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クルミットです♪
ついに五丈原の決戦に終止符が打たれました。宿敵ショカツリョウの亡骸を前に、シバイが浮かべたあの複雑な表情。長年、戦場という舞台で魂を削り合ってきた二人の関係が終わりを迎えたその瞬間、シバイを待ち受けていたのは、皇帝ソウエイによる血塗られた粛清の影でした。「狡兎死して走狗烹らる」という言葉通り、用済みとみなされれば容赦なく切り捨てられる過酷な現実。愛する家族を人質として差し出すという、シバイの苦渋の決断と崩壊へ向かう魏の朝廷の空気を、それでは65話を一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 65話のあらすじ
シバイは蜀軍を追撃していましたが、急に軍を止めるよう命じます。これはショカツリョウが仕掛けた疑兵の計であり、「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」という状況でした。シバイは自らこの歴史的な出来事を自嘲します。
プライドが根こそぎ持っていかれたような、あの乾いた笑い。シバイがあんな顔をするなんて、こっちまで胃が痛くなりました。
シバイは、長年の宿敵であったショカツリョウがこの世を去ったことを察していました。魏軍が五丈原の蜀軍大営に到着すると、そこには人影もなく、枯れ葉だけが舞う静寂が広がっています。シバイはショカツリョウが生前座っていた椅子に座り、最期まで整然としていたその様子に言葉を失います。天下の奇才に対して水を酒に見立てて弔うシバイの姿は、敵味方を超えた重みがありました。
誰もいない椅子にシバイが座る姿、静かすぎて逆に心臓がうるさかったです。二人の戦いが終わったんだという事実が、重くのしかかってきました。
安堵も束の間、シバイは自身が「狡兎死して走狗烹らる」の境地に立たされたことを理解します。突如吹き荒れた強風により、地面からは巨大な石の碁盤が現れました。その晩、戦勝ムードに包まれる魏軍陣営に、都からソウソウがやってきます。ソウソウの複雑な表情、そして皇帝ソウエイの側近であるヘキジャの登場により、事態は急変します。褒美と称して突きつけられたのは、一族皆殺しの危険を孕んだ罠でした。
ヘキジャのあの薄ら笑い、本当に心底嫌な奴!褒美をもらいにきたはずが、気がつけば首元に刃物を突きつけられているような緊張感でした。
シバイは即座に罠だと見抜き、虎符を返上して長安で隠居すること、さらに妻と長男のシバシを洛陽に人質として送ることを申し出ます。愛する家族を離ればなれにする決断、シバイの表情から滲み出る痛みが痛いほど伝わってきました。
家族を守るために、家族を差し出す。シバイの瞳から光が消えていくのが見えて、見ていて本当に苦しかったです。
シバイはチョウシュンカを説得し、シバシには郭太后を守るよう命じます。次男のシバショウは手元に置くことにしました。都に戻ったヘキジャから虎符を受け取ったソウエイは、それでもシバイへの疑いを捨てきれません。長安の郊外で釣りをするシバイ父子ですが、シバイは次男シバショウの野心を鋭く見抜いています。その頃、関中では飢饉が発生しているにもかかわらず、ソウエイは豪華な宮殿建設に執着していました。シクのチンンクンは心を痛め、郭太后に助けを求めます。
国が飢えて悲鳴を上げているのに宮殿建設なんて、ソウエイの狂い方がもう常軌を逸していて寒気がします。
シバイは自ら節約し、飢饉で苦しむ民のために食料を運びますが、ソウエイの奢侈な振る舞いにシバショウは激しい怒りを見せます。以前なら叱責したであろうシバイも、今回は息子の抱怨を止めませんでした。一方、洛陽では郭太后がソウエイの放蕩を諫めますが、ソウエイは逆上して彼女を追い出します。放蕩の果てに幼い娘のショウコウシュが亡くなる悲劇が起き、ソウエイは狂乱して臣下を殺害しようとします。
娘の死をきっかけに、ソウエイの中で何かが完全に壊れてしまいましたね。もうブレーキなんてどこにもないんだと確信しました。
シバイの静かな決断と、崩れ去る魏の均衡
この回で何よりもきつかったのは、シバイが家族を洛陽へ人質として送る決断をした場面でした。戦場ではあれほど強く、敵を追い詰めてきたシバイが、朝廷という別の戦場では愛する者を守るために自分自身を差し出すしかなかった。ショカツリョウという巨大な光が消えた後、魏の朝廷に残された暗闇があまりに深くて、シバイの背中が今までよりもずっと小さく見えました。
特に切なかったのは、シバショウの荒ぶる感情と、それを見守るしかないシバイの姿です。かつて自分が抑圧されてきた環境に、今度は息子が怒りを覚えている。親子で同じ苦しみを共有しているのに、それがさらなる悲劇の種になるような嫌な予感しかしません。
ソウエイの精神状態ももはや限界を超えており、誰がいつ殺されるかわからない緊迫した空気の中で、シバイがこの危うい状況をどう生き抜いていくのか。ショカツリョウとの戦いが終わった今、シバイにとって最大の敵は身近な皇帝そのもの。ここからの権力闘争、息を呑んで見届けることになりそうです。
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