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クルミットです♪
手配から逃れ、男女性別逆転偽装夫婦として君家寨で暮らし始めた木槿と月容ですが、それぞれ才能を活かし生きるすべを見つけます。紫園の女主人として君臨するようになった錦繍ですが、連夫人の帰還で女同士の争いに再び火が付きそうな雲行きに。
今回最も大きな動きがあるのは錦繍で、女同士のバトル慣れした連夫人に小娘では太刀打ちできないところを見せつけられることになります。そして非白がとうとう木槿のもとにたどり着くことになりますが、ねじれた三角関係は簡単にほどけないかもしれません…
【双花伝(そうかでん)】(ネタバレあり)
第28話「香袋の罠」
月容は非白に、自分と木槿の間には先月生まれた夕顔という子供がいると語り、自分が武術を使えないのは生生不離のせいだと言って非白を怒らせるが、翠花たちに助けられる。
木槿の産んだ子供だと言ってギリギリ通用する時期?微妙じゃないでしょうか?
非煙は錦繍に、連夫人に虐げられたもの同士で共感してみせ、「連夫人が知らない父の秘密」として食事にドクダミを入れることなどを話し、原青江が好む紅梅の香袋を錦繍に与える。錦繍は連夫人の横領を指摘し、原青江は連夫人の月棒管理の権限を取り上げる。
ドクダミをご飯に入れる?それは健康のためといっても、おいしいのでしょうか
夕顔に壊された簪を月容が投げ捨てたため、木槿は月容を殴って非難する。翠花は君樹涛に仲裁を持ち込み、困惑した君樹涛は木槿に祠堂で一晩跪く罰を与える。月容と木槿は酒を酌み交わし和解するが、酔った木槿は月容を非白と呼んで想いを吐露する。
君樹涛は知っていながら二人を見守ることにしたようですね。月容の片思いが切ない…
非雲は湿疹が出て苦しみ、医師は紅梅の粉が原因だという。原青江は錦繍が提げていた香袋が紅梅だと気付き謝梅香をしのんでいたが、非雲の異変の報告を受ける。その一方で、史慶陪の調査で連夫人の二重帳簿による大規模な横領が確認される。
錦繍は非煙にはめられたのでしょうか?連夫人はこれで失脚ということに?
明鳳卿は碧瑩の側仕えに入り込み、母だと名乗る。碧瑩は明鳳卿が未婚で産んだ明家の生き残りであり、明磊は碧瑩を実の妹だと思っていたと聞いて、明鳳卿を追い出す。孟栄が「大地の心」が地下の無憂城にあると突き止め、明鳳卿は樹母神にある入り口から入っていく。
母の親心のため、明磊への想いまで打ち砕かれてしまった碧瑩が哀れでなりません…
目覚めた木槿は、月容によって家に運ばれていた。月容は例の簪を修繕しており、木槿は月容にすまなく思い、初めて「月容」と名前で呼びかける…
月容は木槿の想いを見ないふりしてそれでいいのでしょうか。じきに非白が来ますよ~
第29話「疑惑の香り」
月容に家のことをしてもらってすまなく思っていた木槿は、新しい服を作る布を買ってくることに。そこで非白と再会し、二人で遠い土地に行ってやり直そうと提案されるが、木槿は「月容と幸せに暮らしている」と、生生不離の発作を理由に非白を拒絶する。
なぜそこで拒絶するのかな~素直になればいいのに!
