暴れ暴走する。それを明磊が助け非煙は一目ぼれするが、明磊と碧瑩が親しいのを見て嫉妬する。鞍の細工が発見され、非煙は狙いが非清ではないかと疑う。
これが楊生言の非清排除の策略でしょうか?でも非清の反応も何か不審ですよね
明磊にある男が「若様」と話しかける。彼は明磊の叔母の手の者で、明磊の成長を見守ってきたのだという。彼は明磊に非煙を手なずけるよう指示を出すが、叔母のせいで碧瑩が巻き込まれたことに怒りを感じている明磊は、「興味がない」と突き放す。
「叔母」ということで明磊の正体が何となく見えてきましたが、碧瑩とはどういう関係?
雑役房では皆が木槿に感謝しており、上の階で眠るのが許された上、機械の製造にも協力的になっていた。木槿への意地悪も、原家の侮辱に対する仕返しだった。雑役房の女奴婢たちは原家の兵士の未亡人たちだったと知り、木槿は原家への侮辱を反省する。
みんないい人になっちゃった!雑役房が木槿によって快適な空間に変化しましたね!
司馬遽は錦繍の身の上話で双子だと聞いて、思わず自分と非白の境遇に重ねあわせる。錦繍が寝ずの護衛をさせられたと聞いて同情した司馬遽だが、入れ替わりがばれないように錦繍の接近をなんとか遠ざけようとする。
司馬遽と非白の幼い頃の回想を見ると、原青江の残酷さがじわじわと感じられます
約束の月一回の小五義の集まりに、明磊は各自の好物を持参する。さらに明磊は褒美が出たからと各自の無事を確認するための手製の令牌を配る。互いにいいことだけを報告し辛いことは伏せながらも、互いの存在が心の支えになっていた。
明磊はおそらくあの家の生き残りですね… 叔母の虐待から抜け出せてよかったです
錦繍は朝になって持ち場を離れたことで、連夫人から20回の杖刑を言い渡される。そこに太監が皇帝からの報奨を持って来て「鳳凰は帰心して紫気は東より来たる」と祝いを述べたため、かつて木槿が「錦繍は紫と朱雀の吉兆」と言った言葉を思い出し、罰を免じることに。
離れていても、錦繍は木槿のかけた暗示に守られているのですね
木槿は自動物干し装置を製造するが、それに器用に弾弓を使っているのを見た謝素輝は触発され、非白から弾弓を借りて練習する。司馬遽と入れ替わった非白が木槿の名を聞いて反応するのを、韓修竹は見逃さない。
木槿は雑役房をオートメーション化してしまうのでしょうか?
柳言生は連夫人に「花木槿と花錦繍は花斌の娘で、これを使わない手はない」と進言する。そこで錦繍を服従させるために柳言生は錦繍に宝物泥棒の濡れ衣を着せて襲い、酥筋軟骨散という薬で言いなりにする。その頃木槿は手に傷を負い、胸騒ぎを抱く…
この展開はあんまりです…
明磊に例の間者が近づき「次の試合には原青江も出場するので、復讐の機会を見逃さぬよう」と囁くが、明磊にはその気がない。すると間者は碧瑩にやらせると脅しをかける。
錦繍は柳言生を処罰できるのは連夫人だけだと考え、連夫人に報告に向かうが、連夫人と柳言生の会話で二人がグルだと気付き、木槿にここから逃げようと訴える。でも木槿や碧瑩の幸せそうな姿に、何も打ち明けることができない。
明磊と錦繍の抱える闇が大きすぎて、多分木槿に打ち明けてもどうにもならなさそう…
東庭宮中。連皇后は皇帝・軒忠に第三皇子・復徹の献身ぶりを語り、原青江もそれに同調してみせる。原青江は褒美として宝剣を下賜されるが、抜刀で謀反を問う罠には引っ掛からない。連皇后は原家の嫡男と復徹の長女・淑琪公主の縁談を持ち掛ける…
原家の嫡男というのは、この場合非清のことをさすのでしょうか?それとも非白?
4~6話の感想
原家での小五義の生活が始まりました。今回は恐怖の就活から社会人デビューといった感じでしょうか。その入社式で社長を罵倒するようなことをしてしまった木槿は、スーパー新入社員としてブラック企業・原家の働き方改革を一気に成し遂げました。やるなぁ木槿♪
木槿を陥れようとする敵がこの先登場するかもしれませんが、木槿ならきっとうまいこと乗り越えてしまうのではないかと思うほどの安定感。もし木槿が敗北する未来が訪れるとしても、彼女ならきっとそれを楽しんでイーブンまでもっていきそうです。
それに対して錦繍は…あんまりです。着替え中の錦繍の部屋を覗いていた人物がいましたが、あの指輪は柳生言のものでした。つまり彼は最初から錦繍を狙っていて、連夫人を誘導して丸め込み、欲望を正当化したということになります。頑張って生き残って色々前向きで、ほのかに好意を持つ存在が現れて、すべてがこれからなのにあんな男のせいで…
錦繍の心がこれからねじれてしまいそうで心配です。
錦繍については司馬遽の存在が大きなポイントとなっていきそうです。非白の亡くなったはずの双子の兄・司馬遽ですが、なぜ暗宮に?謝梅香はその生存を知らずに?など、謎しかありません。性格的に対照的というのでもない双子の演じ分けというのは大変そうですが、微妙に二人の違いを見る側が感じ取れるので、なかなかの演技力ですよね。
双子を引き裂いて一人を閉じ込めて育てるなど、原青江の残忍さがほのかに見えてきましたが、彼が天下を取ったらどうなってしまうのか、微妙にボンクラそうな皇帝が登場したことで覇権争いの行方が一層荒れそうな気配を感じます。
そしてその原青江への復讐のために明磊が潜入させられた、という事情が見えてきました。叔母というのはおそらく「あの人」ですよね。虐待という形で明磊に復讐を叩きこんで育てたようですが、やりすぎて明磊の復讐心をむしろ削いでしまったようです。そういえば「名前に明が入っている」のはヒントなのでしょうか?
ドロドロが沢山詰め込まれて、スッキリ終わる気が全然しません♪見る側の気持ちが結構試されるドラマのようなので、頑張って苦難を乗り越えていきましょうね!
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