惜花芷 第16話あらすじと感想|花芷、真実を知る――顧晏惜の正体と信頼の夜

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第15話では花家の商いが軌道に乗り、ようやく“日常の穏やかさ”が戻りました。
しかし第16話は、その静けさを破る真実が明らかに。
ついに――花芷は顧晏惜の正体を知ります。
それでも二人は互いを信じる道を選ぶ、緊張と絆が入り混じる回でした。

それでは第16話を一緒に見ていきましょう!

惜花芷 第16話のあらすじ

夏金娥は実家筋の夏明を呼び戻し、花家の帳簿管理を手伝わせることに。
「他の人には内密に」と釘を刺し、余計な波紋を避けます。

一方、花芷は花灵を説得して女先生として学堂を任せることに。
その贈り物に、以前喧嘩で燃やされかけた早春渓行図を修復して渡します。
驚きと感謝のあまり、花灵の目に涙――花芷の誠意に、ようやく心を開きました。

怒りよりも“敬意で動かす”。花芷の人心掌握の妙が光る場面でした。

花芷は「商いだけでは家を守れない」と、学堂に百業課を新設。
読書だけでなく、手に職を――という新しい教育方針に一同唖然。
「最初の講師は顧晏惜。北地の話をしてもらいます」と花芷が宣言します。

北地はまさに花家男丁たちの流刑地。
その名を聞くだけで場の空気が沈みましたが、
顧晏惜は明るく「北地は寒いが、空は広い。人は強くなる土地だ」と語り、
皆の重い心を少しずつ軽くしていきます。

“恐れの対象”を“希望の場所”に変える言葉。彼の優しさがこの家を包んでいました。

さらに顧晏惜は「体も心も鍛えよ」と、
子どもたちに朝の城外ランニングを課します。
花家の若者たちが顔を上げて走る姿に、花芷は笑顔で拍手。
「学ぶとは、胸を張ることから」と語るその姿は、まるで新しい時代の風。

そんな折、花家次女・花娴が息子の随安を連れて一時帰宅。
しかし母林婉に会わず、用事を済ませてそそくさと去ります。
複雑な家のしがらいが垣間見える一幕でした。

その頃、初授業の花灵は緊張のあまり言葉が固く、
子どもたちは泣き出してしまいます。
外から鄭知がさりげなく声をかけ場を立て直し、
花灵は感謝して彼に“授業術”を学ぶことに。

学ぶ側から“教える側”へ。花灵の再出発が静かに始まりました。

一方、店番をしていた芍薬は、沈焕の悪友たちに騙され、
「沈焕が薬で顔が腫れ、死にかけている」と聞き大慌て。
ついて行った先で危うく暴行されそうになるところを、
沈焕本人が駆けつけ救出。
芍薬の口からポロリと「薬を盛ったのは自分」と漏れ、沈焕は複雑な面持ちで去ります。

その話を聞いた顧晏惜は激怒。
「沈家の者を罰しろ」と陳情に命じ、自ら沈焕のもとへ。
そして陳情が告げた新情報――
「太后の侍女・韋嬷嬷が、善化寺へ香油を納めに出た」との報告に
顧晏惜はすぐ動き、「信書を押収せよ」と指示します。

林婉のもとに戻った箱の中は空。
彼女は花芷を呼び、過去の信の写しを取るよう命じます。

その夜、花芷は不審を抱き、訓練場へ。
扉越しに陳情が顧晏惜へ報告しているのを耳にします。
中へ入ると、顧晏惜が無言で扉を閉め――
突如、腕で花芷の首を押さえ、壁際に追い詰めます。

花芷は一歩も引かず、袖箭を顧晏惜の胸に向けました。
その一瞬の隙に顧晏惜が視線を下げると、
彼女はすでに彼の短刀を抜き、首に当てていたのです。

静かだけど息をのむ対峙。二人の信頼と疑念がせめぎ合う時間でした。

顧晏惜はため息をつき、すべてを打ち明けます。
「私は七宿司の者。太后と花家の往来を調べに来た」
花芷は一瞬だけ沈黙し、やがて箱から信を取り出し手渡しました。

そこに書かれていたのは――権謀とは無縁の友情の手紙。
詩や季節の話、日々の思い出。
顧晏惜は目を細め、「これがすべてか」と確認すると、
「花家の清白を証すために持ち帰る」と言いました。
花芷は徹夜で信をすべて写し取り、翌朝、彼に託します。

疑いの中でも“信じる”と決める花芷、その凛とした背中がまぶしい。

翌日、顧晏惜は宮中へ戻り、顧成焘に信を提出。
中身を読み、「太后は花家と情に溺れている」と皮肉を漏らす皇帝。
顧晏惜は静かに答えます――
「花家を調べたのは密信だけではなく、十年前の大火の真実を探すためでもあります」と。

惜花芷 第16話の感想まとめ

第16話は、信頼の再確認回でした。
顧晏惜の正体を知っても、花芷は怯まず、責めず。
彼が何者であっても「信じたい」と思うその強さに、心を打たれました。

愛より深い“理解”って、たぶんこういうことなんだと思う。

顧晏惜もまた、密命と良心の間で苦しみながら、
花芷だけは守ろうとする姿が痛々しくも尊い。
二人の関係はもはや言葉ではなく“覚悟の共有”ですね。

そして花芷の百業課!
学ぶことを特権から“生きる術”へ変える発想に拍手。
家の中に職の誇りを生み出す花芷の改革は、
このドラマがただの恋愛物ではなく“生き方の物語”である証。

次回、第17話では顧晏惜が探す“大火の真相”がついに動き出します。
花家と王府――十年前の炎で繋がった二つの運命が、
再び交わる時が来そうです。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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