原青江は非煙と非清の様子を史慶陪に見に行かせるが、明磊との夫婦仲もよく幸せに暮らしていることに安堵する。そして錦繍に庶母としての立場についてさりげなく探りを入れ、香袋を紅梅から替えるように命じ、子を欲しがる錦繍に次第に原青江は不安を感じる。
錦繍は寵愛に甘えてグイグイいきすぎですね。そろそろ原青江がキレそうな予感…
非煙は連夫人に、錦繍と共存するようたしなめる。連夫人は錦繍に和解を申し出て、原青江が愛しているのは謝梅香ひとりで、思い出の品はすべて保管されていることを明かす。そこで錦繍は遺品の部屋に入り、原青江の心に存在する謝梅香への想いを強く思い知る。
非煙は何を企んで錦繍と連夫人の間でごちゃごちゃやっているのでしょうか
王皇后は皇帝に原青江のことを批判し、倒さねばと進言する。そこで皇帝は原青江を国公に昇格させる。自室に戻った原青江は、謝梅香の形見がすべて置き換えられているのを見て激怒し、錦繍を雑役房の離れへ軟禁を命じる。非煙は錦繍を助けるつもりでしたことが裏目に出たことで、錦繍とは距離を置こうと思う。
えっ、非煙は錦繍を助けるつもりだったんですか?!形見は無事だったのかな…
蒙詔は月容があちこちに残していた目印を見つける。そして木槿を探し続けている非白もまた、その印が月容の側近へ残した合図だと気付き、兵を待たせて捜索に向かう。
明家のマークか、某うどんチェーンのロゴマークかと思いました♪
国公就任は原家の財政を逼迫させるが、明磊が屯田制(兵士による開墾)の採用を提案し、それでも原青江は明磊を心からは信用しない。連夫人は横領を許され再び紫園の家計管理を任されるが、原青江の寵愛が戻ることはなかった。屯田制の導入について説明を受けた皇帝は、隙のない策に内心苦々しく思う。
国公で困らせてやったつもりが、原家の妙案に倍返しされて皇帝側の完敗ですね~
月容は刺繍工房にもなじみ、翠花が月容の紫の瞳を見世物にして金をとっていたため、分け前で稼いで暮らしも安定してきた。そこにたどり着いた蒙詔から南国の状況を聞いた月容は、段光義に対抗する手段として、屯田によって密かに兵力の増強を考える。
月容は明磊に劣らない頭脳の持ち主なのを隠しているだけなのでしょうか?謎ですね
明鳳卿は無憂城で大量の宝石を発掘したため、無憂城を拠点に兵力の拡充を企む。そして碧配下として手なずけていた香芹を碧瑩の侍女として潜入させる。明磊は明鳳卿の動きを把握していたが、碧瑩が無事ならばそれでいいと見守ることに。
香芹はあれから明家に転んでいたのですね。そっちの方がらしくてピッタリですね!
木槿は「妻に暴力をふるう夫」として悪評が立ったため、教室の生徒たちから反発を食らう。そこで月容が協力して、鳥のモノマネで「鳥」の字を教えることに…
自習~自習~とか言いつつ、生徒さんたちはちゃんと教室には来てるのですよね♪
第30話「勝者と敗者」
木槿は生徒たちと和解するため、嫌々ながらも文字の形をモノマネしてみせて、生徒たちの学習意欲も上がる。月容が見世物になっていると知って木槿は怒るが、月容に開き直られてしまう。そんな中、非白が印をたどって君家寨に到着する。
瞳が見世物になったらどうなるか、木槿の頭脳なら結果を予想できそうなのに
皇帝の顔色を伺う原青江に、非清はなぜ挙兵しないのかと尋ねるが、明磊は「今は力を養うべき」と説き、皇帝の疑念を原家からそらすため立太子の提案を進言する。その聡明さに原青江は明磊を軍師に任命する。
明磊の出世が非清の得点になっているわけではないのに、非清は単純ですよね~
連夫人は残飯以下の食事を無理やり錦繍に食べさせようとしてたが、それを明磊が阻止して助ける。明磊は、原家にしがみつくお互いを同類と自嘲し、自然に任せてはと助言するが、錦繍は「自分の力でここから這い上がる」と耳を貸さない。
木槿は同じ離れでも工夫して暮らしを楽しんでいたのに、と思わずにはいられません
非白は木槿たちの家を突き止めるが、家族でなごやかに暮らしている様子を陰から見て衝撃を受ける。月容は非白が覗いていることに気付き、木槿に「今が自由気まま」だと語らせる。月容は非白に「幸せを邪魔するな」と釘をさすが、非白は麓で木槿を見守ることに。
非白もここまで追ってきて、簡単には諦めきれないですよね~
軍師に昇進したのに浮かない顔の明磊を見て、非煙は錦繍の件のとりなしを申し出るが、断られる。司馬遽は錦繍を密かに見守るが、手を差し伸べることができない。錦繍を見かねた陳玉嬌が差し入れを持っていくと、錦繍は「連夫人と非煙に陥れられた」と訴える。
司馬遽のことをちょっと忘れていました♪司馬遽も原奉定も行動力が足りない!
