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クルミットです♪
皇帝ソウエイが病に倒れたことで、洛陽の宮廷は欲望と悪意が渦巻く地獄絵図へと一変しました。大将軍という名の権力を手中に収めようと、寝所にまで土足で踏み込むリュウホウやソンシ、そして自身の保身に必死なソウウ。瀕死の皇帝を前にして、誰もが自分の利益しか考えていない光景に背筋が凍ります。一方で、遠く離れた温県では、シバイがかつての知人たちと穏やかな再会を果たしていました。あまりにも対照的な「死にゆく者の修羅場」と「凱旋前の静寂」。この緊迫した状況を、一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 68話のあらすじ
皇帝ソウエイが突然意識を失い、倒れました。数日間も朝廷に姿を現せないほどの重篤な状態に、宮廷内はパニックに包まれます。そんな中、遼東での戦いに勝利して凱旋を目前に控えるシバイの圧倒的な兵力に対し、朝廷内では警戒感が一気に高まりました。この大混乱に乗じ、燕王ソウウの一派が次期皇帝の座を虎視眈々と狙い始めます。
皇帝が倒れたという報告だけで、宮廷の空気が一瞬で凍りつきました。シバイがいないタイミングで、みんな一斉に牙を剥いてくるの、本当に怖すぎます。
病床のソウエイは、内官のヘキジャを使い、ソウウを呼び寄せました。宗室から幼い太子を選出し、その補佐としてソウウに大将軍の位を授け、他の将軍たちと協力して政務を支えるよう命じます。これは明らかに、強大な力を持つシバイを排除するための布石でした。ソウウは喜び勇んでシバイを朝廷から排除する企みを口にしますが、ソウエイにはもはや彼を諌める気力も残されていませんでした。
死の間際になっても、まだシバイへの警戒を優先するなんて。ソウエイの執念の深さに、ただただ圧倒されます。
ソウウの受封を知ったリュウホウとソンシは、自分たちの立場が危うくなることを悟り、武衛将軍ソウソウのもとへ駆け込みます。最初は躊躇していたソウソウも、自身の将来を守るために決断しました。リュウホウとソンシはソウソウを連れて寝所へ押し入り、ソウウが病床で不敬を働いていたと告げ口し、ソウソウを大将軍に推挙します。ソウエイは、シバイを都へ呼び戻し、ソウソウを補佐させる方針へと傾きました。
この事態を察知したソウウが再び寝所へ駆け込み、必死の説得で方針を覆させます。追い詰められたソウソウ側は、もはや手段を選びません。意識が混濁し、正常な判断が困難なソウエイの寝所へ強行突破し、ヘキジャを押し除けてソウエイの手を強引に動かしました。こうして書かれた聖旨が太極殿で読み上げられ、ソウウ一派は職を解かれ、宮廷での無礼を咎められることとなりました。
筆を握らされて無理やり聖旨を書かされるシーン、背筋が凍る思いでした。皇帝の尊厳も何もあったものじゃない、あそこまでやるなんて言葉も出ません。
一方、温県で凱旋の途上にあったシバイは、かつての知人たちとの再会に感慨深げな表情を見せています。都に戻ったソウエイの病はさらに悪化しました。意識の混濁したソウエイは錯乱し、皇后をカクショウと見間違えて剣を振り回し、襲いかかろうとする姿を見せます。ヘキジャが命がけで諌めると、主従二人はただその場で泣き崩れるしかありませんでした。
剣を振り回すソウエイの姿が痛々しすぎて、見ていられませんでした。孤独と病魔に侵され、愛する人も誰かもわからなくなっている姿には、思わず涙が出てしまいます。
権力という名の泥沼に沈む人間たち
今回のエピソードで一番強烈に残っているのは、やはりリュウホウとソンシがソウエイの手を強引に動かして聖旨を書かせる場面です。あそこで彼らが見せた執念には、もはや「国」を案じる心など微塵も感じられません。ただの生存競争であり、醜い足の引っ張り合いそのものでした。一人の人間として、そして皇帝として、権力闘争の道具のようにボロボロにされていくソウエイの姿は、あまりにも悲惨で見ていて息苦しくなります。
それに引き換え、ソウウの浅はかさには溜息が出るばかりです。「自分の保身しか考えていない」という意味では他の勢力と変わりませんが、ソウウはあまりにも無防備で隙だらけでした。裏工作の場数や、何が何でも手に入れるという執着心の強さという点で、リュウホウやソンシたちに一歩も二歩も及んでいません。
シバイが不在の間に、都では異常なまでのドロドロ劇が繰り広げられました。帰還したシバイがこの偽りの聖旨の真実を突き止めたとき、一体何を語るのでしょうか。また、孤独と狂気に呑み込まれ、かつての幻影に追われ続けるソウエイの姿を目の当たりにしたとき、シバイの心に何が去来するのか。力ずくで書き換えられた聖旨が、これからの曹魏の行く末をどう変えていくのか。ただその先の展開が恐ろしく、目が離せません。
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