惜花芷 第15話あらすじと感想|花家ついに開店!忙しさと喜び、そして静かな寄り添いの夜

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第14話では“知己”という言葉に心を痛めた花芷。
そして第15話では、彼女がその痛みを力に変えて前へ進みます。
花家がついに店を開き、家族の笑顔とともに商いの道を歩み始める一方、顧晏惜との関係もまた、静かに深まっていく――そんな希望と切なさの入り混じる回でした。

それでは第15話を一緒に見ていきましょう!

惜花芷 第15話のあらすじ

街角。芍薬は抱夏から「沈焕たちが花芷をいじめる」と聞き、怒って彼の腕に針を連打。沈焕は情けない悲鳴を上げて逃げていきます。
一方その頃、迎春が三軒の店の家賃交渉をすべて最安値でまとめてきたとの報告。
花芷は即断、「三軒とも借りて打ち抜きにして一つの店に!」――こうして花家の商いが本格的に始まります。

思い切りの良さと判断の速さ、これぞ掌家の器。花芷の決断はいつも迷いがない。

花家の新しい日々が回り始めました。
顧晏惜と花芷は変わらず馬の訓練を続け、
抱夏と念秋は文字の練習に励み、
拂冬は新作点心の研究に夢中。
日々が忙しく、でもどこか穏やか。

ただ、顧晏惜の胸中には複雑な思いがありました。
“花家と太后の密信”の調査を任されているものの、花芷を裏切ってしまった負い目がある彼は、
「もう彼女を傷つけたくない」と、捜査の手をゆるめます。

そしてついに迎えた花家の店開き。
通りは大賑わい、提携している各商家の掌櫃も祝いに駆けつけ、
人の波が絶えません。
丫鬟たちは役割分担をこなし、活気に満ちた開店日。
そんな中、夏金娥が「算盤の遅さが商機を逃す」と口を出し、
自慢の古い算盤を持ち出して花芷を助けます。
花芷は笑顔で念秋に「三嫂に学びなさい」と命じました。

衝突しても、互いの長所を認め合う花家の女性たち。商売ってチームだなぁと感じます。

そこへ一人の青年――鄭知が登場。
書箱を背負ったまま空腹で倒れた彼を花芷と芍薬が介抱します。
芍薬は針で治療、花芷は食事を運び、彼の才気を知って「うちで先生をしませんか」と誘います。
一度は断ったものの、「花家の花芷」と聞くや一変、即座に礼をして承諾。
新しい風がまた一つ、花家に吹き込みました。

一方、街に遊びに出ていた芍薬は偶然沈焕に遭遇。
彼が買った点心に針薬を仕込み、さらに馬を放して逃走!
あの芍薬らしいおてんばぶりに笑ってしまいました。

そんな頃、花芷は顧晏惜と馬を駆り林の中へ。
初夏の光が木々に差し込む中、馬を止めて川辺で休憩。
花芷は「あなたのことが知りたい」と尋ねますが、
顧晏惜は母の話だけをして核心は伏せます。
それでも花芷は、「聞かないでおくことも信じるうち」と微笑むのでした。

信頼とは、すべてを知ることじゃなく“知らなくても一緒にいられること”。二人の間の空気が柔らかくて心地いい。

その夜、顧晏惜は鐘叔に近づき、「花屹正の童仆」について探ろうとします。
警戒した鐘叔は口を閉ざし、翌日花芷に忠告。
しかし花芷は「私は彼を信じています」と穏やかに返します。

同じ頃、花家の学堂では新任先生の鄭知が生徒たちに喝を入れます。
「私も学びの道は険しかった。だから君たちは幸せ者だ」
その言葉に柏林が心を打たれ、
大事にしていた蛐蛐(こおろぎ)を放して気持ちを切り替えます。
兄弟の変化に二夫人も涙ぐみ、
少しずつ“学び”が家を変えていく様子が描かれました。

ですが、外では子どもたちが元同級生から罵られ、
口論が殴り合いに発展。花芷はその知らせを受け、胸を痛めます。

商売のほうは順調でも波風が立ち始めます。
「女が店を仕切るなど恥」と世間の声。
二夫人は「掌柜(店長)を雇って表に立たずに」と提案しますが、
花芷は静かに微笑み、答えを濁しました。
花灵は「かつて京城の才女だったのに今は笑い者」と鬱憤を募らせ、
念秋の帳簿ミスに夏金娥が怒って手を上げてしまう。
腫れた手を見て、花芷は何も言わず部屋を出ていきます。

家族が増えると、喜びの数だけ摩擦も増える。だけど、立ち止まらないのが花芷の強さ。

夏金娥は困り果て、自分の実家筋にいる夏明を呼ぶ計画を思いつきます。
一方、疲れた花芷が夜の訓練場に足を運ぶと、
帰ってきた顧晏惜が気づき、黙って隣に腰を下ろします。
二人で星を眺めながら無言の時間。
花芷はそっと顧晏惜の肩にもたれかかり、顧晏惜はためらいながらも肩に手を添えました。

“何も言わない優しさ”が、いちばん沁みた。恋じゃなくても、心が寄り添ってる。

惜花芷 第15話の感想まとめ

第15話は、花家の再建が商いの成功として形になった希望の回でした。
開店の熱気、店内を動き回る女性たち、道端の子どもたちの笑顔。
“生きるための商売”が、“誇りの仕事”に変わる瞬間が描かれていました。

花芷の凄さは「女のくせに」と言われても笑って前を向くこと。静かな革命家のようです。

顧晏惜との関係も少しずつ変化。
言葉より行動で寄り添う彼の優しさに、花芷もようやく心を預けはじめました。
そして念秋や芍薬、柏林たち――それぞれの小さな成長が、花家という大きな船を少しずつ前へ押しています。

次回、第16話では新たな人材・夏明の登場とともに、
花家の商いがさらに拡大していく一方で、
顧晏惜の密命が再び花芷の運命を揺るがす予感です。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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