翠花はことあるごとに月容に張り合うが、それは結婚相手のいないことへの焦りだった。そこで二苟は愛の告白の手紙を手渡すが、翠花は怒ってしまう。一方、緑水と胡勇は村々を略奪して回っていたが、「紫の瞳を見世物にしている女」の噂を聞く。
二苟はあんなに難しい漢字も書いたのに~!思いはちゃんと伝わったのでしょうか?
原青江は西庭皇帝に、国家の安定のため皇太子の選出を進言し、明磊の助言通り皇帝の本命の本緒を推薦するが、それは王皇后の子・本復との間に争いを引き起こす意図だった。本復側はいち早く重臣を囲い込み、後ろ盾を失った本緒は残る一人の「頼れる人物」に賭ける。
竇家が王家になっただけで、朝廷の争いは永遠不変ですね
青媚は密かに原青江に密書を届けようとするが、非白が気付き、青媚の監禁を命じる。非白は無実の木槿を害するすべての者から守るため、東営の指揮官の職を辞する覚悟だった。
ていうか、今紫園に帰っても非白の居場所はすでにないような…
陳玉嬌の告げ口がなかったことで調子づいた連夫人は、錦繍をさらにいたぶり、見かねた司馬遽が手を出そうとするが、それを韓修竹が引き留める。
そんな中、本諸が深夜に原青江を訪ねる…
韓修竹はどうしているのかと思っていました。非白は彼にも見放されているのかな?
28~30話の感想
非白がようやく木槿を探し出しましたが、あれじゃまるで非白が邪魔者のようでかわいそうです。これまで非白を支え期待していた人たちが、非白の行動に呆れて見切ってしまった状況で、木槿だけが非白の頼みの綱なのに。木槿はずば抜けた頭脳の持ち主のはずなのに、自分が南国に行くということの意味に気付いていないのでしょうか。南国に行ったら返してもらえなくなり、月容の妃になることはほぼ既定路線だと思うのですが…
しかし木槿と錦繍の父・花斌は、各自の個性を伸ばすために、木槿には頭脳方面、錦繍には武術面を特化させて育てたわけですが、これは二人が共にいて助け合ってこそうまくいく構図で、今の木槿と錦繍はあまりに能力パラメータのバランスが悪すぎますよね。連夫人のような悪巧みに特化した存在に錦繍があっけなく陥れられるのもやむなしという感じです。もし木槿がそばにいたら、謝梅香の部屋にだけは手を出してはいけない、と助言したでしょうに。錦繍の愚かさにはむしろ呆れてしまいます。やはり木槿あっての錦繍、錦繍あっての木槿なのでしょうか。
これから金谷真人が復活して、木槿が帥として小五義+1を統率して国を安寧に導く時が果たして来るのか、その時の「国」の体制は一体誰がトップなのか、現状ごちゃごちゃしすぎていて先が全く見えません。
そして、碧瑩と明鳳卿の母子関係が明かされましたが、それはなんとなく明鳳卿が碧瑩に関しては優しそうな表情を見せていたので、想像の範囲内でした。ただ、碧瑩と明磊は実の兄妹、というのが頭にあったので、「ということは、父親は?」と考えて、瞬間かなりドン引きしてしまいました。直後、明鳳卿が「実の兄妹ではない」と言い出したので少し安堵しましたが、父親が誰かまだ明言されていないので、安心するのはまだ早いですよね♪
毎回「この話の落としどころはどこに用意されているのだろう」と思って見ているのですが、なんの、まだこれで半分、ようやく折り返し地点ですよ!まだまだこれからがヤマ場なのだと思って、覚悟してかかっていきましょう♪
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