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「恋華-れんか-」第30話では、魔界に降り立った魏枝(ぎし)が、入魔して記憶を失った炎越(えんえつ)と再会するものの、かつての絆はすっかり失われていました。さらに、炎越にはアヤという“自分と同じ顔を持つ魔后”がそばにいて、切ない三角関係のような雰囲気が漂います。それでは第30話を一緒に見ていきましょう!
恋華-れんか- 第30話のあらすじ
魏枝は容姿を変え凡人女子の姿をとり、魔界へ足を踏み入れます。しかし混沌とした魔界ではあちこちから危険が及び、そんな彼女を救ったのは、なんと魏枝とそっくりな容貌を持つ魔后・阿崖(あが)でした。阿崖の優しい振る舞いに胸を撫でおろす魏枝ですが、さらに驚かされたのが“魔君”として振る舞う炎越の姿を知ったこと。彼は過去の記憶をいっさい失い、妻となった阿崖と桃源村に似た場所で平穏に暮らしているのです。
かつて心を通わせた炎越が、まるで別人のように暮らしている現実を前に、魏枝の胸中はいかほどの切なさでしょうか。
魔君となった炎越は、自分の“痛み”が定期的に胸を襲うことを除けば、阿崖と子どもの“小魔(しょうま)”とともに穏やかな日々を送っていました。そんな炎越を間近で目にした魏枝は言葉を失うばかり。自らの正体を明かさないまま、阿崖の計らいで一緒に暮らしながらも、どうにか炎越の記憶を取り戻そうと試みます。折しも周囲では“招親酒宴”が開かれ、炎越と阿崖の仲睦まじい姿を見せつけられる魏枝は苦しみに揺れ動きます。
目の前で愛し合う姿を見せつけられるなんて、魏枝の視点では辛い場面ですよね。
一方、妖界の意児(いじ)は慕南(ぼなん)を失った苦しみを癒せず、瀛洲(えいしゅう)で農作業に没頭しながら悲しみを紛らわせようとしています。大桃はそんな意児を心配しつつも自分の想いを言い出せずにいる様子。そして天界では炎洛(えんらく)が天帝代理として責務を背負い、兄・炎越の行方を知りつつも黙認しており、青涣(せいかん)との間で複雑な思いが交錯します。
魔君としての威厳を保つ炎越は、魏枝の教える仙法に不信感を抱きますが、そんなとき一瞬だけ零れる記憶の欠片に胸が痛みます。しかし炎越に寄り添う阿崖が現れると、痛みは鎮まってしまうようで、彼の心は再び閉ざされてしまうのです。魏枝はそんな炎越の姿を見守りながら“小魔”に術法を教えつつ、ほんの少しずつ自分の力を取り戻していきますが、炎越が心を開く気配はありません。やがて阿崖が炎越の痛みを心配する姿を見て、魏枝も彼女の善良さに触れ、複雑な心境を抱えながらも魔界での日々を過ごすことにします。
恋華-れんか- 第30話の感想まとめ
記憶を失った炎越が“魔君”となり、そっくりな顔の阿崖を妻に迎えて平穏に暮らしているという展開は、魏枝にとってあまりにも切ない運命を突きつけられたと感じます。
何度も試みても炎越の記憶は戻らず、逆に阿崖との仲睦まじい姿がますます魏枝を苦しめる…。彼女の気丈さに胸が痛みますね。
とはいえ、阿崖もまた無邪気で優しい存在であり、炎越を案じる様子に悪意や嫉妬は感じられません。敵になりきれない二人の奇妙な同居状態がどう変化していくのか期待が高まりますし、炎越の痛みの理由や記憶の断片など“伏線”が散りばめられた印象です。意児や大桃、そして天界の動きとあわせ、再び三界を巻き込む大きなうねりが起きそうな気配がします。次回は小魔や阿崖との関係も含め、物語がどのように動いていくのか要注目です!
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